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今日(1/20)は二十四節気の一つ「大寒」。寒さがピークを迎える「寒の明け」です。「小寒」の日(1/5)にも紹介した『大鏡』には、醍醐天皇(在位:897~930)はこの季節、凍える民のことを想って、自らも衣を脱いで夜の寒さに耐えて眠っていた、という逸話が見えます。
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「国立公文書館デジタルアーカイブ」をご存じですか?デジタルアーカイブでは所蔵資料約151万冊の検索ができ、うち約32万冊の資料画像がオンラインで利用できます。ダウンロードした画像は学習・研究・出版・画像素材など様々な用途に無料でご利用いただけます。
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寒い冬にコートは欠かせませんね。画像は明治7年(1874)に制定された陸軍の乗馬用外套の図。天皇や皇族を守る近衛兵用(右)と、各地方に置かれた鎮台に所属する鎮台兵用(左)で生地の色が異なりました。
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雪の多い季節になってきましたね。思い出すのは「香炉峰の雪はどのようなものでしょう?」と尋ねた定子に対し、清少納言が白居易の詩を元に簾をあげて答えたという『枕草子』の逸話。同じ話が鎌倉時代の説話集『十訓抄』にも載っています。挿絵には簾をあげる様子が。
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安永7年(1778)1月15日、豊後日出(ひじ)藩家老の帆足万里(ばんり)が生まれました。万里は儒学者でありながら西洋科学にも通じており、理学や医学分野の著作も残しています。画像は物理学書の『窮理通』。私たちにもなじみ深い、月の満ち欠けについての解説と図です。
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今日(1/14)は高島秋帆(しゅうはん)の命日。慶応2年(1866)没。秋帆は幕末の砲術家で、幕府に西洋式砲術の採用を建議しました。画像は『天保雑記』より、徳丸ヶ原で行われた西洋式砲術の実射演習に関する資料。大河ドラマ #青天を衝け では #玉木宏 さんが演じます。
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今日は庚申(こうしん)。庚申の夜には三尸(さんし)の虫が抜け出して、天帝にその人の悪事を告げると言われ、それを防ぐために徹夜する習慣があります。室町時代の日記『二水記』の著者鷲尾(わしのお)隆康も暁の鐘を聞くまで起きていたことがわかります。 buff.ly/3b9VxqU
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今日(1/11)は成人の日。成人の日は昭和23年(1948)に国民の祝日に関する法律で制定され、昭和24年から同日に新成人を祝いはげますための行事が行われるようになりました。画像からは昭和24年に各府県が実施した行事の対象年齢がわかりますが、一律ではなかったようです。
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明智光秀の次女たまは細川忠興の夫人となります。 #麒麟がくる では #芦田愛菜 さんが演じています。たまは関ケ原の合戦に際して人質となることを拒み、命を絶ったことでも有名です。画像は徳川家康の事績を記した『武徳大成記』より、人質となることを拒んだ場面です。
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「緊急事態宣言」の発出を踏まえ、本日(1/8)から当面の間、休館いたします。企画展「最後の殿様-廃藩置県から府県制へ-」の開催も延期いたします。
休館中に実施する業務、今後の業務再開については、随時、HP等でお知らせいたします。
詳細はこちらをご覧ください。
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1月7日は人日(じんじつ)の節句。この日に七草粥を食べる習慣は中国の風習の影響を受けたものと考えられています。画像は湖北・湖南地方の風俗を記録した6世紀頃成立の『荊楚歳時記』。7種の菜を羹(あつもの=野菜などを熱く煮た料理)にすると記されています。 buff.ly/3hK72GH
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今日(1/5)は二十四節気の一つ「小寒」。一層寒さが厳しくなる「寒の入り」です。画像は元和・慶長年間に木活字で出版された『大鏡』より、三条天皇(在位:1011~1016)が病の治療のためこの季節の水を頭に注がれたという話。ぶるぶる震える帝を見て皆気の毒に思ったとか。
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【お知らせ】
国立公文書館では、新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえ、より感染症防止対策に対応することとし、当面の措置として、当館閲覧室を閉室することといたしました。閲覧室の閉室期間:令和3年1月5日(火)~1月9日(土) 詳しくはこちらをご確認ください→buff.ly/388C6wD
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2021年は丑年。そこで『寛永民恩沢(かんえいたみのめぐみ)』から牛車の図をご紹介します。同資料は寛永3年(1626)、後水尾天皇が二条城へ行幸した際の行列の様子を描いたもの。この牛車は将軍家光の牛車で、後ろには尾張、紀伊、駿河、水戸と主要な親藩の大名が続きます。
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初夢に見ると縁起が良いものとして、「一富士二鷹三茄子」という文句がありますね。画像は『富岳細見記(ふがくさいけんき)』より、三保の松原から望む富士山の図。同書は江戸時代末期に成立したと推測される富士山についての案内記です。よい一年になりますように。
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あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。画像は江戸時代の食物本草書『本朝食鑑』より、「屠蘇酒」について記した部分。毎年正月朔日飲み、疫病や不祥を避けるとされているそうです。元禄10年(1697)刊。 buff.ly/2UgGdgI
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今年も残すところあとわずか。今日は和学講談所旧蔵の『新古今和歌集』から年の暮れを詠んだ藤原俊成女の和歌をご紹介します――隔てゆく世々の面影かきくらし雪とふりぬる年の暮かな――遠ざかる年月の思い出が去来して、薄暗い空に降る雪のように経る年の暮れであることよ
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明智光秀の最期については様々な説がありますが、江戸時代に成立した『兵家茶話』では、光秀は山崎の戦いの後、名を変えて美濃国に隠れ住んでいたとされています。その後、光秀は関ヶ原の戦いに参戦しようとしますが、その途上で溺れ死んでしまったのだとか。 #麒麟がくる
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今夜はクリスマス・イブ。大切な人と共に過ごす人も多いことでしょう。プレゼントは準備しましたか?ちなみに『枕草子』は、時の中宮定子が清少納言に紙を下賜したことがきっかけで書かれたそう。あなたのプレゼントも、歴史を変えるきっかけになるかも?画像は慶安2年版。
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大宝2年12月22日、持統天皇が崩御しました。推古・皇極(斉明)天皇に続く史上3人目の女性天皇で、夫と共に壬申の乱をくぐり抜け、律令制度を整えるなど波乱の生涯でした。小倉百人一首に採られた「春過ぎて…」の和歌が有名ですね。画像は細川幽斎が編んだ『百人一首抄』。
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今日は『花押藪(かおうそう)』から織田信長の花押をご紹介します。花押は現代でいうサインにあたるもので、実名を元に作られることが多いのですが、信長の花押は「麟」という字を元に作られています。同資料には公家・武家だけでなく、僧侶や連歌師の花押も収められています。
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明治41年(1908)12月5日、鉄道の監督・現業機関として鉄道院が設置されました。通信・運輸行政を担当した逓信省から独立する形で設置され、初代総裁は後藤新平でした。画像は明治42年に制定された鉄道院職員服制で、帽と剣のデザインです。 buff.ly/37pILkq
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1552年12月3日、キリスト教を日本に伝えたザビエルが亡くなりました。画像は天文年間(1550~55頃)成立と考えられている『大内物語』。周防の大名大内義隆に「天竺人」が時計などを贈ったという記述があり、この「天竺人」は実はザビエルのことであったと考えられています。buff.ly/3fQsQ2v
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上総国(現在の千葉県)で生まれ育った菅原孝標女が、憧れの地である京へやってきたのは旧暦12月2日のこと。到着は夜更けだったようですが、まだ落ち着かないうちに、早速、親戚のつてを頼って物語の収集を始めたようです。画像は内務省旧蔵の『さらしなの日記』です。
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