西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんの人気ツイート(いいね順)

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このTWはクリスマス向けなので再掲。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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資料。ミカエルvsルシファーの場面を描いた面白い絵が見つかったので追加しておきます。『英国詩人選集』(1795) のミルトン編扉絵から。基本、ローマ風なんですね。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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本に関する伝承はそこそこ見つかるのですが(枕の下に入れて寝ると内容を夢見るetc)、本棚のそれはまだ見つかりません。おそらく本棚という家具が一般に普及してからあまり時間が経過していないからかと。個々の修道院や図書館には「不吉の本棚」とか「幽霊が棲む本棚」があるようです。
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雑。ただいまチェック中のヴィクトリア朝の夢占い本の記述。「軍艦の大砲の夢を見る女性は海軍軍人を恋人にするでしょう。その大砲が発射されるなら求婚される兆し。片舷一斉発射なら成婚間違いなし」とのこと。broadside fire を夢に見る乙女、なかなかのものです。写真はHMSドレッドノート。
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暦。10月22日は #カバラの日 、と当館では勝手に決めております。それらしき既存日もないようですし、数字的によろしいかと。青銅の蛇は生命の樹にからみつくのであります。
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暦。6月30日は使徒パウロ祝祭日。一年の前半終了となるこの日に悪しきものを切り離す聖人の登場です。半期で一区切りして大掃除という発想はユニヴァーサルなのでしょう。魔法道具のディスチャージにも適した日であります。
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暦。5月29日はロイヤルオーク・デイ。英国国王チャールズ二世の誕生日であり、また王が敗走時にオークの樹に隠れて敵をやりすごした故事を偲ぶ日。かつて英国国民はオークアップル(虫瘤)を飾って29日を祝していたそうですが、19世紀にはそれも廃れたとのこと。樹木崇拝的に興味深いのであります。
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雑。魔法の乗り物を入手するストーリー群は、20世紀に入ると魔法の自動車を現出させるのであります。もてないカエルもフロッグモービルに乗って彼女を誘うと「イエス!」と応じるという、アメリカ神話の新たな形でありましょう。デヴィッド・コーリーの『ジャンブル・ブック』(1920)から。
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雑。1930年代ともなると、ハロウィンパーティー専用の小道具が多数売り出され、テーブルセッティングも(お金を出せば)楽になっていきます。魔女と黒猫柄のテーブルクロスまで登場。なんかすごいです。
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本日は #たばこの日 でもあるそうで。 "Three on a match" といって、「一本のマッチで三人が煙草に火をつけると一人がほどなく死ぬ」という伝承が1次大戦後に英米で爆発的に広まったとのこと。おそらくこれも13恐怖症の一種。一本と三人で13を形成しておるのです。同名の映画も作られました。
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これもリンゴがらみですから今頃の季節のおまじないでありましょう。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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3月2日は #ミニチュアの日 とのことなので当館所蔵のミニチュア本を。印刷版ミニチュア聖書は1854年の刊行で70x55㎜というサイズ。ジョン・ディー日記は60x50㎜、こちらは1963年刊行の325部限定版。ミニチュア奥義書もあるはずなのですが未だ見つかりません。
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forespeak 「予言する」とは別単語とされていますが、さて。対象が得られるであろう「死後の名声」を先取りするというコンセプトの呪詛ではないかと。「あなたの墓碑銘を考えてあげるわ、とても素敵なのを」と女学校ものの小説で読んだことがあります。とてもこわいです。
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あるいは別名を「悲願花」。大切ななにかと引き換えに願いがかなう花、などと書き残しておけばそこそこ猿の手になりそうです。higan-bana "the flower of sad fulfillment". A flower signifying a fulfillment achieved by sacrificing one's most important thing or person.
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魔女のイメージ変遷の資料その2。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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これも再掲しておきましょう。日光は熱感としてたいがい感知できるわけですが、月光でもそれは可能とのこと。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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話の展開もヴァリエーションが多く、鬼ヶ島に渡らずに近場のドラゴン退治する版も。
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ーー告解の火曜日のパンケーキ、聖金曜日のホットクロスバン、ハロウィンのソウルケーキなど、この種の祝祭食物には無病息災などの効能を認める向きが多く、いわば「食べるタリスマン」と言えましょうか。タリス饅頭なども考えてよいと思います。
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暦。1月22日はいわゆる「南海バブル」がはじけた日。1720年、英国の国策会社「南海会社」の株式暴騰と暴落、それに群がった人々の破産で騒然となったのであります。ホガースの戯画にいわく「悪魔が運命の女神を切り売りし、聖職者も職人も農民も本業を放り出して投機に夢中となり破滅ーー」。
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雑。お空に浮かぶ雲は「世界の気分」の表出ですから、それがなにに見えるかというのは重要な霊的観察なのであります。とりわけ晩夏夕刻のそれは美しいのですが、残暑きびしきおり、熱中症には注意しましょう。絵はメアリー・クラウチ。
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ーー棒の部分が笛になっていて、簡易バグパイプとして機能するものもあったようです。それは奇怪な音を出し、こちらでも笑いを取れるわけです。一発芸で人を笑わせるのは魔法のうちです。場の雰囲気を変えるのは重要なスペルブレイクでありましょう。
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#読書の日 とのことで再掲。人形書斎の蔵書はおよそ200冊弱。セレクションには結構こだわっております。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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雑。伝承によれば地獄は七層から構成されていて、第一層は地上の火の60倍の熱さ、第二層は第一層の60倍の熱さと進行していくとのこと。第七層の温度は計算するのも面倒であります。図は魔術文書にあった地獄図の再現。よくわかりませんが逃げにくそうです。
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暦。8月19日は詩人ロバート・ブルームフィールド(1766-1823) の命日。貧しい環境に生まれて11歳で徒弟奉公に出るも、ほぼ独学で詩人となった偉人です。しかし文筆のみで食うのは難しく、靴職人も兼業していました。ちなみにフリーメイソン。没後の蔵書や原稿の処分のひどさが語り草ーー
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暦。11月17日は「エリザベス女王の日」。エリザベス一世の即位を記念する祝日だったのですが、1666年のロンドン大火以降は反カトリックの火祭りと化しました。ローマ教皇の人形を燃やして騒ぐ日となり、その狂騒は18世紀初頭まで続いたそうです。この頃はなにかあれば人形を処刑していた雰囲気です。