西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんの人気ツイート(いいね順)

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暦。7月22日はマグダラの聖マリアの祝祭日でありました。いつも述べておりますが、マグダラの絵はクリヴェッリの作が最高だと思っております。この反省の色のかけらもない美貌と豪奢な衣装の素晴らしさよ。
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猫魔術。アイルランドのイニスシャークという小さな島に伝わる猫のお話が面白いのであります。島民が病気治療のおまじないとしてメンドリを材料にすると、それが実は猫のプリンセスだったということで巨大猫たちが復讐にやってきます。どうもこの島に猫の国があるらしいのです。現在は無人島。
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雑。忘れな草指輪。大切な約束や用事が生じたら装着し、要件が終了するまで外さない指輪。忘却防止のデバイスであります。フォン・シュミットの短編(1840頃)で紹介されていました。青い花弁部をサファイア、中央にイエローダイヤという豪華な仕様もあれば七宝製もある模様。
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暦。本日3月1日は2022年の「パンケーキの火曜日」。翌日からの四旬節入りを控えて、卵と牛乳を一気に始末すべくパンケーキを焼きまくったのが由来とか。英国では学校を半ドン(死語か?)にしてパンケーキ祭りを行うことも。みんな台所に集まって宙を舞うパンケーキに夢中になる日であります。
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犬。ロックダウン中のベルギーから届きましたワンコの写真。生後3か月で体重10キロという子犬です。なにやら巨大化の予兆あり。さて犬種はなんでしょう? #育ちすぎたワンコ
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7月26日は #幽霊の日 とのこと。 経過。棺覆いの布をかぶってうろちょろするのはお通夜から数日間。埋葬されてからはワインディングシーツを巻いた姿となりますが、土で汚れているのは直埋めされた庶民。地下納骨所に安置される富裕層は比較的クリーン。鎖を引きずっているのは煉獄から仮出所中。
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赤い実の伝承 ・全般的に魔除け ・雪だるまの目にするとラッキー ・赤い実をすりつぶした汁は魔法のインク ・魔物が食べると人語を解するようになる 冬場の赤い実はとりわけ目立つのでしょう。写真はクロガネモチ。庭に植えると「苦労なく金持ちになる」との話ですが、とんと身に覚えなし。
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雑。夏至前には妖精ないし異界に起因する体調不良が起きがちとされていて、キュアリング・ストーンやリー・ペニーといった伝統的呪物類の出番となります。たらいにはった水の上でこの種のペンダントで十字を切ったり、あるいは浸したり。そうして作る妖精水が悪しきを祓います。スコットランドに多し。
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季節。『夏至の夜の夢』の妖精女王 Titania。この発音がいろいろあって難しいのであります。  ティターニア、ティテイニア、タイターニア、タイテイニア。舞台や映画での発音もばらばら。発音フォーラム(あるんです)の議論でも結論が出ず。ともあれお姿はお美しいと。
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ハロウィン名物「リンゴの種」占い。たらいからすくいだしたリンゴを切って、グループの男女に供して種の数をかぞえさせます。判断文はライムとなっていて、だいたいこんな感じです。面倒くさくなると「残りはー」と言って暖炉に放り込むのであります。
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黒猫に関する伝承 ・黒猫が棲みついた家の娘は良縁に恵まれる ・黒猫が二匹続いて前を横切るとラッキー ・黒猫が前を(右から左に/左から右に)横切ると(吉/凶) ・日没後に黒猫にあとをつけられると凶 ・多数の黒猫に囲まれる夢は人によってはご褒美 吉凶伝承はほとんど受け手の問題であります。
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#猫の日 古来より魔法ネコの名前として伝わる「グリマルキン」 Grimalkin 。その正体に関しては諸説ありますが、毛並みはブルーグレイであろうとされています。非業の死を遂げた猫の女王説に始まり、猫国の宰相とか長靴猫の本名とか、みなさん言いたい放題。楽しそうです。
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翻訳。モモタローの「猿」も monkey にするか ape にするかでえらい差です。南米のタマリン風になったり、オランウータンが登場したり。ピーチプリンスがオランウータン連れてデモンアイランドを襲うのであります。武器も刺付き棍棒。
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猫。寝床にしていたショールを没収され、憤慨しております。ユーイングの詩の一場面ですが、「子猫にもこだわりがある。とりあえず仕返しでソーセージを盗む」とのこと。そして新たな「約束の地」を求めて家のなかを放浪するさまが「深い」のであります。猫魔術の思想的背景になりそうです。
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雑。ホームズやヒギンズのような独身の英国紳士は「オールド・バチェラー」と称されますが、デナム論考によりますと法的には50歳3か月3日を過ぎて未婚の場合に適用される称号(?)とのこと。この妙な区切りの根拠も不明だそうです。図像は『ピグマリオン』(1938)からヒギンズとピカリング大佐。
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暦。11月11日はまた #独身の日 とのこと。  英国異能紳士はおおむね独身。ホームズ、ヒギンズ、ドリトル先生と多士済々。だいたい富裕層の次男三男あたりで相続から外されるかわりに家族年金が貰える身分。好き放題の人生を送って異能持ちになるのであります。身の回りの世話は執事とメイドに。
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季節。「妖精の時刻」 fairy hour の定義はひとによって異なるのですが、スティーヴンスンやWGRは「まだ明るいのに眠らなければならない夏のたそがれどき」ととらえていたようです。英国の6月は午後10時くらいまで明るいわけで、トワイライトのなかを魂がさまよい森に吸い込まれていきます。
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毎月15日はイチゴの日ということなので イチゴに関する伝承 ・野生のイチゴを庭に移植するとラッキー ・聖ヨハネ祝祭日に食べるイチゴは亡くなった子供たちへの贈りもの もちろんイチゴを知らずに亡くなった子供たちへの供養なのであります。 図は1917年の雑誌にあったイチゴのショートケーキ。
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雑。忘れな草 forget me not の名前の由来は諸説ありますが、地を追われた異教の神々のラストメッセージとして川辺や断崖に咲き、無垢なる魂の転落を誘うという話があります。この誘惑は夏至の頃に特に強くなるとのこと。良い子は夏至の夜に家から出てはいけないのであります。
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雑。グリフィスのオランダ童話集によれば、江戸時代に幕府からオランダ国王に贈られた品のなかに鬼が一匹紛れ込んでいて、ロッテルダム到着後に逃走したとのこと。その奇怪な容貌がデルフト焼きの悪魔に反映したとか。なお当の鬼はオランダのチーズの臭いを嗅いで悶死したそうですーー
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さて2月29日。伝承によりますと、四年に一度のこの日ばかりは女性が男性に結婚を申し込んでよい日とのこと。申し込まれた男性は、断るのであれば女性に上等の手袋を渡さねばならないとされていて、いろいろ物入りであります。聖ブリジッドが広めた風習だそうですが、文献的バックアップはいまひとつ。
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雑。ハロウィンの晩に霊たちに与える「ソウルケーキ」を焼いてみました。小麦粉100gバター20g牛乳50㏄をこねてダッチオーブンで中火で10分、余熱で5分というところ。裏の焦げ加減もいい感じです。この種の食べ物はあまりおいしくてもいかんのであります。むずかしい部分でもあります。
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ドアに関する伝承 ・自宅のドアをノックしてはならない ・ドアノブになにかをぶらさげてはならない ・ドア越しに握手をすると不吉 ・ドアの陰に隠れてチキンを食べると美人になる ・同じドアから入退室しないとアンラッキー 蔦に覆われたドアは秘密の花園に通じるのであります。
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雑。19世紀末の英国ではコスプレ大会が大流行してしまい、ネタもとも神話から時事まで多種多様。専門ショップが完成図と型紙を販売しておりました。図はショップのカタログから「フランス革命時にマラーを暗殺して断頭台の露と消えたシャルロット・コルデー」。なぜこれを、とは後世の感想でしょうか。
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猫魔術。猫関係の伝承メモ。 ・いんちきお守りを作った者は罰として猫に生まれ変わる ・神の名をみだりに唱える者は猫に生まれ変わる ・人の魂が宿った猫は一定の時刻に外出する ・猫を大切にしないとここ一番の日に雨がふる 二番目のやつは、猫になるための呪文があるという意味でしょうか。