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昭和4年(1929)8月16日、近代女子教育の先駆者、津田梅子が亡くなりました。わずか9歳でアメリカに留学し、約10年にわたり語学や自然科学などを学修。帰国後は女子教育の普及に努めました。2024年度から使用される新五千円券の肖像にも選ばれています。画像は「公文録」より。buff.ly/3iAptj8
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今日(8/15)は終戦の日。昭和20年(1945)8月15日正午に玉音放送が行われました。当館HPでは、「終戦の詔書」など、昭和20年の様々な出来事に関する資料を紹介するデジタル展示「昭和二十年」を公開しています。この機会に戦後日本の原点となった一年を振り返ってみましょう。 buff.ly/2VKXYYZ
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夏の行事といえば盆踊り。しかし盆踊りは風紀を乱すという理由で禁止されていたこともあります。禁止に反発し踊りを強行しようとする若者と警官の間でもめ事も起こりました。画像は、大正2年(1913)に和歌山県知事から内務大臣へもめ事の詳細を報告した文書です。 buff.ly/3fKjDK8
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夏とかけて少年少女と解く、その心は虫捕り。画像は栗本丹洲が著した江戸時代の虫類図譜『千虫譜』より、カブトムシとクワガタ、そして蛾(ガ)の図です。皆様はどんな虫を捕まえたいですか?どんな虫を捕まえた思い出がありますか?ぜひ、リンクから他の虫もご覧ください。 buff.ly/3fwZA1R
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昭和20年(1945)8月6日広島に、9日には長崎に原子爆弾が投下され、甚大な被害をもたらしました。画像は広島と長崎の裁判所の検事が司法省に提出した被害の報告書です。デジタル展示「昭和20年」から全文をご覧いただけます。原爆の日(原爆忌)に、平和への思いをはせて。 buff.ly/3jaWm4V
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今日(8/3)は語呂合わせで蜂蜜の日。蜂と聞いて連想するのは「蜂飼大臣」と呼ばれた平安時代後期の貴族・藤原宗輔。蜂を飼い慣らして自由に操ることができたとか。画像は江戸時代後期の絵師、菊池容斎の肖像画集『前賢故実』で、宗輔が枇杷の実に蜂を呼び集めているところ。buff.ly/3yaWrvK
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用明天皇2年8月2日(587年9月9日)は崇峻天皇が即位した日とされます。しかし、即位5年目に蘇我馬子の陰謀により暗殺。徳川家康が慶長19年(1614)に書写させた聖徳太子の伝記『聖徳太子伝暦』には、崇峻天皇を見た太子が「横死の相がある」と予言したという逸話が載っています。 buff.ly/3xcocmu
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安政5年(1858)夏のコレラ大流行は江戸でも多くの死者を出しました。画像の『安政箇労痢(コロリ)流行記概略』には、疫病流行は「妖怪変化のせい」等と書かれており、根本的な原因菌も予防法もわからない病と対峙する人々の不安が伝わってきます。 buff.ly/3zOoTEm
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今日(7/22)は二十四節気の一つ「大暑」、一年で最も暑い時季の始まり。そこで紅葉山文庫旧蔵の『文華秀麗集』から、巨勢識人(こせのしきひと)が嵯峨天皇(在位:809~823)の別荘で詠んだ納涼の漢詩の一節をご紹介します。ぜひ声に出して読んで涼しさを感じてみてください。 buff.ly/36NsPbI
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1969年7月20日、アメリカのアポロ11号が「静かの海」に着陸し人類初の月面歩行を遂げました。同年は、日本の宇宙開発事業が大きな一歩を踏み出した年でもあります。画像は宇宙開発事業団法公布の御署名原本。この法に基づき宇宙開発事業団が発足、現在も活動を続けています。
buff.ly/2UkfC7D
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いよいよ七月場所も明日が千秋楽。相撲と聞いて思い出すのは『大鏡』の一節。在原業平と源定省(みなもとのさだみ)が相撲を取ったところ、うっかり帝の玉座の手すりを折ってしまったというもの。実はこの定省、のちの宇多天皇。貴公子と帝の意外なやんちゃエピソードです。 buff.ly/3yMNQPY
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明治19年(1886)7月、東経135度の時刻を日本の標準時とすることが定められました。『公文類聚』では、もし東京を基準とすると、国際的に中途半端な時間となるだけではなく、西端(沖縄周辺)では実際の時間と1時間程度ずれてしまうとし、東経135度を用いるべきとしています。 buff.ly/3xm1Qj9
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嘉禄元年7月11日(1225年8月16日)、北条政子が没しました。画像は林家旧蔵の『愚管抄』で、政子たち女性の活躍を「女人入眼の日本国(女性が仕上げをするのが日本だ)」と評しています。来年の大河ドラマ #鎌倉殿の13人 では #小池栄子 さんが政子を演じるそうですよ。 buff.ly/3jMZBSi
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今日は「なっとう」の語呂合わせで #納豆の日 。平安時代中期に成立した『新猿楽記』にはすでに「納豆」の記述が。ある酒好きの女性「七の御許」の愛する肴として挙げられています。現在の納豆とは味や作り方が異なるのかもしれません。画像の資料は公家の甘露寺家の旧蔵書。 buff.ly/3qNSbPW
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天明3年(1783)、浅間山が噴火。特に、7月上旬には、火山灰が江戸にまで到達したといわれる大噴火が発生しました。利根川には土砂が堆積し、洪水が増加したり、舟運にも影響が出るなど、大きな爪痕を残しました。画像は『視聴草』から噴火の様子を描いた図です。buff.ly/2SQrUUL
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今夜(7/7)は七夕。天平勝宝3年(751)頃成立した日本最古の漢詩集『懐風藻』にも七夕の詩が載っています。画像は徳川家康の命令で書写された慶長御写本。新羅に学び、持統天皇から元正天皇の時代まで朝廷に仕えた山田三方(やまだのみかた)による詩の一節をご紹介します。buff.ly/3hpIgvD
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もう明日が待ちきれない!?―いつしかとまたぐ心をはぎにあげて天のかはらをけふや渡らん―歌人藤原兼輔の『兼輔集』収載のこの和歌は旧暦7月6日に詠まれたもの。七夕の逢瀬を待ちきれない彦星が、恋心も足も丸出しにして天の川を渡っています。ユーモアに満ちた和歌ですね! buff.ly/3w67Fjq
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延元3年/建武5年閏7月2日(1338年8月17日)、新田義貞が越前藤島で討死。後に南朝の忠臣として顕彰されますが、当時は朝敵として獄門にかけられました。画像の『太平記』の挿絵には、恋人の勾当内侍(こうとうのないし)が義貞の首の前で泣き崩れる様子が描かれています。 buff.ly/3wchgW4
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ビールの美味しい季節ですね。明治9年(1876)、北海道開拓事業のひとつとして国内初の麦酒醸造所が札幌に設立されました。画像右手に積み上げられた樽には「麦とホツプを製すればビイルとゆふ酒になる」と書かれています。buff.ly/3gQHs3S
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本日の #青天を衝け で描かれる #磯村勇斗 さん演じる第14代将軍徳川家茂の死。大の甘党だった家茂。病気見舞いに大量の菓子類が届けられました(画像は「昭徳院実紀」)。しかし糖質の過剰摂取で代謝に必要なビタミンB1が欠乏、患っていた脚気が悪化したと考えられています。buff.ly/3gU3Dq8
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明日(6/26)から令和3年度連続企画展第1弾「文書管理の歴史を紐解く-古代~近世の文書の管理・保存・利用-」を開催します。重要文化財を含む当館所蔵資料から前近代の文書管理の一端をご紹介します。会場は東京本館1階、期間中無休、入場無料。詳細は当館HPをご確認ください。buff.ly/2IgMIdf
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雨の多い季節になると『源氏物語』の「雨夜の品定め」を思い出します。例年この場面の載る「帚木」を紹介してきましたが、今年は『雨夜物語たみこと葉』を。これは国学者の加藤宇万伎(うまき)による「雨夜の品定め」の注釈書。初心者向けの工夫がたくさん施されています。 buff.ly/3zK33T8
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明治40年(1907)6月23日、夏目漱石の『虞美人草』の連載が開始されました。虞美人草とはヒナゲシのことで、楚の項羽の恋人である虞の墓から咲いたという伝説があります。画像は清の乾隆8年(1743)に刊行された『晩笑堂竹荘画伝』より虞姫(虞美人)の絵。昌平坂学問所旧蔵。 buff.ly/3wBZVGN
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毎日の天気が気になる季節ですが、古文書で「天気」といえば、晴れや雨ではなく、天皇などの意向を表す用例も多く存在します。『武州文書』所収の画像の資料でも「者(てえり)」以前が天皇の意向の部分です。武蔵国の三宝寺(現練馬区)が勅願寺となったことが記されています。 buff.ly/2UgwD2n