KoichiroKOKUBUN國分功一郎(@lethal_notion)さんの人気ツイート(新しい順)

Philosophie noire 04: perversion 〈映像による哲学の試み〉第四回 vimeo.com/700041712 ドゥルーズ『ザッヘル=マゾッホ紹介』について、精神分析の観点からお話ししています。そもそもなぜ精神分析は哲学において論じられてきたのか?マゾヒズム、倒錯、そして想像力。
前回に続いて、マゾッホについて語った映像を公開します。最近読んだマゾッホ関連本の紹介、マゾヒズム的ユーモアと「私」の関係の話です。 Philosophie noire 02: Masoch, le moi et le surmoi vimeo.com/693520015
ウクライナとマゾッホについて思うところを映像で語りました。 Philosophie noire 01: Ukraine, Masoch vimeo.com/689213547
出版からちょうど10年、ずっと読者に恵まれてきたこの本がついに新潮文庫で文庫化されます。新しく後書きを書き加えました。初の電子版も同時発売です。よろしくお願いします。 國分功一郎『暇と退屈の倫理学』(新潮文庫) amazon.co.jp/dp/4101035415/…
オンライン授業によって学生からの質問が増えたということがしばしば肯定的に語られるが、授業中に質問することがそんなに重要だろうか。もちろん質問してもいいけれども、チャットで思いつきを質問するより、授業中に分からないことをそのままじっと1週間でも考える方が重要ではないか。
《東京五輪の予算は1兆6440億円…国や都の「関連経費」を合わせると…3兆円を超える…政府の復興予算は2021年度からの5年間で計1兆6000億円…2020年度までの5年間では計6兆5000億円だったから、約4分の1に激減》 どこが復興五輪?コロナだけでなく原子力緊急事態宣言も発令中toyokeizai.net/articles/-/442…
飲食業界等が危機的状態でも単なる民間人を平気で特別待遇。出自・組織を背景に権力を振るう人間にへつらい、つけ上がらせる。平和とか聞えのいい言葉でイメージ操作しても全て見えている 「バッハ会長の歓迎会を迎賓館で開催 菅総理や小池知事ら40人余りが参加する見込み」 news.yahoo.co.jp/articles/fb11c…
國分功一郎「新型コロナウイルス感染症対策から考える行政権力の問題」ー高校生と大学生のための金曜特別講座 youtu.be/FVXavrE3BRU @YouTubeより
今の日本の新聞は、こういった紋切り型のおかしさを分析するどころか、それを大前提にして、「なんで社会の分断が深まっているんでしょうか?!」みたいな質問を「識者」とかいう人たちにするだけで、読者の認識を深めることに全く寄与していない。
「社会の分断が深まっている」という表現は、したがって、ありもしないどころか、誰も具体的には想像していない“社会の一体感”のようなものを前提あるいは想定した上で使われている表現ではないか。だから違和感があるのである。
しかし「社会の分断が深まっている」が社会の極右・極左化を意味するとするのだとすると、議会制は意見の不一致を、歩み寄り(要するに妥協)で乗り越えないとどうにもならないことを大前提とすることになるが、そもそもそんなことが大前提として共有されているのだろうか。とてもそうは思えない。
「社会の分断が深まっている」との表現を有意味に解釈するただ一つの仕方は、極右的な立場と極左的な立場が強まっているということになると思う。この場合、議会制が機能しない。林健太郎が『ワイマル共和国』で指摘したようにそれがワイマル期に起こったこと。妥協しての歩み寄りがありえない状態。
経済的な格差は「格差」と呼ばれているのだから「分断」はそれとは別の何かを意味しているはずだ。それが「意見の不一致」を意味しているなら、むしろ「分断」の位置を確認することが大切なのだから、「社会の分断が深まっている」という言い方は嘆くべき箇所を間違えているように思われる。
意見の不一致は政治の出発点であって、それが存在しないかのように政治が進んでいくことは恐るべき事態を招く。この意味では「分断」は政治の条件ですらある。
「社会の分断が深まっている」という表現を繰り返し耳にするが、違和感がある。いったいどのような意味で「分断」と言われているのだろうか。「ポピュリズム」と言葉と同様の、現象の雑なまとめという気がしてならない。
この7年あまり何度も書いたり喋ったりしてきたけれども、安倍政権というのは、「先輩!知らんぷりしていると、けっこう何でもできちゃいますよ」という態度で、これまでの政権ならとてもやろうとしなかったことを次々にやってしまった。おそらくその頂点は2014/7/1であったろう。
「菅政権は恐怖人事を繰り返すだろう」みたいな観測者的見解をしばしば目にするが、「…になるだろう」じゃなくて、どうやって滅茶苦茶にされた政治をまともにしていくか、と問わないと。
9/22朝日新聞群馬版のインタビューで言ったことだが、丸山真男が言った戦時下天皇制国家の「無責任の体系」は天皇が戦争責任を取らなかった時点で完成したという考え方がある。同じことで、このまま森友問題や公文書改竄問題を不問に付せば、それによって「安倍政権」が完成することになるのではないか
現首相もその周辺も、安倍前首相の頃の雰囲気をそのまま引きずっていて「平和ボケ」ならぬ「安倍ボケ」の中にあるのではなかろうか。政治において守らなければならないこと、倫理観、言葉、あらゆるものを蔑ろにした安倍政権の雰囲気に彼らは慣れきってしまっているのではなかろうか。
「日本学術会議」が推薦した会員候補のうち6人が任命除外された問題は言語道断であり、原則論としてはこの記事の木村草太さんらが掲げた点で論点は尽きている。 「批判的な研究者を狙い撃ち」 任命除外、識者の見方は:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASNB2…
なんとデイヴィッド・グレーバーが59歳で亡くなったと。まだまだたくさんいい仕事をしてくれそうだったが。 David Graeber Dead: Man Behind ‘We Are the 99%’ Slogan Dies at 59 heavy.com/news/2020/09/d… @heavysanより
斎藤環さんと與那覇潤さんの共著『心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―』が第19回小林秀雄賞を受賞されました。おめでとうございます。 shinchosha.co.jp/prizes/kobayas…
現政権への義憤が支持率低下をもたらしたのではなく、支持率が低下したが故に憤激が現れているのだと思う。アレントの引くトクヴィルの仏革命分析が参考に。民衆は既に権力喪失した貴族に憤激した。貴族達は特権を享受している時ではなくそれを失った時に憎悪の対象になった。asahi.com/articles/ASN6K…
《NHK は、番組の何が問題であったのかは明確にしないまま…見逃し配信を停止し、動画投稿を削除…今回の問題を「不快な思い」 といった視聴者の受け止め方の問題に矮小化するべきではありません》。リードすべき人達がリードしてくれた。アメリカ研究者有志による要望書。要望書は文献紹介も多数! twitter.com/lethal_notion/…
白井聡『武器としての「資本論」』実に面白かった。爆笑した。 amazon.co.jp/dp/4492212418/…