国立公文書館(@JPNatArchives)さんの人気ツイート(いいね順)

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「天災は忘れた頃にやってくる」という警句を残した、高知県出身の物理学者寺田寅彦の命日は昭和10年(1935)の大晦日です。画像は「東京帝国大学教授寺田寅彦賞与ノ件」。令和2年は災害の少ない年になりますように。 皆さま、本年もありがとうございました。どうぞ、良いお年をお迎えください。
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今日(2/4)は立春。暦の上では春とはいえ、まだまだ寒いですね。今回は紅葉山文庫旧蔵の『古今和歌集』より二条后(藤原高子)の春のはじめの和歌をご紹介します。「雪のうちに春はきにけり鶯のこほれる涙いまやとくらん」(意味は次のツイートで!)
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太田道灌は室町時代の武将。「山吹の里」の逸話や江戸城の築城者として後世に「智将」と評価されました。画像は江戸時代以降に成立した『太田道灌兵書』の築城に関する部分。同資料は開催中の企画展「太田道灌と江戸」にて展示中です。ぜひご来館下さい。buff.ly/2mV8DNE
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木々が芽吹き並木道が美しい季節になりました。明治6年(1873)には並木をみだりに伐ってはならないという布告が各府県に出されました。並木は風雨寒暑の時に道行く人を防護しているとその役割を記しています。画像は『公文録』より大蔵省から正院への伺いと布告です。 digital.archives.go.jp/img/3034153
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承前)正解は那須与一が扇の的を射抜く場面。教科書にも掲載されていてお馴染みですね。屋島の戦いではほかに、義経の腹心である佐藤兄弟の兄継信が討死します。画像は、平家の武将・能登守教経の放った矢に首を射抜かれた継信が落馬するところ。
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明治2年(1869)5月18日、戊辰戦争最後の戦い、箱館戦争が終結しました。旧幕府海軍の榎本武揚(釜次郎)らは箱館五稜郭で新政府軍と戦うも、戦費の枯渇などによって降伏を余儀なくされます。画像は、明治5年に榎本ら降伏者が赦免されたことを伝える『陸軍裁判所記』です。 buff.ly/2EbtiXj
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画像は江戸時代の食物本草書『本朝食鑑』から「艾餅(よもぎもち)」について記した部分。古くから3月3日の桃の節句には草餅を食べる風習がありました。平安時代には母子草を材料としていましたが、中世後期頃からヨモギを入れたものが作られるようになりました。 buff.ly/2UgGdgI
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画像は『絵本野山草』から撫子(なでしこ)、秋の七草の一つです。資料は大坂で活躍した絵師橘保国(1715~1792)が狩野派の画法を用いて描いた草木画集。本日(11/18)より開催の企画展「江戸の花だより」で展示中です。ぜひお越し下さい!buff.ly/2AFf7Wf
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今日(7/23)は二十四節気の一つ「大暑」。本格的な暑さの到来です。画像は林家旧蔵の『源氏物語』より「常夏」。暑さのあまり、薄着で昼寝をしていた雲居雁(くもいのかり)が父親に叱られる場面です。当時の感覚でははしたない行為なのですが、夏の昼寝は良いものですよね。 buff.ly/2JUCdP1
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長寛2年8月26日(1164年9月14日)、保元の乱に敗れた崇徳院が、配流先の讃岐で崩御しました。優れた歌人でしたが政治的には不遇の天子。その無念ゆえに火葬の煙も都に向かって流れたと『保元物語』は伝えます。画像は半井本(なからいぼん)と通称される和学講談所旧蔵書。 buff.ly/3PFj8QK
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10/30は初恋の日。島崎藤村の作品にちなむそうです。初恋といえば『伊勢物語』の「筒井筒」と呼ばれる章段。幼馴染同士が初恋の約束を貫き夫婦になります。画像は紅葉山文庫旧蔵の絵入り本より、井戸の周りで遊ぶ幼い二人。男の子の髪は女の子と比べるほど長かったようです。 buff.ly/3e4LgLZ
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今日は岩崎灌園の『本草図譜』から林檎(りんご)の図。解説部分には「りんご」以外にも「りうごう」という呼び方が記されています。また、中国では林檎を指して、「花紅」などと記されたようです。個人的には「蜜果」というのもいいなと思うのですが、いかがでしょうか。 buff.ly/2AUjS0h
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画像は「庶物類纂図翼」から5月が見ごろのイチハツ(鳶尾、一初)です。アヤメ類の中で一番最初に開花することから、一初の名がついたそうです。「庶物類纂図翼」は幕臣の戸田祐之が書いた薬草類の写生図画集で、国の重要文化財に指定されています。
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明治4年7月14日(1871年8月29日)、藩をやめ、府県に統一されました(廃藩置県)。画像は「太政類典」より廃藩の詔です。令和3年(2021)は廃藩置県から150周年を迎えます。来年開催予定の第3回企画展「最後の殿様」では、廃藩後の殿様たちの姿に迫ります。どうぞお楽しみに。 buff.ly/3f8J6dP
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1926年12月25日、大正天皇の崩御に伴い、大正から昭和へと改元されました。画像は「公文類聚」より、元号の呼称に関する内閣告示案。「昭和」に「セウワ」(しょうわ)と仮名が振られています。 buff.ly/2QbZmjb
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桜といえば桜餅!画像は『江戸歳事記』(東都歳事記)から隅田川の花見の風景です。よく見ると、桜餅の屋台が見えます。木母寺(もくぼじ)から隅田川沿いに南へ向かうと長命寺(ちょうめいじ)があり、寺の門前で桜餅を売り始めたことから、長命寺桜餅が有名になりました。
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天平9年(737)6月11日、小野老(おののおゆ)が没しました。ご存知ない方も多いかもしれませんが、「令和」の典拠となった『万葉集』の「梅花歌卅二首」にも一首を寄せた、当時を代表する歌人なんです。――梅の花今咲けるごと散り過ぎず我が家の園にありこせぬかも buff.ly/31mTjNd
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東京都千代田区の皇居。「江戸城」から改称されたのはいつ頃か、ご存知でしょうか?1868年の今日(10/13)は、江戸城が「皇居」と定められた日。デジタル展示「変貌―江戸から帝都そして首都へ―」では、東京という街がたどってきた歴史を紹介しています。 buff.ly/2KmiF6J
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書物奉行という仕事をご存じですか?江戸幕府で図書の収集や整理、保存等を担当していた職業です。当館の研究紀要『北の丸』第52号では、書物奉行を務めた旗本、鈴木白藤(すずきはくとう)を中心に、書物奉行の交友や文化的活動、役割を紹介しています。ぜひご覧ください! buff.ly/39H1ece
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【兎祭り③】日本神話に登場する「因幡の白兎」は有名ですね。和迩(わに:サメのこと)に赤裸にされてしまい痛みに苦しむ白兎を、通りかかった大穴牟遅神(オオクニヌシノミコトのこと)が助けたとか。画像は徳川家康の命で慶長19年に書写された『古事記』。 buff.ly/3hUqTr9
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ビールの美味しい季節ですね。明治9年(1876)、北海道開拓事業のひとつとして国内初の麦酒醸造所が札幌に設立されました。画像右手に積み上げられた樽には「麦とホツプを製すればビイルとゆふ酒になる」と書かれています。buff.ly/3gQHs3S
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慶長10年(1605)3月、徳川家康は、小田原北条氏に伝来した『吾妻鏡』を底本として、『新刊吾妻鏡』を出版させました。木製の活字を用いており、「伏見版」と総称される古活字版の一つです。家康は収集した書籍の出版を積極的に進めました。buff.ly/2HzteQG
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画像は、春日神幸図から。神幸とは、神社の神体が鎮座する神社から他所へ移動することを言います。奈良春日大社で当時毎年11月27日に行われていた若宮の祭りの様子を描いたものです。
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1887年1月6日、名探偵シャーロック・ホームズシリーズの最初の作品『緋色の研究』が『Beeton's Christmas Annual』に掲載されました。それとほぼ同時代、明治政府は探偵を使って各地の情勢を探っていたようです。画像は「公文別録」より明治16~17年の「機密探偵書」の目録。buff.ly/3102Rm4
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今日(3/17)はアイルランドの祭日「聖パトリックデー」。緑のものを身に付けると幸運が訪れるそうですよ。当館の書架から緑色の表紙の本を探してみました。画像は「校正訳注源氏物語評釈」の退色の少ない裏表紙。和書はカラフルな表紙が多いのですが、緑は意外と少数派です。 buff.ly/2F4VxXu