西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんの人気ツイート(いいね順)

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#愛鳥週間 フクロウに関する伝承 ・フクロウが昼に鳴くと火事が起きる ・鳴き声は死の予兆 ・鳴き声の近くに魔女がいる ・姿を見るとラッキー 英語ではフクロウ、ミミズクの区別なく owl です。声が凶、姿は吉という伝承が多いようです。
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魔術的世界観ではスピリットが濃縮・沈殿して怪物化していくのです。飛べるやつは比較的善良で、地の面を歩くものは中庸、地中で巨大化するのは邪悪なり、と。洞窟に棲むオーガはやばいのであります。図はラングの灰色童話集から。サイズ感がなんとも素敵。
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雑。子供向け『スペンサーの妖精女王物語』から森を駆けるフロリメルの図。妖精界随一の美女はその美貌ゆえにさまざまなトラブルに巻き込まれますが、一番ややこしいのは偽物の出現。「雪と水銀と蜜蝋」を素材とした魔術的自動人形は本物と対峙するまで見分けがつかないのでありますーー
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本日はテディベアの日とのことなので遅ればせながら再掲。何事も怖くしようと思えば怖くなるのであります。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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雑。サンタクロースの別形あるいは前身とされる「クリス・クリングル」。サンタの双子の弟との説もあり(モントゴメリー)、興味深い存在。どちらかというとクランパスに近いのかも知れません。つかまえた悪い子を木に吊るして飾っているとおぼしき絵もあるわけで、結構なブギーマンであります。
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雑。落雷 thunderbolt は現象にあらず物体なりとする発想。落雷の現場で見つかった石斧や鏃、化石などを雷の本体として珍重し、護符化するのであります。図のような打製石器、アンモナイトやベレムナイトといった化石がサンダーボルト本体と見なされ、さまざまな魔法に用いられたとのことーー
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火に関する伝承 ・タマネギの皮を燃やすとお金が入る ・借家に初めて入るときは完全に火を落とした状態で入らないとバッドラック ・見知らぬ人に火を貸すとバッドラック ・焚火がはぜると誰かがやってくる 最後のは迎え火の際の心得ということで
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ーーさすがに危険を感じた旅人は「マーチンによろしく」と叫んで逃げていきます。お話はここまで。マーチンが何者なのかは判明しません。これも結末があるようなないようなキャットストーリーの一例であります。
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なにやらトレンドに薩摩ホグワーツ生なるものが。ひとしきり笑わせてもらったあとで考えました。 「不死鳥騎士団」にサツマという単語が登場しておりますし(ミカンですが)、長澤鼎や町田久成あたりが魔法学校に迷いこんでいたとしてもある意味納得できるのであります。
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ナーサリーマジック。夢の世界には「同じ音を探しているエンティティー」がよく登場します。kitten / mitten Peep / sheep といった具合です。捜索を手伝ってやると、たとえば「子猫のかわいさが宿る手袋」をゲットできるのであります。羊を数えると眠くなるのも sheep / sleep の韻律術式なり、と。
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魔法関係者必見のこと twitter.com/kusabanaasobi/…
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煙突に関する伝承 ・煙突から風が逆流してきたら大雪が近い ・元旦に煙突を掃除すると一年中ラッキー サンタが煙突から入ってくるように、幸運は煙突から入るとされていて、煙突のすすはラッキーマテリアルと見なされるのであります。煙突掃除人と握手するとラッキーというのもここらへんから。
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雑。使い魔としてのガマガエルは結構伝承があるのです。ただしどれも地味。天竺徳兵衛譚に登場するガマのような、ド派手なやつがいてもよいと思うのであります。
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#聞いた話をどれだけ盛って伝えられるか選手権_桃太郎編  堂々たる体躯の青年となったピーチプリンス桃太郎は手頃な木を根こそぎ引っこ抜いて棍棒とし、それをもって近隣の野山を荒らす凶悪なるドラゴンを殴り殺すのであったーー各国童話集より
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#キジ猫祭り2023 額のMの字は「マリアのしるし」。聖母の加護を持つネコの伝説も面白や、と。
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聖遺物。チェンバースによれば359年にコンスタンチヌス帝が使徒たちの遺骨を集めて合祀しようと企画し、結果として一大発掘ブームが発生。さまざまな使徒の遺骨と称するものが大金で取引されるようなったとのこと。この時点で聖ヨハネの頭蓋骨が複数登場したそうです。聖遺物業界は歴史があるのです。
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雑。『セントニコラス』誌には結構皮肉っぽい作品も掲載されています。「子猫の一年」というイラストポエムでは、「毛玉ふわふわ可愛いこねこ、一年たてばはいこのとおり、不細工おとなねこ」。子供になにを教えたかったのか。もちろん自分はふとりたおした不細工ねこも可愛いと思っております。
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雑。怠惰な生活を求めてブタに変身してしまった少年ピーター。しかしお肉にされそうになるとさすがに反撃するのであります。懲罰としての動物変身というモチーフはピノキオにもありますし、キルケーの頃からのお約束か。肉切り包丁を手にするピッグヘッドはなかなかの悪夢であります。絵はクロウキル。
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雑。「屋根の雨音」を聞きながら就寝するとさまざまな思いが去来する、というコーツ・キニーの詩。亡くなった母や妹の姿が見えたりするのです。詩ではとくに屋根裏部屋とはされていないものの、ルシル・エンダースの挿画に違和感はありません。乾湿のはざまもまた魔法の空間なのであります。
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暦。三月に関する伝承 ・子羊のように到来し、獅子のように去る ・3月27日以外は結婚に大凶 ・三月の新月に大掃除をするとラッキー ・三月に散髪すると年中頭痛がする ・三月にマリゴールドの花を見つめると酒好きになる 戦の神マルスの月なのでトラブルが多いのだそうです。
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雑。食虫植物。タロットに登場するそれで一番わかりやすいのが「太陽」の子供の髪の毛。これはモウセンゴケ、英名 sun dew であります。「太陽のしずく」という美しい名前ゆえの採用でしょう。やーい、あたまハエトリグサなどとからかってはいけません。絵は当館所蔵のパメラDより。
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3月8日は #みつばちの日 とのこと。  以前も触れましたが、ヴィクトリア朝英国のいいとこのお嬢様がたの趣味として「養蜂」があったのであります。なんでもミツバチは「清潔で健康な身体と清純な魂の持ち主にのみ接近を許す」との伝承があったそうで、養蜂はいいアピールになっていたのでしょう。
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雑。子供脅しのブギーマン系列。同種の存在で名前だけは有名なのに姿形がいまひとつ不明なものとして「ローヘッド・アンド・ブラディーボーンズ」がいます。二体なのか一体なのかも不明。階段下の物置や地下室に潜んでいて、夜更かしする子供を襲うのです。クリスマス前後に出没するのであります。
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5月8日はコーンウォールの大天使ミカエル出現日。この日、沖合で人魚に誘惑された漁師たちが大天使ミカエルの出現で救われたとのこと。ミカエルは海洋の守護者として尊崇を集めておるのです。図はコーンウォールのセントマイケルズマウント。フランスのモンサンミッシェルと混同されがちなので要注意。
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椅子に関する伝承 ・客に二度と来てほしくないと思うとき、そいつが座っていた椅子を壁に向けて一昼夜放置すると効果的 ・立ち上がるとき椅子がひっくり返るのはアンラッキー ・不運が続くときは部屋の椅子をひっくり返してから寝る ・座っている椅子が壊れるとアンラッキー 椅子は大事です。