201
私も本当に気をつけなければならない、と思う。パートナーに全てを任せて自分は仕事だけ、とならないように。気付かぬうちにこの構造に加担してしまう。
202
配偶者がいなくて一人暮らしでも四六時中仕事ばかりだったら、確実にセルフネグレクト状態になる。一時期の私はそうだった。持続可能ではない。でもそうしないと仕事を任せられなかったり評価されなかったりする場合、そうならざるを得ない。
203
経済的に余裕がある場合は家事をアウトソーシングするのかもしれない。とても安い賃金で。いずれにしても家事というケア職を担う人が土台にいるからこその「生産性」なのに、ケア職の社会的価値はものすごく低く、ケア職の上に乗っかっている人ばかりが評価される。
204
社会モデルを知らないと合理的配慮は「障害に応じて配慮をする」というざっくりとした理解になってしまう。そもそも合理的配慮が必要な理由は社会が障害のない人を中心に作られているが故に社会的障壁があるから、それを解消するために必要。そのため、合理的配慮を検討するには、
205
障害のない人仕様の社会において、その人にとっての社会的障壁はなにか。その社会的障壁を解消するためになにができるかを合意形成する。勝手に「配慮」するのは合理的配慮ではない。
206
「相談したり助けを求めたりする力が必要」とか子どもや若者に言うけれど、10代の方と話してると「相談したいと思う人がいない」「上から目線の話されるこら相談したくない」など出てくる。相談してよかったなあという経験がなかったらそりゃ相談しようなんて思わない。