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長保2年12月16日(1001年1月13日)、一条天皇の皇后定子が崩御。辞世は御帳台の紐に結び付けられていたそう。この後、定子の一族、中関白家は没落。仕えていた清少納言のその後もはっきりしません。画像は紅葉山文庫旧蔵の正保4年(1647)版『後拾遺和歌集』の該当部分。
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これからの季節、雪国で大変なのが雪かきや雪下ろし。画像は江戸時代の秋田の風俗を解説した『風俗問状答』から雪下ろしの風景。軒先にはつららができ、家の脇の方に積まれた雪の高さは大人の背丈くらいはあるでしょうか。秋田の厳しい冬の様子がうかがえます。buff.ly/2PAKtrz
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今日(12/22)は冬至。一年で昼の時間が最も短くなります。冬至の風習は各地でさまざまですが、柚子湯と冬至かぼちゃが一般的でしょうか。画像は明治6年(1873)に印刷された『博物図』。柚子もかぼちゃも載っていますよ。両方見つけられるかな?リンク先から拡大もできます。
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今夜(12/24)はクリスマスイブ。かつてクリスマスツリー用の豆電球は日本からアメリカに輸出されていました。画像は日本輸出クリスマス電球工業組合の調整規程です。業者の濫立による価格や品質の低下という事態を受けて、生産者組合を結成し、生産の調整を図ったものです。
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1926年12月25日、大正天皇の崩御に伴い、大正から昭和へと改元されました。画像は「公文類聚」より、元号の呼称に関する内閣告示案。「昭和」に「セウワ」(しょうわ)と仮名が振られています。
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天文11年12月26日(1543年1月30日)、三河国岡崎(現在の愛知県岡崎市)で徳川家康が誕生しました。画像は『朝野旧聞裒藁』(ちょうやきゅうぶんほうこう)より、家康の誕生を記した部分。同書は林述斎が監修し、天保13 年(1842) に完成した徳川氏及び家康の事績録。
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皆さん、お正月の準備はお済みですか?平安時代、正月の晴れ着を準備するのは北の方(正妻)の役目でした。ところが『源氏物語』には、ある年の暮れ、末摘花が光源氏に常識外れな装束を贈ってくる場面が。画像は紅葉山文庫旧蔵本の挿絵ですが、取り次いだ女房も気まずそう。
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あけましておめでとうございます。令和初の年明けを迎えた今日は『万葉集』から天平宝字3年(759)元日の大伴家持の歌をご紹介。この日は雪で、家持は新年の雪が豊年の吉兆であることをふまえ、「降り積もる雪のように、さらに良いことが重ならんことを」と歌いました。
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永禄12年(1569)1月4日、三好三人衆が京都の本圀寺に宿泊していた足利義昭を襲撃しました(本圀寺の変)。この時に本圀寺に籠もった武士の一人に明智光秀がいました。画像は『安土日記(信長公記)』。光秀が主人公のNHK大河ドラマ #麒麟がくる は19日から放送開始です。
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今日(1/6)は二十四節気の一つ「小寒」。冬の厳しさが増す「寒の入り」でもあります。画像は紅葉山文庫旧蔵の『古今和歌集』より、清原深養父の和歌――冬ながら空より花のちりくるは雲のあなたは春にや有らん――散りかかる雪を花に例えています。きっと雲の彼方は春ですね。
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1989年1月8日、「平成」が始まりました。当館は元号発表時に掲げられた「平成(元号)の書」の原本を所蔵しており、レプリカを基本展示にてご覧いただけます。また原本の書体を忠実に再現した「平成の書」クリアファイルを販売しています。 buff.ly/2T8Fj4Y
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今日(1/12)は桜島の日。大正3年(1914)1月12日の大噴火により桜島が大隅半島とつながりました。画像は江戸時代に作成された「天保国絵図大隅国」より桜島周辺の絵図です。よく見ると大隅半島とはつながっていないことがわかりますね。 buff.ly/37IcZxp
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冬はおでんが美味しい季節。おでんの具の定番といえば大根でしょうか。今回は大根にちなんだ資料をご紹介。画像は「公文類聚」より、二股大根を描いた扇が風俗を壊乱するとして発売頒布が禁じられた明治24年(1891)の内務省告示です。
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1月の14日から15日頃に、正月の松飾りなどを集めて焼く行事は日本各地で見られます。『諸国図会年中行事大成』では「爆竹」と書いて、「とんど」というルビが付されていますが、みなさんがお住まいの地域ではどのように呼んでいますか?ぜひ回答をお願いします。
digital.archives.go.jp/das/image-j/M2…
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正月15日には、邪気を払うため、小豆粥を食べる風習があります。画像は江戸時代の食物本草書『本朝食鑑』より、赤小豆(あずき)の粥について記した部分。米に小豆を合わせてよく煮たもので、本書が刊行された元禄時代(1700年頃)には、粥に餅を入れて食していたようです。
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2/5(水)より、千葉県文書館において「国立公文書館所蔵資料展 徳川家康と房総」を開催します!本展では、国立公文書館が所蔵する江戸幕府から引継いだ蔵書や、千葉県文書館が所蔵する徳川家康関係資料などを展示し、家康と房総との関わりをご紹介します。ご期待下さい!
buff.ly/2IgMIdf
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今日(1/20)は二十四節気の一つ「大寒」です。一年で最も寒さが厳しくなる頃。画像は紅葉山文庫旧蔵の『拾遺和歌集』より清原元輔の和歌――冬の夜の池のこほりのさやけきは月のひかりのみがくなりけり――月光が磨くかのような冴えわたる氷の美しさが詠まれています。
buff.ly/35ZUcwo
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2020年は子年。『古事記』では炎に囲まれた大国主命(オオクニヌシノミコト)を救うのがねずみ。「内はほらほら(ふらふら)、外はすぶすぶ(すすふふ)」と鳴きます。これは「外は燃えても穴の中は安全」という意味で大国主命は地面を踏み抜いて炎を逃れたといいます。
buff.ly/2u8TYFW
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今日(1/26)は文化財防火デー。昭和24年(1949)の同日に法隆寺金堂が火災で焼失したことを教訓として定められました。画像は、衆議院議員の今野武雄が行った法隆寺国宝保存に関する質問に対する文部省の答弁書です。火災の原因は電気ザブトンとされています。
buff.ly/38EYBXB
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今日(2月3日)は節分。新暦では節分は2月ですが、旧暦の節分は12月~1月のため、江戸時代以前の年中行事を解説した資料では、12月の行事と一緒に解説されることもあります。画像の資料『難波鑑』でも、節分の挿絵は6冊目(全6冊)に。明日は立春。春が待ち遠しいですね。
buff.ly/38P7ei0
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今日(2/4)は立春。ほとんどの勅撰和歌集は立春をテーマにした和歌から始まります。春の訪れが和歌の幕開けでもあるんですね。画像は紅葉山文庫旧蔵『古今和歌集』より素性法師の和歌――春たてば花とや見らん白雪のかゝれる枝にうぐひすのなく――雪を花に見立てています。
buff.ly/2sY4wnf
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本日(2/5)から「国立公文書館所蔵資料展 徳川家康と房総」が開催されます(会場:千葉県文書館)。本展では「徳川実紀」や「寛政重修諸家譜」など、江戸幕府が編纂した資料と、千葉県文書館所蔵の徳川家康関係資料などを展示します。ぜひご来館ください(会期:3/10まで)。
buff.ly/2IgMIdf
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寿永3年/治承8年(1184)2月7日、源義経率いる軍勢が平家の軍勢を壊走させた一の谷の戦いが起こりました。若武者である平敦盛の最期は古典の教科書にも載っていますね。画像は謡曲『生田敦盛』の謡本で、実は敦盛には遺児がいたという伝説をもとに作られています。
buff.ly/2u5at6x