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もう一つ。スピノザの言う〈意識〉について恐らく最も重要なことは、身体がなければ〈意識〉はないということ。どれだけ計算が発達して量も速度も上がっても、その「(人工)知性」に身体がない限り、意識は芽生えないとスピノザは考えている。この命題が、AI時代の今、にわかに重要性を増している。
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人間の最も素晴らしいところが知性ならば人工知性の発展は脅威と受け止められるだろう。しかし、人間の最も素晴らしいことろは知性ではないとすれば、これは大した脅威ではなくなる。実際、ダーウィンはミミズについての実験と観察の末「体制こそ下等なれどミミズには間違いなく知性がある」と述べた。
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因みに、4月には、『暇と退屈の倫理学』を更に展開させた新書が発売になります。乞うご期待。僕の新しい新書シリーズの一冊目でもあります。タイトルは近日公開(実にいいタイトルにできた)。
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非常に興味深い。社会学的な分析があってもいい。《フランスで小津や溝口の映画はやはり依然として人気…最近もパリのシネマテークで黒澤明特集…たくさんの観客…しかし、今回の「寅さん」の上映は…これまでとは観客層が違った》
フランスで「寅さん」上映が大盛況|論座 webronza.asahi.com/culture/articl…
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「哲学の映像」を毎週配信する〈國分功一郎の哲学研究室〉。本日は自著を語るシリーズで『ドゥルーズの哲学原理』のお話をしています。約50分の語りの中で僕が自分自身についての知を深める場面があり、期せずして当事者研究のようになった映像です。今回は本棚の前で撮影。
akademeia.kodansha.co.jp/pages/about
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これまでも「映像による哲学の試み」をいくつかネットで公開して来ましたが、今日、「哲学の映像」と「映像の哲学」を定期配信する新しいプラットフォーム〈國分功一郎の哲学研究室〉がオープンしました。
akademeia.kodansha.co.jp/pages/about
ぜひご覧ください。配信映像は全部、僕が一人でコツコツ撮ってます!
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誰が「保険証の制度を廃止してくれ」と政府に頼んだというのか。なぜ何でも変更したがるのか。予算を取るためか。予算を取って何かに変更を加えないと仕事をした気にならないからか。今ある制度を立派に守り抜いたらそれで立派な仕事だ。「デジタル」の仕事でも他にやることは山とあるだろう?
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マイナンバーを知らせるために、これまでどれだけの数の事業所に、番号通知書とパスポートのコピーを封筒に入れ、口を糊付けし、ポストに投函したか分からない。「デジタル」が聞いて呆れるこんなやり方を全国に強いる出来の悪い制度を保険証という命に関わる制度と結びつけるなど言語道断ではないか。
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安倍政権は「これまでの決め事などぶち壊してしまえ」という大衆社会の欲望を利用して行政権力の専断をどんどんと既成事実化していった。この事態を理解するためには、20世紀初頭に現れた大衆社会を徹底分析したアーレントの仕事と、アガンベンらによる例外状態の分析の両方を知る必要がある。
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自分が『来るべき民主主義』で、行政が民主主義的なコントロールの外にあることを指摘したのは自治体レベルでの問題を通しててあったが、この本を出版した2013年以降、第二次安倍政権下で、行政の暴走、執行権力による法規範の無視が、国政レベルでも常態化していったのは自分でも驚きであった。
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第二次安倍政権はとにかく「閣議決定」を濫用し、憲法の解釈までこれで変えた。そして、覚えている人がどれくらいいるか分からないが、2019年には首相の夫人(安倍昭恵氏)は公人ではなく私人であるということまで「閣議決定」している。現内閣もこの延長線上にある。
digital.asahi.com/sp/articles/AS…
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閣議決定がまるで法的根拠を持つものであるかのように作用する事態は、哲学的に言えば、行政という執行権力が、立法権力によって定められる法を必要とせず、またそれを無視して、統治に関わる事柄を決めていくという事態。行政が法を凌駕するこの事態を「例外状態」と言い、多くの研究・考察がある。
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「閣議決定」がトレンド入りしている。閣議決定という単なる内閣の方針確認が、第二次安倍政権以来「閣議決定されました」との言い方であたかも法的根拠を持つものであるかのように報じてきたことについてマスコミの責任は重い。法的な根拠を持つわけではないことが今回認識されるのは望ましいことだ。
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9/19に行われたシンポジウム「国葬を考える」(sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.…)の映像を丁寧に編集していただいた特別版が公開されております。ご覧いただき、この問題について更に考え、また議論する手がかりとしていただければ、主催者として幸甚に存じます。
youtu.be/rU3niles4-U
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【新著】國分功一郎『スピノザーー読む人の肖像』(岩波新書)。
新書ですが、430頁を超える厚さとなりました。
校了直前。予約受付中。
全体を通じて、読む人としての哲学者スピノザの像を描こうと試みています。
iwanami.co.jp/smp/book/b6123…
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昨日9/19のシンポジウム「国葬を考える」は、YouTubeアーカイブ映像 youtu.be/q8Oq3OSUoRw を見ると、既に再生回数が21000回を超えているようです。
「安倍政権の問題を示す必要ある」 元首相国葬を考えるシンポ、3200人視聴 東大の國分教授研究室が開催:東京新聞 tokyo-np.co.jp/article/203449
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こちらから本日の発表者の先生方の資料をご覧といただけます。
drive.google.com/file/d/1mz554n… twitter.com/lethal_notion/…
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シンポジウム「国葬を考える」
石川健治 片山杜秀 國分功一郎 白井聡 三牧聖子 山口広
9/19(月・祝)14時より、こちらのURLからYouTubeでご覧いただけます。
youtu.be/q8Oq3OSUoRw twitter.com/lethal_notion/…
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いよいよ明日です。
9/19(月祝)14時から
シンポジウム「国葬を考える」
石川健治 片山杜秀 國分功一郎 白井聡 三牧聖子 山口広
YouTube等で視聴できます。
sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.…
デモクラシータイムスのYouTubeチャンネルにてアーカイブ配信することが決まりました。9月25日配信予定です。
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シンポジウム「国葬を考える」、多くの方々に参加申し込みをいただいておりウェビナーだけでは対応できなくなりましたので、YouTubeでライブ配信も行うことにしました。
youtu.be/q8Oq3OSUoRw
ぜひ多くの方にご視聴いただければと思います。 twitter.com/lethal_notion/…
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第二次安倍政権時代の様々な問題の多くは未解明。そのままこの「国葬」なる、税金を投入した葬儀を行うなら「あれでよかった」ことになってしまう。これで安倍政権が“完成“してしまう。それだけは何としても避けなければならない。そういう想いで企画したシンポです。
sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.…
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「第一に、「国葬」を行なう法的根拠が不明瞭であること。第二に、安倍晋三という人物が国民的追悼に値する政治家であったのか疑問であること。
この二つの角度から、国葬と第二次安倍政権以降の政治、そして統一教会との癒着問題も含め、各分野の専門家の立場から検証し、議論します。」
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9/19(月祝)シンポジウム「国葬を考える」
パネリスト[五十音順・敬称略]
石川健治(東京大学)、片山杜秀(慶應大学)、國分功一郎(東京大学)、白井聡(京都精華大学)、三牧聖子(同志社大)、山口広(弁護士)
オンラインで無料でご覧いただけます。申込はサイトから。sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.…
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現代社会を特徴づける字義通り性literalityという極めて重要な問題についての指摘。 twitter.com/jo2geor2/statu…
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柄谷行人さんにお話を伺います。聞き手を私が、コメンテーターを今年から駒場の同僚になった斉藤幸平さんが務めます。
柄谷行人さんに聞く〜疫病、戦争、世界共和国〜 | Events | University of Tokyo Center for Philosophy utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2022/07…