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寛喜3年(1231)2月12日、後堀河天皇に皇子が誕生。のちの四条天皇です。2歳で即位し、わずか12歳で崩御。原因は女房たちを転ばせるいたずらをしようと廊下に仕掛けをした結果、自分も誤って転倒したという不慮の事故だったとか。画像は林家旧蔵『五代帝王物語』です。
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この季節にふさわしい名句を、室町時代末期に書写された『和漢朗詠集』に見つけました。「梅花を折て首(こうべ)に挿しはさめば、二月の雪衣に落つ」――手折った梅の花をかんざしにすれば、二月(旧暦)の雪のように花弁が肩に落ちる――まさに口ずさみたくなる名句です。
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今日(2/14)はバレンタインデー。贈り物にチョコレートも良いですが、今年は平安貴族のように和歌を贈ってみてはいかがでしょう。画像は『伊勢物語』より、主人公が奈良で出会った美しい姉妹に、自分の狩衣の裾に書いて贈った和歌。古歌を引用して教養もアピールしています!
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明治16年(1883)2月16日から毎日1回の気象電報を全国から収集できるようになり、東京気象台で初めて天気図が作製されました。同年3月1日から、毎日の天気図の印刷配布も始まりました。画像は当館所蔵「諸雑公文書」より、明治23年8月の天気図です。 buff.ly/37toQ2c
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今日は二十四節気の一つ「雨水」。寒さがピークを過ぎ、雪解けが始まる頃。画像は紅葉山文庫旧蔵の『新古今和歌集』より式子内親王の和歌――山ふかみ春ともしらぬ松の戸にたえだえかかる雪の玉水――まだ雪深い山奥、春を待つ松に雪解け水が滴り落ちる光景を詠んでいます。
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今日(2/22)は #猫の日。愛猫家の皆さんのために当館からも猫に関する資料を紹介します。画像は『源氏物語』の注釈書『河海抄』より、宇多天皇の日記『寛平御記』の引用部分。実は宇多天皇は黒猫を可愛がっており、その姿を例えて「雲上の黒龍」と大絶賛しています。
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今日(2/23)は令和になって初めての天皇誕生日です。天皇誕生日は、昭和23年(1948)、「国民の祝日に関する法律」で祝日に定められ、現在に至ります。画像は、「国民の祝日に関する法律」の公布原本です。
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延喜3年(903年) 2月25日、菅原道真が左遷先の大宰府で失意のうちに没しました。画像は都を離れる際に詠んだ歌――こちふかばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春をわするな――画像は紅葉山文庫旧蔵の『拾遺和歌集』で没後の官位「贈太政大臣」の名で載せられています。
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昭和11年(1936)2月26日未明、2・26事件が起こりました。画像は内務省警保局保安課の文書で、当日の午前8時半に警保局の事務官が発した電報の写しです。この段階では岡田啓介首相は死亡したものと思われていましたが、後に無事であったことが判明しました。
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文禄3年(1594)2/27、豊臣秀吉は豊臣秀次、徳川家康、前田利家、伊達政宗らをはじめ総勢5千人を率いて花見に吉野へ赴きました。画像は『駒井日記』。同書は右筆(書記)を務めた駒井重勝の日記。秀吉らは途中の茶屋や関屋において、吉野山での花見に因んだ歌を詠んでいます。
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【お知らせ】
新型コロナウイルスの感染予防・拡大防止のため、2/28(金)~3/15(日)の間、臨時閉館し、以下のとおり対応いたします。
・閲覧室の閉室
・展示場の閉場(ショップ含む)
・館主催イベントの中止
・バックヤードツアーの中止もしくは延期
詳細はこちら→buff.ly/2PtCmg5
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推古天皇36年3月2日(628年4月10日)、『日本書紀』に日本最古の日蝕(日食)の記録が残されています。この後、その影響かのように推古天皇が崩御。この日蝕は事実なのか、天文学的見地からも研究がされているそうです。画像は徳川家康の命令によって書写された慶長御写本。
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天喜元年3月4日(1053年3月26日)、平等院鳳凰堂が完成しました。元は藤原道長の宇治の別荘で、その子、頼通が改修したそうです。画像は道長らの栄華を描いた歴史物語『栄花物語』で「うぢに御堂めでたくつくらせ給ひて」とあるのが平等院造営を指していると考えられます。
buff.ly/2VErBuZ
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今日(3/5)は二十四節気の一つ「啓蟄(ケイチツ)」。土が暖かくなり、冬眠していた虫たちが動き始める頃。画像は昌平坂学問所旧蔵の『虫譜図説』よりミミズの図。リンク先から全頁をご覧いただけますが、この巻はムカデやヤスデなどが充実しておりますので苦手な方はご注意を。buff.ly/2wjo7nb
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デジタル展示「昭和二十年」を公開しました。平成27年開催の企画展をベースとし、昭和20年(1945)を中心に、8月15日の玉音放送のもとになった「大東亜戦争終結ニ関スル詔書」など、大きな転換期を迎えたわが国の姿を伝える資料をご紹介しています。ぜひご覧ください。
buff.ly/2VKXYYZ
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書物奉行という仕事をご存じですか?江戸幕府で図書の収集や整理、保存等を担当していた職業です。当館の研究紀要『北の丸』第52号では、書物奉行を務めた旗本、鈴木白藤(すずきはくとう)を中心に、書物奉行の交友や文化的活動、役割を紹介しています。ぜひご覧ください!
buff.ly/39H1ece
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今日(3/20)は春分の日。春の彼岸の中日でもあり、お墓参りをして先祖を供養する時期でもあります。紅葉山文庫旧蔵の『新古今和歌集』には、春に寄せて故人を悼む和歌が載っています――たちのぼる煙をだにも見るべきに霞にまがふはるの曙 buff.ly/2szVLjA
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天正5年3月22日(1577年4月10日)、紀伊侵攻を終えた織田信長は雑賀衆(さいかしゅう)の反撃に備えるため、和泉国佐野郷(大阪府泉佐野市)に砦の建設を命じました。画像は『安土日記(信長公記)』で、その命令を受けた家臣の中に明智光秀(惟任日向守)の名前が見えます。
buff.ly/2PT6RNk
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元暦2年/寿永4年3月24日(1185年4月25日)、壇ノ浦の戦いで平家一門が滅亡しました。画像は江戸時代前期に出版された横型絵入り本『源平盛衰記』の見開き挿絵部分です。物語や芝居に繰り返し描かれたこの場面、2022年の大河ドラマ #鎌倉殿の13人 でも描かれるのでしょうか?
buff.ly/2xKTpnz
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今日(3/27)は「さくらの日」だそうです。皆様のお住まいの地域では、どのような種類の桜が咲きますか?画像は『古今要覧稿』より「九重桜」。同書は、幕臣の屋代弘賢が編纂した百科全書です。
buff.ly/3aiIuQE
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恋に死ぬヒロインとして、八百屋お七の話は有名ですね。お七は火災で避難した先で出会った寺小姓に恋をしました。再び火事が起きれば恋人に会えると考えたお七は自宅を放火。その後捕縛され、天和3年(1683)3月29日、火刑に処せられました。画像はお七の自宅周辺の図。
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【臨時閉館延長】
新型コロナウイルスの感染予防・拡大防止のため、当面の間、臨時閉館を延長し、第1回企画展の開催も延期させていただきます。
なお、ご来館を要しない業務(郵送等による利用請求の受付やレファレンス、オリジナル商品の郵送販売等)は行っております。
buff.ly/2xuZBAe
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昭和33年(1958)3月30日、旧国立競技場が落成しました。画像は事務次官会議資料に添付された旧国立競技場の図です。現在は既に新しい国立競技場が完成していますが、今日は旧国立競技場を舞台に活躍した選手たちに思いをはせてみては如何でしょうか。 buff.ly/2WGyAnT
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4月1日は新年度の始まりです。しかし、明治初期は必ずしも4月1日が年度の始まりではありませんでした。明治19年(1886)から4月1日が会計年度の始まりとされたことで、年度の始まりとして定着しました。画像は「御署名原本」より会計法(明治22年法律第4号)の条文です。
buff.ly/2xGaKOr