Cheeman M.D.,Ph.D.(@kakeashi_ashika)さんの人気ツイート(いいね順)

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これだけomicronが蔓延したら空港検疫は無意味とする専門家もおられるが、感染性が強く既存免疫を逃れ重症化もしうるBA.2の拡大状況を見るに、今こそ空港検疫で入り口を絞って欲しい。 fluA流行期であっても、万が一にも人に感染すると危険な鳥インフルが出れば躍起になって封じ込めるのと同じ。
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実は、鼻腔から最も感染が成立しやすいということは知られた話である。 御高名な先生による2月の講演資料が興味深いので是非。(続く smbcnikko.co.jp/seminar/nikko_…
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高致死性伝染病であれば躍起になって最上流の検疫で止めたはずだが、幸いにも違った。そこで検疫を緩めて人の流れを優先するからには、下流で蔓延させない「安全装置」を用意して国民を守るべきだった。 現実は非医療用抗原定性で自己診断して自己隔離。野良PCRを嘲笑していた人たちは今何を思うのか
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ブレイクスルー感染についてのCDC資料に丁寧な解説をつけてくださったもの。一連のスレッドは必読。職場でも共有させていただいた。 なかでも、議論になったのはこの項目。14日で退院させることの是非について行政からの指針が欲しい。現状では「14日経過した人を老健に戻して拡大」の懸念がある。 twitter.com/sunasaji/statu…
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⑨総括。 ・無症状者からの連鎖を断ち切る手段 ・組織ではなくむしろ個人に有益 ・社会的経済的な救済のためのフラグ ・ワクチン接種回数に影響(特に副反応の出やすい若年者には意義が大きい) これだけ揃ってきたのに、まだ『無症状者にPCRは無駄』とおっしゃいますか?
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>RT まさにこれと同じことが起こっている。そもそも診断時のCt値が、これまでになく低い症例が増えた。極端な例では微症の若者のCt値が18とか。今思えばこれは英国株B.1.1.7だったのだろう。そして試みに回復期にチェックしたところ依然として高ウイルス量を保つ。実際のところ、退院判断に困る。
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⑨-1 いよいよ最後のパート。「誰が言っているのか」問題。 リアルタイムPCRは、便利な商品の出現によってブラックボックス化するくらい、分子生物学研究で当たり前に使うツールになった。医療においても各種病原体検査に頻用されているが、原理や性能を理解する人は少ない(医療者には特に)。
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補足情報として東大生産技術研究所の成果発表。 N95マスクのPP層の表裏(番号3と4)は負に帯電。それが煮沸などの再生処理で失われるが、ヴァンデグラフ起電機でリチャージできるという話。 バリバリに復活する。使用前の新品マスクの性能向上に使えそう。製品化来るかな? iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/3444/
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SmartAmp法1980円について。 まずもって最大の驚きは、臨床検査受託企業が採用した(これには性能や収益性など慎重な吟味がなされる)のではなく、「開発販売者それ自体」が「医療機関を介さずに受検者を集める」ビジネスの商材として市場に出たことである。(続く
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血圧計で血圧は下がらないし、血糖測定器で糖尿は改善しないし、PCRで感染者数は減らない。あくまで現状評価に必須のツール、必要条件にすぎないと言ってきた。 他国の防疫実務者とつながりのある同僚の受け売りになるが、「その先」の話を少し、してみよう。 twitter.com/kakeashi_ashik…
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そろそろPCRを院内で実施することも珍しくなくなってきた。これから導入を考えておられる施設もあると思う。 これは医療者の皆様で共有いただきたいこと。 【LAMPは偽陽性が出ます。検出可能コピー数もPCRに劣りますので偽陰性が増えます。初期診断に使用することは強く勧めません。】
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この一週間、病院を取り巻く状況が大きく変わった。先週書いたように、出口が無い。 用意した病床は中等症と軽症ハイリスクで占拠、軽症ローリスクは取らなくなった。新コロ診療をしない病院からの中等症転送も受けられなくなりそう。そっちで診てください、から防疫体制の薄い施設でクラスターの図式
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1000万人を6日7日8日の実質3日間で完遂。二次三次と感染が広がる前に、短期間で洗い出しと隔離を行うという基本を、この規模で実践している。 日本ではひとつの医療機関の院内感染クラスタの検査を2日以内に終わらせることすら、できていない。少なくとも自施設では、それができるように準備したい。 twitter.com/CRIjpn/status/…
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無症状者でもsubclinicalな臓器病変が存在する。 当時は未知ゆえに全員に網羅的検査を行ったDP号案件の、無症状者の肺CTの報告。自衛隊中央病院から北米放射線学会誌に投稿。 今でこそ無症状者に肺CTは撮らないが、何かでひっかけておかないと後々困ることも考えられる。 pubs.rsna.org/doi/pdf/10.114…
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1月は脳症状と治療薬のことを書いた。昨年12月中頃には既に『omicronは呼吸不全こそ少ないがbrain fogはこれまでの株と同様にある』という話が英国から出ていた。職場でも活発な議論があり、呼吸機能低下が後遺症の主役の座を降りて、精神神経症状がQOLを損ねる筆頭格に躍り出たという理解になった。
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職域接種に出ておられる先生方へ。一般企業や大学からの直接委託、旅行代理店や人材派遣業者からの間接委託、いずれにせよ医療的バックボーンのない事業者は避けたほうが賢明です。行くなら自治体・医師会・医療機関・健診事業者が安全かと思います。詳しくは書けませんが・・・。
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闇雲PCRだけでは社会防疫で完全勝利できない。 相応の実施規模、エリア遮断or行動抑制、隔離施策。これらの輪郭どころか蜃気楼すらも見えない日本で、検査だけを拡充してもダメ。エリア遮断の最大規模にして最小労力ゆえに最優先なのが水際対策だが、日本は「島国アドバンテージ」を活かせなかった。
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秋田県のJA(農協系)由利組合総合病院。8月25日に1例の職員感染をもって即座に外来と救急を停止させて、網羅的に検査。27日に2回目、30日に3回目、いずれも全員陰性。30日に救急、31日に外来を再開。 院内はLAMPのようだが、使い方が完璧である。きっと中の人が優れている。 yuri-hospital.honjo.akita.jp/doc/topics/202…
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検査アクセス悪化の話に戻る。「特異的検査なしにCOVIDと診断すると他疾患を見落とす」と書いて一週間、そのような事例が複数あった。 ・鼻汁+発熱→花粉症+腎盂腎炎 ・咽頭痛+発熱→伝単 ・筋肉痛+発熱→PMR 「後医は名医」な話だが、特異的検査を省くなら血算生化は取ろう。
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>RT 感染成立にウイルス粒子がいくつ必要か、という話に新しい見解。 これまで1000個のオーダーとされていたが、1-3個と。whole bodyにその数で感染が成立するなら、rRT-PCRに掛かってくる段階では間違いなく感染していることになる。「細胞に入る前」「入ったけど増える前」ではないことになる。
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未接種の孫と接種済みの祖父母が会う場合、前者は若年ゆえに、後者はワクチンによる軽症シフトで、無症状感染している可能性があるので、事前に検査を受けていただくことを推奨する。
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CQ7「専門家の間で言うことが違っていて混乱します」 私が確信をもって語れるのは、世界標準として使用されている「蛍光プローブのリアルタイムPCR」についてだけである。 少なくともネット上に意見を出しておられる臨床医のなかには、同程度の経験をお持ちの先生はおられないのかもしれない。(続く
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大学の集団接種が職域扱いでMなのも、11歳は10μgのPで十分とされたのに12歳に100μgのM使うのも、未接種者が多い今なら考え直せると思うが、こんな重要なことすらも「一度決まったことだから」でスルーされていくのだろうか。
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7月28日付のジェトロのドイツ情報。小売店と公共交通機関で【N95/FFP2着用義務】。検査が足りてる国でもこれなのに、日本はまだサージカルマスクすら義務としていない。科学とは何ぞや。 jetro.go.jp/ext_images/wor…
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承前)それだけにとどまらない。大阪はもう一歩、突き抜ける。 届けが出ていても、"陽性者から聞き取りを行う「ファーストタッチ」を、重症化しやすい40歳以上に絞る"とな。 この話、床に伏していてテレビ見る気力もない人には伝わらなくて、ひたすら連絡を待っていたりしないだろうか。