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この瞬発力を出せるように機器や人員を整備しておくことが、「サイエンスを実社会に役立てる」ことだと思う。
今の日本には、オリンピックをひかえて尻に火がついているはずなのに、それが出来ていない。 twitter.com/itsukainuakani…
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先に書いたように、日本はサイエンスを実社会に持ち込めていない。有形無形の障壁が大きすぎるのだ。「本物の専門家」もそのことを痛感しているが、表立って言う人はいない。
職業人としての生殺与奪を、科研費を配分する国に握られているから、誰も「出る杭」になって打たれたくはないのだろう。 twitter.com/SeigoIzumo/sta…
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>RT
今の今まで、空港内でPCRをしていなかったのか。
LODの大きい抗原検査をゴリ押しして取りこぼしを容認し、隔離を強制せずに市中拡大を許した。結果、抗原検査ビジネスは潤い、水際対策は無力化されて変異株が次々と広がることとなった。
誰が「空港の全例PCR化」を止めていたのか。罪深い。
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一連のスレッドだけでなく、リンク先の記事も御覧いただきたい。クラスター対応の緻密さと情報公開の度合いに大きな差があることを見せつけられた。
水際対策には万全を期して、それでも漏れたときにはここまで徹底するべきなのだ。水際にもクラスタにも手が回らない日本が五輪のホスト国。正気か。 twitter.com/mikihirano/sta…
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最新の文献を見ても、LODでは抗原検査は核酸増幅検査に及ばない。それが科学的事実である。
最もLODにこだわるべき空港検疫を抗原検査のみで行うという非科学を堅持した結果、選手団が検疫を突破するのみならず遠隔地へ移動した後に陽性確定者が増えるという「絵に描いたような検疫の失敗」を呈した。
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これも先週の記事だが、なんだか意地になっておられるような気すらしてきた。認めたら死ぬ病のような。
人類にとって幸運なことに、こと新コロに限っては完成度の極めて高い蛍光プローブのリアルタイムPCR反応系が実現して、製品化されている。(続く
gentosha-go.com/articles/-/340…
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医局の話題から、もうひとつ。手持ちや首掛けのパーソナル扇風機を見かける季節になったが、『それってマスクと顔の隙間から漏れた呼気を撒き散らすよね』という話になった。
短時間、居合わせただけでも感染するデルタ株が蔓延しつつある。口元に風を当てることでスプレッダーが生まれはしないか。
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不織布マスクが帯電していることがいかに重要であるかについて、連休前半に書いた。参照しやすいよう日程で区切ってみたので、まだの方は是非。
twitter.com/search?q=from%…
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>RT
簡易抗原検査エスプラインをバラまくとな。そりゃ余ってるだろうよ。
Clinica Chimica Acta誌6月号にイタリアから。簡易抗原は唾液では使い物にならず、鼻咽頭スワブでAbbottの感度66%のところEspline48%ですって。(続く
ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P…
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院内防疫屋として驚愕。全国から志高い若人が集うハイパー中のハイパーだが、入院時スクリーニング未実施だった。
病院はハイリスク者が起居する「おうち」。同居人として迎え入れるにあたってノーチェックということに、内部で異論は出なかったのか。抑制論が優勢だった?
ryukyushimpo.jp/news/entry-134…
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血圧計で血圧は下がらないし、血糖測定器で糖尿は改善しないし、PCRで感染者数は減らない。あくまで現状評価に必須のツール、必要条件にすぎないと言ってきた。
他国の防疫実務者とつながりのある同僚の受け売りになるが、「その先」の話を少し、してみよう。 twitter.com/kakeashi_ashik…
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初期にzeroかwithを選択するにあたって、莫大なリソース投入と人権制限を敢行してzeroを目指して実現した国が、賭けに勝った。
要因はふたつ。presymptomaticのみならずnever symptomatic (NS)からも感染する、病原体の性質が判明。そして頼みの綱のワクチンの効果減衰と変異株ブレイク。(続く
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承前)傍から見ればzeroを狙うかwithを狙うかは運の要素もある「賭け」にも見えるが、当事者である複数の国の現場の人がまさに異口同音に言うには『僅かでも勝算があるならまず理想に挑む。そのために情報収集とパイロットスタディに注力した。』
さらに、政治が科学に従う風土も貢献した。(後編へ
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後編。
他方、withを選んでワクチンと治療薬に賭けた国は負けた。私はワクチン推進論者だが、接種の長期的弊害が今後問題になる可能性を否定できない。日本は検査インフラの未整備ならぬ不整備のため、負け組の中でもいっそう旗色が悪い。(続く
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オリンピックが始まってしまいました。現実は予想通り、いやそれ以上に厳しいと聞く。首都圏の医療者の皆様の安全を願うばかり。
関西はまだ通常診療体制でいけそう。第4波が残した手痛い教訓が人々の自制心を高めているとするなら、そして英国株主体であったことは、まだ幸いだったのかもしれない。
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首都圏の危機的な蔓延状況と、検査件数の乖離を見るに、未曾有の事態と直感する。職場では、「検査キャパの不足からNS-NSリンクがメインストリームを担う可能性もある」という話になった。感染者がその意識なく市中に出る。予防接種済みのデルタ株ブレイクスルー感染もその一因になりうると考える。
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同僚たちのネットワークからの情報をもとに、デルタ株の広がりは明らかに東高西低、関西ではまだ20%に届くかどうかだと思っている。人命を救うには首都圏と他地域の往来遮断が、今こそ最高の対労力効果を出すと思うが、五輪に浮かれた政府の偉い方たちはそんなことには思いが及ばないのかもしれない。
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さしあたっての最大の関心事は、先行接種でファイザーを打ってしまった我々医療者が今後どうすべきか、ということである。ブースターとして従来株用アストラゼネカを打つのか。ノババックスを待つのか。
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ワクチンの効果を綺麗に見せてくれているのが英国経済紙Financial Times。未接種の国では感染者数と死亡者数が鏡面像を描くが、接種率の高い国では死亡が抑制される。「人生打ち切り終了」は回避できる。
普通にURLを貼ると「読みたきゃ金払えの壁」が出るのでgoogle経由で。
google.com/search?q=Delta…
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行政が発表する検査件数が激減した裏には、リソースの大半を「そっち」に振ったという事実が。それでも毎日検査のお約束を守れていないというのは、お粗末なことである。この関係者スクリーニングを、コバスやパンサー以外の機器でプールして実施しているなら、取りこぼしが頻発しているものと考える。 twitter.com/sunasaji/statu…
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続報キタ。2日間休業してどうなるものでもないと思っていたが、月曜から営業するつもりなのか?
問診していて遭遇する、同一建物内ショットガン分布の発生場所は社員食堂か更衣室。百貨店の社食は席数が多くて密なので、換気できていなければ即、蔓延の温床になる。(続く
tokyo-np.co.jp/article/120880
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承前)阪急と阪神の社食は建て替え前にしか行ったことはなく現状は知らないが、「限られた空間で多人数同時利用」を最優先する設計思想が変わっていなければ、起こるべくして起こったことになる。
余談だが、阪急百貨店10階バックヤードにはスタッフ専用のタリーズがある。
tullys-job.jp/storelist/sp_1…
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深夜に続報キタ。食品売場だけは休業延長。同店のサイトにある日次アナウンスを見ると、幅広いフロアに感染者が出ているが、地下1階が多数を占める。
地下1階にスーパースプレッダーがいて、バックヤードで他フロア従業員に広げたものと推測する。
tokyo-np.co.jp/article/121164
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阪神梅田、新宿伊勢丹、新宿ルミネ。有名商業施設でクラスタが発生しているが、報道と公式サイトを見るかぎりでは、五月雨式に検査を進めている様子が見て取れたり、休業して必死こいて実施していることが施設消毒だったりと、院内防疫屋から見れば科学的にコンダクトされていない。誰か教えてあげて。