西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんの人気ツイート(古い順)

276
雑。1930年代ともなると、ハロウィンパーティー専用の小道具が多数売り出され、テーブルセッティングも(お金を出せば)楽になっていきます。魔女と黒猫柄のテーブルクロスまで登場。なんかすごいです。
277
ハロウィンパーティー。安く済ませたい人はジャコランタン一個をどんとテーブル中央に。それも面倒な人は玄関先に置いて、若干の飲み物とおつまみでポーチ・パーティーを開いたそうです。そちらのほうが楽しそうです。
278
雑。19世紀末にハロウィン・パーティーの変種として黒猫パーティーなるものが出現。参加者全員が黒猫のコスプレをする、あるいはなんらかの形で黒猫を身に着けるのがドレスコード。もちろんみんな猫言葉をしゃべり、にゃごにゃご歓談するのであります。
279
猫英語の話し方。per はすべて purr にする。me 等の音はすべて meow にするのです。エクスキューズ・ミャウ? おっさんがやると不気味ですが、まあパーティーということで。
280
「集会は6人まで」ルールのもと、マスク着用かつソーシャルディスタンスをとって開かれたフリーメイソンリー集会の模様。前列左のメンバーがリモコンでシャッター操作中。こちらのロッジは1788年に開かれたとのこと。 twitter.com/ShropshireMaso…
281
雑。1次大戦後の雑誌広告に見るハロウィンや魔女のイメージ。およそ恐怖の対象とはなっていないようです。悪役としては賞味期限が切れた感じなのであります。もちろん農村部ではカニングフォークたちが現役で活動しているわけで、実態と印象の乖離に注目したく思うのであります。
282
雑。マサチューセッツ州にあったイプスウィッチ靴下会社の広告に見る魔女像の変遷。1910年の雑誌広告では文章主体で簡単な魔女マークのみ。1920年になるとまる1頁のイラストになりますが、魔女は旧来の老婆像であります。
283
1925年の広告では魔女は魅力的な若い女性になり、これでもかとばかりにアピールしてくるのであります。宣伝対象も若い女性でしょうから、これが正解だったのか。広告も当時の流行誌に掲載されていました。ここらへんがサマンサ・スティーヴンスの原型と見なしてよいかもしれません。
284
雑。ハロウィンの真夜中に鏡に向かい、しっかりロウソクを保持したまま自分の背後の闇を見つめると「幽霊」「妖精」「将来の伴侶」etc が見えるという伝承。この絵葉書ではゴブリンがうじゃうじゃと。
285
こちらは午前0時のおまじない。鏡ロウソクの術と同時に「りんごの皮を投げて将来の伴侶の頭文字を知る」術を行っています。「マン・イン・ザ・ムーン」は「架空の人」の意ですが、具体的に満月顔にするのがお約束。
286
「鏡のなかに将来の伴侶を見る術」。ようするに映しこめばよいのでは、と策を弄するのも当然ありです。人気スターのポスター相手に行うなど、ややもすると空しい作業になる場合も多々あるかと。
287
おそらくハロウィンにキャベツを使った占い/まじない類があったのでしょう。キャベツの恋人たちが出来上がる一方、背後で悲嘆するものあり。ナッツ類は火にかけて暴れ具合で占うのです。「希望」「絶望」「不確実」の文字が躍っております。
288
紅茶に関する伝承 ・泡立ったらお金持ちになれる ・茶柱が立ったら来客あり ・茶柱に意中の名前をつけてかみ砕くと恋が成就する ・淹れ終えたお茶の葉を捨てるのは不吉。暖炉内にて乾燥させるべし ・ティーケトルが歌うと雨が降る 乾燥させた茶葉の使い道が今一つ不明なのであります。
289
ナイフに関する伝承 ・ナイフは決して貰ってはならない ・寝台の足元にナイフを置くと悪夢除けになる ・ナイフで髪を切るとはげる ・借りたナイフを返すときはなにかジョークを言わなければならない ・落としたナイフが床に刺さるとラッキー。足に刺さると痛い  刃物系フォークロアは面白いです。
290
刃物を貰う際は銅貨の一枚でも渡して購入した形式にするとのこと。借りたナイフを返す際のジョークは「隣の空き地にーー」レベルでよいそうです。ゆりかごの底の部分にナイフを取り付けて妖精よけにする話もあります。
291
コーヒーに関する伝承。 ・コーヒーの泡を割らずにスプーンに移し、そのまま飲むとお金が入る。 ・気になる男が数人いる場合、同数のコーヒー豆に男の名前をつけて土に埋める。最初に発芽した豆の男が本命  焙煎した豆を使ったとしたら大笑いです。
292
雑。昔のハロウィンのパーティージョークは独特のものがあったらしく、だいたい聞くと疲れる(憑かれる)のであります。 ・「アダムの一日が長かったのはなぜか? イブがなかったから」 ・「海の魔女、山の魔女、砂漠の魔女。食べていいのは?」 推して知るべし、と。
293
先程のRT。中世の時祷書は現在ページ単位で売られているものもあります。本から零れ落ちた一枚という意味で零葉と称します。当館は数枚ゲットして力尽きました。それでも本物の羊皮紙に触れる機会を得られて貴重でした。裏と表で手触りが違うのです。肉筆の魔力も実感できましたしーー
294
ポケットに関する伝承 ・ナツメグを入れておくとリューマチが治る ・クリを入れておくとラッキー ・小さな蜘蛛がいるとお金が入る ・ポケットのなかで銀貨を裏返すと魔法が解ける なおチャーム類の収容場所はチョッキの左ポケットだったのですが、懐中時計の登場によって状況が一辺ーー
295
ハロウィン近し。以前紹介したおまじないを再掲しときます。 twitter.com/MuseeMagica/st…
296
これもリンゴがらみですから今頃の季節のおまじないでありましょう。 twitter.com/MuseeMagica/st…
297
ハロウィン名物「リンゴの種」占い。たらいからすくいだしたリンゴを切って、グループの男女に供して種の数をかぞえさせます。判断文はライムとなっていて、だいたいこんな感じです。面倒くさくなると「残りはー」と言って暖炉に放り込むのであります。
298
靴の聖人祝祭日が近いのでーー ・靴ひもが解けるのは誰かに想われている兆し ・左右を間違えて履くとバッドラック ・古靴をテーブル上に載せると幸運が舞い込む ・靴を視線よりも高い棚に置くとバッドラック ・旅立つ人に投げつけて幸運を祈る ・新婚カップルには特に気合を入れて投げつける
299
さらに靴伝承 ・つま先から減る人は長生き貧乏 ・踵が減る人はけちな守銭奴 ・サイドから減る娘は幸せな花嫁 ・親指の付け根から減る人はすってんてん ・就寝時、靴のつま先をもう一方の口に突っ込んで寝台の下に置くとアンラッキー  最後のやつは他人の靴に施す呪詛の類でしょう。
300
暦。「ひとりハロウィン」別名「サイレントサパー」。当日に遊び相手がいない人は空の皿でテーブルセッティングをしてジャコランタンを置く。すると目には見えないけれど誰かがお相伴してくれるそうです(ヴァリエーション多し)。