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「君を救えるのは僕しかいない」と使命感を感じている愛も良いですけれど、「君を殺せるのは僕しかいない」と思い詰めるている愛もドラマチックで惹かれます。殺意の実情は、君を殺さないと生きていけないでも、僕のいない世界で生きる君は可哀想だでも良い。死が密接に結びついた激情は美しいです
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相手の香りを「移される」瞬間に、甘美な夢を見てしまいます。香水や煙草の香りなど、いつも身にまとっている香りが、触れ合っているうち自分にも移って、1人きりになってからそのことに気が付いて。「肌の下まで染め上げられたみたいだ」と思ったら恥ずかしいのに、香りが移ったことが嬉しければ良い
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髪を触る行為はさりげないようでいて艶めいた世界に繋がっていますよね。背後から髪を捕まえて「どこ行くの?」と笑うのも、寝ている相手の髪を梳いて「今だけこの人は自分のものだ」と嚙みしめるのも、相手の髪を整えながら「あなた本当に美しいですね」と淡々と賞賛の言葉を贈るのも、どれも悩ましい
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恋人のことを「帰ると玄関で飛びついてくるのが可愛い」や「馬鹿だから”待て”を覚えないんだよね」と語るので周囲が恋人がいるのではなく犬を飼っているのだと思い込む話や、引っかき傷を人に指摘されて「飼い猫にやられました」とにこりと笑って嘘をつく話は、コミカルなのに倒錯の趣きもあって素敵
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6月1日は写真の日ですが、写真を使ったお話は素敵ですよね。片思いの人の写真にキスするのも、恋人の寝顔を隠し撮りするのも、昔の恋人との写真を捨てられないのも、恋人達が幼い頃の写真を見せ合って笑うのも、どれも印象的で惹かれます。もう2度とこない一瞬を切り取って、大切に扱って欲しいです
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羞恥がこみ上げてしまったが故の、「やめて」の一言に惹かれます。けれど相手は言葉どおりに受け取って、すぐに動きを止めてしまうから、自分で口にしたのにもどかしくてたまらなくなって。「や、やめないでよ。やめられると困る」と素直に吐露することになって、ますます恥ずかしくなってしまえば良い
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相手の声に胸を弾ませるのも素敵ですが、相手の声に心を穏やかにされるのも魅力的ですね。眠りに落ちるはざまで名前を呼ばれるからじんわりと胸に幸福が広がって、「君に名前呼ばれるのだいすき。しあわせ」と笑顔で呟いて、「だったらもっと呼んであげるね」と甘い呼びかけの中で、意識を手放せば良い
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足に口付けるのは禁断の香りがして素敵。「き、汚いから…!」と逃げかける足首を捕まえて、足の甲に誓うように口付けて、足首までゆっくり唇を動かして。ふくらはぎからその先へと次第に上へとたどっていって。肌が色づいていくのを見て「期待、しちゃってる?」と笑いかけてリップ音を響かせてほしい
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自分の容姿に自信がなかった人を、深い愛情で包んでしまうのが好きですね。「綺麗だよ」と言えば「綺麗なんかじゃない」と泣きそうな声で呟く相手の、ありとあらゆるところに唇を落として。「この額も髪も頰も瞳も唇も…全てが特別だよ。神さまがとっておきに作ったんだ」と優しく告げて泣かせてほしい
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肌を重ねている時に声を我慢しようとする相手に、どうにか声を出させようと画策する人が艶めかしいですね。口元を押さえて必死に耐えている理由が、「自分の声なんて気持ち悪いから」であることを知っているから、手の甲にキスをして。「聞きたいから聞かせて」と甘く囁いて、自ら手を外させれば良い
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身長差のある恋人達の、キスにまつわる話に惹かれてしまいます。キスをされる時は背が高い側のタイミングにされている気がして、背が低い側は悔しくて。段差を利用して自分が優位に立った瞬間、不意打ちで唇を奪って。驚く顔に「屈み込む形のキスっていいものなんだね」と不敵な笑みを向けたなら良い
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朝の忙しい時間にいちゃつく2人の可愛らしさは例えようがないですね。身を起こしかけた相手を引っ張って「もう起きなきゃ」と言ってくる身体にひっついて「キスだけさせてよ」とねだって「キスだけじゃ終わらないくせに」と笑った唇にキスしてからその身体を組み敷いて「ほんとだね」と言えば良いです
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相手が自分以外の誰かを一番愛していた瞬間があることを許せない、相手の過去に何があったのだろうと馬鹿な想像をめぐらせてしまう、相手ともっと早く会えていたらと考えて胸が苦しくなる。どうしようもないと分かっていてなお、相手の過去にまで嫉妬する人の、どうしようもない愛の暗さは愛しいですね
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記憶喪失になった恋人に「君は忘れてしまったけど、僕たちは恋人同士だったんだ」と告げてもう一度もとの姿に戻ろうとしたのに、噛み合わない会話や触れた時の隠しようのない怯えから「自分が愛した人はもうどこにもいない」ことを思い知り、同じ人だからこそ単純に喪った時より苦しくなる話が好きです
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俺様の相手は流され体質の純情な人も良いけれど、壁ドンされたら「馬鹿か?」と相手の腹部に蹴りをいれ、酒場で甘く囁かれたら「勝手に熱くなるな」とグラスを傾け相手に酒の雨を降らせる強気な人も良い。手管が使えず頭を抱える俺様の知らないところで「…とっくに落ちてんだよ」と呟いていて欲しい
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肌を重ねる時に、2人が必死で声を我慢する姿に惹かれます。自分も歯を食いしばって目の前の身体を貪りながら、声を我慢したため生理的な涙をいっぱいに浮かべて噛み締めた唇に赤が滲んでいる相手の顔を、見れば見るほど煽られてしまって、イケナイと分かっているのにいつもより激しくしてしまえば良い
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「30秒以上のハグは、ストレスの3分の1が消える」と言われているそうですね。疲れている時に「ストレス消してよ」と口にしながら近づいて。抱きしめられて「消えた?」と尋ねられたなら、「うん」と素直に頷いて。「さっきまであんなに辛かったのに君の力って凄いんだね」と、甘えてしまったなら良い
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楽しげに笑いながら優しく虐めるサディストは良いですよね。もてあそびながら「こんなことで喜んじゃうんだ?」と囁いて「変態」と言い落として、光る瞳で物言いたげに見つめられたら「うそうそ、そんな君見て楽しくなっちゃうんだから僕も変態さんだよね」と相手の頭を撫でる優しさを見せたら悩ましい
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歳の差がある恋人達の年上が、相手のことを自分の年齢が原因で信じられない姿がいじらしい。若さを感じる度に「この子にはまだ未来があるんだよな」と思ってしまって、その未来を奪ってしまっているのではないかと想像してしまって。「いつか、もっと相応しい人を選ぶかもしれない」とふと考えたら良い
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触りたがりの人と触られ慣れない人の恋模様は初々しいですよね。帰ってくるなり抱きつかれて「今日一日あなたに触りたかったんですよ」と囁かれた相手は「恥ずかしい人ですね」と狼狽して、「あなたに触ってると落ちつきます」と嬉しそうな声に小さく「君に触られてると落ち着きません」を重ねたら良い
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自分では相手を幸せにさせられないと分かりながらも、身を引くことができない人の、ひそかな歪みに惹かれます。眠る相手が苦しげな表情をしているのを見て胸が痛んで、そっと添い寝したけれども、ふと「この人を苦しめているのは自分なんだ」と理解してしまって、「手離せなくてごめん」と呟いたら良い
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喧嘩の後に肌を重ねると、いっそう興奮してしまうとの説があるそうですね。すれ違ってしまった恋人達が、仲直りはそこそこにベッドにもつれこんで、素肌を重ねて。いつもよりも煽られて、このまま滅茶苦茶にしてやりたいとの欲が湧き上がってくることに戸惑いながらも、どうにも止まれなかったなら良い
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年下側が年の差を距離として感じてしまっている年の差カップルが、愛おしい。「いい子だね」や「よくできたね」と褒められると、嬉しいよりも先に子供扱いされているようで悔しいと思って。飲み込めないあまりに強引なキスをして「俺はこんなことできるぐらいには大人ですよ」と子供じみてしまえば良い
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「愛してる」と素直に告げるとたまらなく恥ずかしがる恋人に、「愛してる」の言葉を降らせて真っ赤にさせたい。「愛してるよ」と笑いかけて、「心の底から君が愛おしい」とキスを落として、顔を手で覆って「もう黙れよ…」と呟いてるのを眺めて、「君が受け入れるまで黙ってあげないよ?」といじめたい
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「相手の顔が好きすぎる」が弱味になってしまっている人がいじらしいです。どんな文句をつけられて苛立ちがあっても、顔を見ているうちに「好きだな」が湧き上がってきてしまって許すしかなくて。「どうせ簡単だと思われているんだろうな」と考えながらも、見れば見るほどに自分の負けを悟ったなら良い