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相手が何も言わず落ち込んでいる時は何も聞かず面倒を見る優しい人に惹かれます。黙ってお風呂に入れて黙って食事を食べさせて黙って服を着替えさせて黙ってベッドに引きずりこんで、抱きしめて「明日はいいことがありますように」と言ってあげるものだから、落ち込んだ人は幸せに泣きそうになれば良い
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相手がつらく苦しんでいる時に、なにも言わずに黙って寄り添う人は魅力的ですよね。膝を抱えて動かない相手の隣に座って、もたれてきたら抱き込んで、震えている身体を撫でてあげて。「…なんにも聞かないんだね」の言葉に、「言いたくなったらで良いから」と返して、その優しさで泣かせてあげてほしい
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自分を大切にする方法が分からない人に、「優しくさせて」と頼み込む人が愛おしい。自分なんてと卑下する人に「なんでそんなこと言うの?」と笑って、「優しくさせて。君に優しくしたい。君が自分の大切さを知らないなら、僕が教えてあげたいな」と抱きしめて、甘い愛でグズグズに溶かしてあげてほしい
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普通の言葉でも耳に囁かれると心臓がざわめくものですね。それを知っている人がわざと隣に座って距離を縮めて囁き落とすように話して、もう会話の内容なんて頭に入らなくなってしまった相手の耳に触れて、びくりと跳ねた身体を抑え込んで「耳、弱いんだね?」と笑い、震える瞳に睨まれるのが艶めかしい
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身長差がある2人がいたとして、背が低い側から背が高い側に不意打ちでキスをする姿に魅了されてしまいます。いつも向こう側のタイミングで屈まれてキスをされるのが、主導権を握られているようで不満で。隙をついて首元を引っ張って不用心な唇を奪って。「油断してたでしょ?」と笑い飛ばしたなら良い
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甘いものが好きな人が恋人に「甘いものが好きな人は寂しがり屋なんだって。君も?」と聞きかじりの知識でからかわれたら、とろける笑顔を浮かべて「そう思うなら甘いものが必要ないぐらい、君の愛でたっぷり満たしてよ」と囁いて、これ以上からかえないように相手の口を甘い唇で封じてしまえば良いです
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相手にしか分からない表情の変化から愛の面影を見てしまいますね。いつも仏頂面の人と常に一緒にいる人が、他人から「あの人なに考えてるか分からなくて怖くないの?」と尋ねられると驚いて「あいつは笑ったり怒ったり分かりやすいじゃん」と返し自分が特別であることに気がつかないのが初々しくて素敵
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全く正反対で理解できないと嫌っていた人間と接する内に、次第に自分と似ている部分をひとつふたつと見つけ出して、みっつ見つけた頃には反動で後戻り出来ないほどに惹かれてしまっている過程が甘酸っぱくて好きですね。「知らなかったらずっと嫌っていられたのに」と思いながら痛む胸を抱えたら素敵
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「どうやるんだっけ?」と声を上げるとため息とともに伸びてくる腕が好きなのでいつまでもネクタイの結び方を覚えない人も好きですし、ネクタイの解き方が分からなくてもたつく相手に「こうだよ…覚えた?次からは素早く解いてね」と囁いて微笑む人も好きです。ネクタイは色気のある小道具ですよね
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周りからはかっこいい扱いしかされない恋人を、「可愛いね」と言って甘やかす姿に惹かれてしまいます。周囲が驚いて「あの人のどこが可愛いの。かっこいいでしょ?」と言われたなら、楽しげに「え〜合ってるよ」と笑って、「でも、あいつの可愛いところは僕しか知らないんだけどね」と余裕でいて欲しい
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「相手の顔が好きすぎる」という弱みを抱えた人がいじらしいです。どれだけ一緒にいても慣れなくて、「美人は3日で飽きるなんて言った人は馬鹿だな」とつくづく飽きる気配のない美貌を見上げて。「お願い」と言われたらば突っぱねたいと思った時でも、見つめているうちに頷いてしまっていたならば良い
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「愛してる」も口にできず、暗い現実から目を背けて生きている2人が、肌を重ねている瞬間、名前を呼びあう姿に胸を揺さぶられます。泣きそうな声で繰り返し名前を呼んでくるからなぜか胸がいっぱいになって。自分も相手の名前を呼び返して熱を分け合って、今だけは相手は自分のものだと錯覚したら良い
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恋人達が、路地裏や廊下など、人目に触れるかもしれない場所で刹那的に触れ合う姿に惹かれます。「ねえ、人が…」と口にしたら「分かってるよ。分かってる、けど」と返してきた相手の瞳が、抑え切れない欲望でギラついていたので自分もゾクゾクしてしまって「ちょっとだけね」と身を委ねてしまえば良い
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ふとした瞬間に、相手の美しさを実感してしまう人がいじらしいですね。もともと顔立ちが整っていることは知っていて、頭では理解していたけれど、ふっと気を抜いた横顔や目を落とした面立ちに、思わず視線が吸い寄せられてしまって。「本当に綺麗なんだな」と思い知れば、なぜか焦りが生まれたなら良い
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相手から自分の香りがして胸がざわつく姿にはイケナイ魅力があります。自分のお風呂に相手を入れたら相手が使い慣れた石鹸やシャンプーを使って自分の服を着てくるものだから抱きしめたら全身から自分の香りがして、心臓が早鐘を打ち出して「まるで君が僕のものになったみたい」と考えれば危うくて良い
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両想いのはずなのに、相手の些細な言動に胸をかき乱されて苦しくなってしまう人が、いじらしいです。相手が「愛してる」と言うのを躊躇っただけで、「本当は押しに負けて付き合ってくれただけなのかもしれない」と黒い考えに支配されて、「なんで恋人のことを信じられないんだろう?」と葛藤すれば良い
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両思いだと分かっていながらも、一歩踏み出せない姿に心を掴まれます。2人で夜道を歩いている時、テレビを見ている時、人混みに巻き込まれてしまった時、目の前にある手を繋げばなにか変わるかもしれないと分かっているから一瞬だけ迷って、一瞬後になにもせず、なにも気づかなかったフリをしてほしい
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香りと記憶は密接に結びついていますから、香りで思い出が蘇ってしまう人が愛しいです。1人きりの夜は眠れないからと相手の服を抱きしめたのに、抱きしめた瞬間に顔が浮かんでしまって。どんな表情をいつも向けられるか、どんな触り方をしてくるかと思い出して、じんわり熱い身体で眠りが遠のけば良い
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背後から抱き締められる形で眠りにつく姿が、愛らしくて惹かれます。抱き締められている側が先に目を覚ましたら、相手の腕にまだおさまったままで名前を呼んでも腕の力が緩む気配がないから、起こしてしまうのが忍びなくて「もう…仕方ないな」こっそり笑って、また相手の中で眠りに落ちたら良いですね
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「好きだ」も「愛してます」も言葉にされたことがなかったから、どんなに一緒にいて触れ合っていても「優しさを勘違いするな」と自ら言い聞かせていた人がふとした時に「君のそんなとこ好きだよ」と言われて思わず涙を零してしまい、慌てる相手に向かって「ずっと不安だったんです」と吐露するのが素敵
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相手に「君がいないと生きていけない」と毎日繰り返して、次第に相手に「この人は自分がいないと生きていけないんだ」と錯覚させて依存させてゆく狡猾さが好きですね。いつのうちか「君がいないと生きていけない」と言うと「僕もあなたがいないと…」と返ってくるようになったことに笑みをこぼせば素敵
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他人が怖くて好意は拒絶するしか術を知らなくて、伸ばされた手を振り払って悲痛な顔で「君の顔なんて見たくもない…出てって」と叫んだ人間が、相手が望み通り消えた途端に壁に背を預けてズルズル崩れ落ち、声を殺して泣く姿に惹かれます。自分の身体を自分で抱き締め「これでよかった」と呟いて欲しい
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「恋の寿命は3年間」の説を聞いて、「君も3年経ったら僕のことを何とも思わなくなるかもしれないんだね」と不安を口にしたら「馬鹿ですね」と微笑まれて「何度だってあなたへの恋に落ちるから、気持ちが離れるなんて考えられませんよ」と言われるので、それを聞いてまた自分も新たな恋に落ちれば素敵
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嫌いな相手なのに容姿だけは好みの関係はアンバランスで可愛いですね。性格も言動も気に食わないのに近付かれるとつい目を奪われて胸が高鳴って「見惚れてた?」と揶揄されればカッと頰が熱くなって「あいつにときめくなんて!」と怒りが湧きながらも、そっと盗み見る癖はやめることができなければ良い
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不摂生な人の面倒を世話焼きな人がなにかと面倒を見る姿には愛を感じますね。寝ていなかったらベッドに引きずり込んで瞼に手を置いて、食べていなかったら料理を作って口元まで運んであげて。「なんでそこまでしてくれるの」と泣きそうな声を「やりたいからやってるんだよ」と優しい声で抑え込めば良い