西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんの人気ツイート(いいね順)

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こうして作る魔女の毛糸の使い道としては、寝るまえに足首に巻いておくとこむらがえりを防ぐといったヒール系が多数見受けられます。呪文はヴァリエーションが多いのですが、ワインド、ファインドと韻を踏むのは外せないところ。
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地獄のつらさは業火の温度として数値的に表現できるわけですが、天国の至福は数値化が難しいようです。この難題に挑戦したエンリケ神父の大暴走は個人的には大好きであります。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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雑。恋占いの特異日「聖アグネス前夜」近し。ところでなんで特異日かというと、聖人祝祭のため天使が準備に追われるー小妖精/小鬼の類が積極的に活動できるー未来予知のエージェントをつとめてくれるとの発想のようです。メジャーな聖祝日前夜が占い・まじないの好機とされる所以なり、と。
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天井ワニの資料として再掲。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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雑。エドワード朝の雑誌上では軍人さんもイケメンなら芸能人扱いです。写真は第十軽騎兵連隊所属のファーナム卿。将校=貴族という時代の名残りでしょう。オカルトとはあまり関係ない話題ですが、時代の気分ということで。
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暦本によれば、1840年1月10日が英国近代郵便制度の発足の日とのこと。それまで、たとえばロンドン・エジンバラ間の郵便料金が一通1シリング余であったものが、この日から距離に関係なく差出人負担で一律1ペニーに値下げされたのであります。すなわち12分の1。庶民が手紙を乱発する時代の到来なりーー
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クリスマスに新しい靴や靴下をおろし、その際に銀貨などを入れておくわけです。本来もらうべきは靴や靴下であってプレゼントは副次的だったのですが、そこらが混乱して現在に至ったとのこと。
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暦。#ペンの日 とのこと。  さればとペン関係の伝承を探そうとするも意外に見つからないのであります。金属ペンは比較的近世の製品ですし、羽ペンは消耗品ですので魔力保持器には今一つ。重要なのは文章の内容と美しい筆跡でありましょう。写真は当館所蔵の19世紀の矢立と羽ペン。
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魔弾用防弾チョッキに関して再掲。何事にもカウンターを用意しておくのが要諦であります。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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ーー「あなたのような悪い人には軍人にとって最悪の呪いがかかるとよい。いざというときに心がひるむ呪いをかけましょう」。たまたま艦長と女性が出会う機会があったとき、この言葉が放たれたとのこと。公の場での宣言としての呪詛は記録に残るため興味深いのであります。
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ーー当館もいろいろ絵を収集してみましたが、先に掲げたチェンバース暦本収録のそれが一番好評であります。スペンサーの詩の一節が生んだ擬人化はなんだかんだ人気があるのであります。こちらは1850年代のアルマナックから。
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市中引き回しの際はこんな感じです。そのときどきの有名政治家等をガイ人形に仕立てる場合も多いのであります。ドナルド・トランプのガイ人形はここ数年目白押し。
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雑。チェンバースの暦本によれば、メソポタミアの某市では聖トマスの遺骸が奇妙な聖遺物と化しているとのこと。石棺から突出した聖人の腕があり、それに疑義のある文書等を握らせます。文書に問題があれば放り投げるそうで、いわゆる「聖トマスの審判」なり、と。レッドスネークカモンでしょうか。
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そういえば、と再掲。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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敵役のネコも普通サイズで描かれることが多く、ちょっと迫力に欠けるというか。サムライの出番すらろくにない感じであります。
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珍品。1810年頃のチャップブックの「赤ずきん」に少女の名前として Biddy を発見。1840年頃の本で Celia があったのですが、今回のはさらに古いです。Biddy とは基本的に「ひよこ」「めんどり」の意で、転じて「かわいい娘」を指すとのこと。ラストは食べられておしまいヴァージョン。
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先程カーナビが「今日は #恋人の日 」と口走りましたので、おなじみタロットの「恋人」を紹介するのであります。図は当館謹製「W. T. ホートンタロット」から。スコットランドで作製された限定50部の珍品のため、いまでは入手はほぼ不可能でありますーー
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#一番思い出に残っているアニメ  40年くらい前、NHKの「世界のアニメ」で見たフランスの短編がなんとも不思議で。  鶏小屋に偉そうな年寄りの雄鶏がいるわけです。そこに若くてかっこいい雄鶏がやってくる。雌鶏たちはみんな若いのに夢中になる。老雄鶏は腹を立てて出ていく。そこで Fin 。は?
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こちらは午前0時のおまじない。鏡ロウソクの術と同時に「りんごの皮を投げて将来の伴侶の頭文字を知る」術を行っています。「マン・イン・ザ・ムーン」は「架空の人」の意ですが、具体的に満月顔にするのがお約束。
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雑。英国の野山で見つかる石器時代の鏃。これをエルフショットとしてお守りにする話は有名ですが、具体的な細工が紹介されるのは珍しいかも。エヴァンズの『英国石器図譜』(1896)にある図では、鏃が銀の土台にマウントされてペンダントに。文字は持ち主の頭文字とのこと。
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ーーチェンバースによりますと、貴婦人の手にキスする習慣はこの頃に生まれたとか。頬や唇には有毒物質が塗布されていて危なかったから、と。ともあれすべては清教徒革命で一掃され、しばらくは清楚な装いが是とされたとのこと。
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雑。暦本によれば、英国では伝統的に3月17日をノアが方舟に乗り込んだ日と決めているそうです(下船は4月29日)。追加設定として、ノアが方舟を作ると決めた日から夫婦仲がおかしくなり、口喧嘩が絶えなかったとか。お告げを真に受けて裏庭で船を作りはじめる夫に不満たらたら。絵はPCS描くノア夫妻。
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雑。魔犬、妖犬の類を既存のブリードで例えている際は注意が必要。昔と今ではほとんど別の犬種という場合も多いのであります。図は1867年の児童雑誌に見るセントバーナード。ごつい大型ラブといったところです。現行種を冬山の捜索に出そうものならたちまち二次遭難でしょう。
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祝祭食物という観点に立てば、3月1日にネギをいただくのはウェールズの地霊のエネルギーをいただくに等しいわけで、いわば食魔術なのであります。縁起物フードは大切であります。