KoichiroKOKUBUN國分功一郎(@lethal_notion)さんの人気ツイート(リツイート順)

人間の最も素晴らしいところが知性ならば人工知性の発展は脅威と受け止められるだろう。しかし、人間の最も素晴らしいことろは知性ではないとすれば、これは大した脅威ではなくなる。実際、ダーウィンはミミズについての実験と観察の末「体制こそ下等なれどミミズには間違いなく知性がある」と述べた。
ちょっとバカバカしい話をすると、LINEのようなアプリの衝撃は人が言葉を使わなくても十分にコミュニケーションできることを明らかにしたところにあると思います。尻尾を振るとかいった動物の情動的コミュニケーションで十分だということが分かってきたのではないか。
「作家の星野智幸は…公文書改ざんを「国家が言論を独占しようとする行為にほかならない」と警告…「国家が言葉を独占したら、法律は骨抜きになり、機能しなくなる…法律は言葉で書かれているから。…意味の運用の範囲を決める司法も機能しなくなる…」中島岳志 nishinippon.co.jp/sp/feature/pre…
五味太郎さんとの対談が文字になりました。真剣な爆笑トークです。 五味太郎×國分功一郎トークイベント 「絵本と哲学の話をしよう」イベントレポート  anonima-studio.com/talk-20180928/…
【緊急】「仏検」存続のためのご寄付のお願い | 仏検のAPEF/公益財団法人フランス語教育振興協会 フランス語を専門的に使う研究者として私も寄付しました。それにしても、あの仏検に国から補助がないのはおかしいのではないでしょうか。 apefdapf.org/apef/associati…
《疑念を安倍総理が晴らすことも…極めて簡単…見積書・契約書…計算書、受取書、領収書を…今からでもニューオータニから取得して公開すればいい…総理は今に至ってもそれを行っていません。》 「桜を見る会」が日本政治に突きつけた本当の問題 米山隆一 webronza.asahi.com/politics/artic…
「社会の分断が深まっている」という表現を繰り返し耳にするが、違和感がある。いったいどのような意味で「分断」と言われているのだろうか。「ポピュリズム」と言葉と同様の、現象の雑なまとめという気がしてならない。
いよいよ明日です。 9/19(月祝)14時から シンポジウム「国葬を考える」 石川健治 片山杜秀 國分功一郎 白井聡 三牧聖子 山口広 YouTube等で視聴できます。 sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.… デモクラシータイムスのYouTubeチャンネルにてアーカイブ配信することが決まりました。9月25日配信予定です。
《NHK は、番組の何が問題であったのかは明確にしないまま…見逃し配信を停止し、動画投稿を削除…今回の問題を「不快な思い」 といった視聴者の受け止め方の問題に矮小化するべきではありません》。リードすべき人達がリードしてくれた。アメリカ研究者有志による要望書。要望書は文献紹介も多数! twitter.com/lethal_notion/…
質問に答えるのはなかなか大変だ。海外学会でも発表後の質疑応答が大変だが、それに応答できるのが学者の条件。ましてや、政治家が国家的危機に際して「まだ質問があります!」と言われているのに立ち去るなど論外。質問に答えないなら、それは記者会見ではなくて演説会だ。
今の日本の新聞は、こういった紋切り型のおかしさを分析するどころか、それを大前提にして、「なんで社会の分断が深まっているんでしょうか?!」みたいな質問を「識者」とかいう人たちにするだけで、読者の認識を深めることに全く寄与していない。
新型コロナウイルス禍のもとでの人間・社会・倫理について、山極寿一先生、飯島渉先生、そして私國分の三人がそれぞれに語るオンライン収録の番組。僕は現代イタリアの哲学者ジョルジオ・アガンベンの「炎上」発言を取り上げています。5/23土曜の夜9時からNHK BS1で放送です。
「緊急!! 緊急!! 」クイーンのブライアン・メイも呼び掛け 辺野古工事停止求める署名 okinawatimes.co.jp/articles/-/368… @theokinawatimesより
先週フォーラムでご一緒した熊谷晋一郎さんの印象的だった指摘。 「"分かりやすい言葉"と呼ばれているものは、往々にして健常者向けの言葉」。 たとえば、哲学的で極めて抽象度の高い言葉は、時に、強い実感をもって当事者に受け止められることがある。納得。
経済的な格差は「格差」と呼ばれているのだから「分断」はそれとは別の何かを意味しているはずだ。それが「意見の不一致」を意味しているなら、むしろ「分断」の位置を確認することが大切なのだから、「社会の分断が深まっている」という言い方は嘆くべき箇所を間違えているように思われる。
で、新しい文科大臣は教育勅語がどうのこうのとか言ってて、百歩譲って文科大臣があれが好きでもいいけど、それは就任して最初にする話なのかよ。幼児教育から大学の教育研究体制まで、日本は問題山積だろ。そんな話をしている暇があるのか。本当に何を言ってるんだ。何の危機感もないってことだ。
なんとデイヴィッド・グレーバーが59歳で亡くなったと。まだまだたくさんいい仕事をしてくれそうだったが。 David Graeber Dead: Man Behind ‘We Are the 99%’ Slogan Dies at 59 heavy.com/news/2020/09/d… @heavysanより
本日です。写真一番手前は僕の私物のゲプハルト版スピノザ全集。 twitter.com/bellage_martha…
「日本学術会議」が推薦した会員候補のうち6人が任命除外された問題は言語道断であり、原則論としてはこの記事の木村草太さんらが掲げた点で論点は尽きている。 「批判的な研究者を狙い撃ち」 任命除外、識者の見方は:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASNB2…
『暇と退屈の倫理学』で書いたように、19世紀は労働者の労働が、20世紀にはその余暇が搾取の対象となった。21世紀は、「やりがい」が搾取の対象ではなかろうか。
言葉はというと、お店で使われる定型句が典型で、殆ど透明な記号になりつつある。僕らもメールを書くとき、予測変換で出てくる言葉を選んでいるだけです。それで十分コミュニケーションできてしまう。もちろんこの点はAIが人間に近づいているのではなく、人間がAIに近づいているという論点につながる。
しかし「社会の分断が深まっている」が社会の極右・極左化を意味するとするのだとすると、議会制は意見の不一致を、歩み寄り(要するに妥協)で乗り越えないとどうにもならないことを大前提とすることになるが、そもそもそんなことが大前提として共有されているのだろうか。とてもそうは思えない。
「社会の分断が深まっている」との表現を有意味に解釈するただ一つの仕方は、極右的な立場と極左的な立場が強まっているということになると思う。この場合、議会制が機能しない。林健太郎が『ワイマル共和国』で指摘したようにそれがワイマル期に起こったこと。妥協しての歩み寄りがありえない状態。
話題になってたNスペ「パンデミックとの闘い」を見た。台湾の事例が非常に興味深い。中央感染症指揮センターの指揮官は、徹底した情報公開で市民に安心感を与えることを何より大切にしていると。そのため、記者会見ではその指揮官自身が、2時間かけて全部の質問に答えている。 nhk.or.jp/docudocu/progr…
国家上層部で「説明は差し控えさせる」などという説明回避がまかり通ったのだから、当然こういう連中も説明回避しても大丈夫と確信し、今後は社会のあちこちでこうした場面が増えるだろう。そうして育まれた連中の倫理観を矯正することは困難であり、つまり何十年もこうしたことが続くことになる。 twitter.com/kentaro_s1980/…