国立公文書館(@JPNatArchives)さんの人気ツイート(新しい順)

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今日(6/21)は夏至。清原深養父の和歌「夏の夜はまだ宵ながら明ぬるを雲のいづこに月やどるらん」を思い出します。画像は平安時代成立の『古今和歌六帖』。名歌がテーマ別に分類され、和歌を詠むのに便利な仕様です。今夜は皆さんも、夏の短夜を題材に一首詠んでみませんか? buff.ly/3q4j9CH
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雨の季節になりましたね。今日は幕末に刊行された『西洋衣食住』という資料から傘の図をご紹介します。和傘が紙張りであるのに対し、洋傘が布張りであることが紹介されています。最近は杖兼用傘もありますが、そうでない傘を杖の代わりにするのは真似しない方が良いですね。 buff.ly/3iOE1fo
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6月16日は和菓子の日。江戸時代にはこの日に大名や旗本が江戸城に登城して、嘉祥(嘉定)の祝として将軍から菓子を賜りました。画像は「柳営日次記」文化4年(1807)同日の記事。公方様(将軍徳川家斉)と大納言様(将軍世子の家慶)が大広間に出御したことが記されています。 buff.ly/3cFEnkP
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関東甲信地方も梅雨入りが発表されましたね。どんな権力者でも雨は思うままにならないもの。鎌倉時代の説話集『古事談』には、雨のせいで法要が三度も延期となったことに怒った白河院が、雨を獄舎(牢屋)に入れたという逸話が載っています。画像は紅葉山文庫旧蔵書。buff.ly/3gwUulK
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雨の降り続く晩は不気味なもの。『源平盛衰記』には平忠盛(清盛の父)が雨の晩に、銀の針の生えた鬼を捕まえた逸話が載っています。鬼の正体は実は蓑をかぶった僧で、灯籠に油を注しにきただけ。濡れた蓑が銀の針に見えたのでした。画像は挿絵入りの延宝8年(1680)版です。 buff.ly/2PDyMxw
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天正10年6月13日(1582年7月2日)頃、山崎の合戦で敗走した明智光秀は落ち武者狩りによって命を落としたといいます。画像は宝永3年(1706)版『室町殿物かたり』の挿絵で、鑓で突き刺される光秀の最期。大河ドラマ #麒麟がくる は意外な終わり方でしたね。 buff.ly/355Iz9g
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慶長20年6月11日(1615年7月6日)、戦国武将で茶人の古田織部が豊臣家との内通のかどで切腹しました。その名前は現在も陶器の #織部焼 に残り、また人気漫画『 #へうげもの 』でも親しまれていますね。画像は万治3年(1660)版の『古織伝』で、織部の茶道を伝えています。 buff.ly/3g4hUA7
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紫陽花の美しい季節になりましたね。古くは『万葉集』に、時の左大臣橘諸兄が、宴のもてなしを感謝する歌に紫陽花を詠み込んでいます。画像は慶長年間に木製の活字を用いて出版されたもの。印刷された『万葉集』としては最初期のものに当たり、読み仮名がないのが特徴です。 buff.ly/3in3zjO
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用明天皇2年6月7日(587年7月17日)、蘇我馬子の命により穴穂部皇子が暗殺されたと『日本書紀』は伝えています。馬子と対立する物部守屋が皇子を次期天皇に擁立したのが原因で、蘇我氏と物部氏の戦いにつながります。画像は慶長年間の写本で、全巻揃いとしては最古のもの。buff.ly/37YuUQj
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今日(6/5)は二十四節気の一つ「芒種」。蛍が現れ始める時期でもあります。和泉式部は蛍の光を身体から彷徨い出る魂に例えて「もの思へば沢の蛍も我が身よりあくがれ出づる玉かとぞ見る」と詠みました。画像は室町時代に書写された『沙石集』で、少し文言が違っています。 buff.ly/3ih9TJi
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今日(6/4)は語呂合わせで虫の日。平安~鎌倉時代頃に成立した『堤中納言物語』には「虫めづる姫君」という物語が収められており、毛虫を愛する風変わりなお姫様が登場します。 #宮崎駿 監督が『 #風の谷のナウシカ 』の着想を得たとも。画像は昌平坂学問所旧蔵書。 buff.ly/2RcNeD4
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いまから30年前の平成3年(1991)6月3日、長崎県の雲仙普賢岳で大火砕流が発生し、多数の犠牲者を出しました。普賢岳は寛政4年(1792)にも噴火しており、地震も長期間継続したと言われています。画像は天保9年(1838)に完成した「天保国絵図肥前国」から島原付近を拡大したもの。 buff.ly/3uEb5sI
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6月2日は本能寺の変が起きた日。当館所蔵の『日々記』は記主勧修寺晴豊(かじゅうじはれとよ)の自筆本です。この日、まだ就寝中だった晴豊は事件の知らせを受け、二条御所へ。すると、御所は明智勢が取り囲んでいました。同資料には事件当日の様子が詳細に記録されています。 buff.ly/3z07f0P
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今日(5/31)はWHOが定めた世界禁煙デーです。日本では江戸時代初期から喫煙の習慣が広まりました。江戸の山城屋忠兵衛が編集した『文鳳堂雑纂』には、煙草の有害さを訴える「破煙草の弁」という文章が載っています。ただ、遊女や役者など愛煙家は多かったようですよ。 buff.ly/3bOCoKu
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今日(5/28)は業平忌。元慶4年(880)、在原業平が没したと伝わります。『伊勢物語』もその辞世とされる和歌「つゐにゆく道とはかねてききしかど昨日けふとはおもはざりしを」で締めくくられます。画像の慶長13年(1608)刊行の嵯峨本には、死の床につく主人公が描かれています。 buff.ly/3fdrJv9
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天平15年5月27日(743年6月23日)、墾田永年私財法が発布されました。自分で開墾した土地の私財化を認めたもので、三代後に返納が義務付けられていた三世一身法からの大きな転換でした。画像は徳川家康の命によって書写された慶長御写本『続日本紀』より。 buff.ly/2XkYMoW
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今日は月食が観測される予定です。中世の有職故実書である『禁秘抄』によれば、天変を観測し、その吉凶を報告する天文博士などの官人は、特に大事の際には夏ならば冬の装束、冬ならば夏の装束といったように、反対の季節の装束で内裏に馳せ参じることがあったようです。buff.ly/3bN6rCr
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1686年5月24日、華氏(ファーレンハイト度)を考案したことで知られるドイツの物理学者ファーレンハイトが生まれました。江戸時代の植物学書『植学啓原』では「滾湯点」、「凍点」という用語で、華氏・摂氏(セルシウス度)・列氏(レオミュール度)の違いを解説しています。buff.ly/2S2TflK
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今日(5/23)はキスの日。1946年公開の映画『はたちの青春』に日本初のキスシーンが描かれたことにちなみます。平安時代成立の『今昔物語集』には、悪ふざけで亀にキスをして怪我をした男の話が載っています。そんな今日は、亀の保全を目的とした世界亀の日でもあります。buff.ly/3hfb7nS
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今日(5/22)はサイクリングの日。今では自転車税はなくなりましたが、明治初期から昭和33年(1958)までは自転車は課税の対象でした。画像は「太政類典」より、明治9年(1876)に東京府が定めた諸車府税で、自転車に1円の府税が賦課されています。 buff.ly/3oqSK14
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おいしい新茶の季節ですね。お茶といえば、室町時代には路上でお茶を一杯につき一銭で売る「一服一銭」というサービスがありました。実は去年の大河ドラマ #麒麟がくる にも少しだけ登場していたのですが、気がつきましたか?画像は昌平坂学問所旧蔵『七十一番歌合』より。 buff.ly/2SPqAkq
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明治2年(1869)5月18日、榎本武揚らが五稜郭を開城し、戊辰戦争最後の戦いである箱館戦争が終結しました。画像は『公文録』より五稜郭の図。図には土塁や堀の寸法等が詳細に書き込まれています。buff.ly/2T3cUOp buff.ly/3oo6c5E
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慶応4年(1868、明治元年)5月15日、上野戦争(彰義隊の戦い)が起こりました。これに先立って、徳川慶喜の水戸謹慎に伴って彰義隊を脱退した渋沢成一郎は、後に箱館戦争へ参加します。画像は明治5年、成一郎が従兄の渋沢栄一の仲介で明治政府に出仕した際の文書です。 buff.ly/3blrhsa
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明治11年(1878)5月14日、明治政府高官の大久保利通が暗殺される事件が発生しました。画像は『公文録』より、息子の利和から太政官に出された死亡届です。大久保の傷の他、乗っていた馬車の馭者で共に犠牲となった中村太郎の傷についても報告されています。 buff.ly/2DWXju6
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1610年5月11日、イタリア人宣教師マテオ・リッチが亡くなりました。マテオが伝えた世界地図をもとに、中国で刊行された「坤輿(こんよ)万国全図」は日本にも大きな影響を与えました。当館所蔵の「坤輿万国全図」は、世界図の部分を切り取り「皇輿図」の裏に張り直したものです。buff.ly/3xWJWUV