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キスマークのつけかたすら分からなくて、苦戦してしまう幼い人が愛おしいです。物語で見た所有印に似た跡に惹かれて、自ら刻んでみようと思ったのに、吸い付いてみても肌は変わらないままで。「分からないの?」と笑われるなり鈍い痛みが走って、「ほらね」と自らの肌に赤黒い跡が残されてしまえば良い
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声の記憶は短くて、「相手がどんな声で話したか」は早くに忘れてしまうものと言われていますよね。離れ離れになった今、微笑んだ表情も、身体からした香りも、口にしてくれた言葉も覚えているのにただひとつ、相手がどんな声で「愛してるよ」と言ってくれたかはどうしても思い出せずに葛藤したなら良い
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年の差があり長い知り合いだった2人が恋に落ちる際は、年上が「君はもう大人になったんだ。知らなかったな」と自分を縫いとめる強い腕を見ながら呟けば、年下は「もうずっと前から大人でしたよ。あなたがその事実から目を逸らしていただけで」と返し、しかしなお稚拙な荒々しさで唇を奪って欲しいです
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「君は僕と一緒に死ぬべきだ」と思い込むヤンデレも好きですが、「俺はさっさと死ぬから、お前は自分を置いていった俺を毎日詰りながら長生きすべきなんだよ」と考えているヤンデレも好きです。相手にとっての永遠の存在になるには、自らの死が必要だと考えるという病んだ思考回路に夢を見てしまいます
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一途で純情喜怒哀楽が分かりやすい犬っぽい人と、気まぐれで妖艶内面が読み取りにくい猫っぽい人の恋人達がいた場合
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些細な触れ合いに、愛を実感する人が愛おしいです。ふと予定より早く目覚めてしまった時、かたわらで眠りにつく相手が穏やかな寝息を立てていて表情も安らかなものであることに安堵して、眺めているうちに我慢できなくなってしまって。静かに抱きついて、体温を感じて、小さな声で「好き」と呟けば良い
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年の差のある恋人達は、本来は下の立場にあるはずの年下が、年上をじわりじわりと追い詰めていく関係が好きですね。年下が、年上を自分と壁の間に閉じ込めて「思い出くださいよ」と迫り、言い訳を震える舌にのせる年上に向かって「ほんとはあんただって俺のこと好きなくせに」と言い捨てるのが悩ましい
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面接マニュアルに「趣味を聞かれたら、読書と映画鑑賞をあげるのはやめましょう。相手は、この人無趣味なんだと感じます」と書いてあったんですが、その2つ禁じられたら、なんて答えればいいんですか?正直に「男2人の揺り籠から墓場までを、ねっちり妄想することです」とでも答えればいいんですか?
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眠りに落ちた相手を、じっと見つめてしまう人が美しいです。目が覚めている時はクルクル表情の変わる相手が、穏やかな顔をして眠っているのを見るとなぜか胸が詰まって、「この人が好きだな」と今さらながらに実感をして。寝乱れた前髪をそっと直して、見たことは自分だけの秘め事にしてしまえば良い
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事後の朝ぐったり横たわっていたら、相手が「動ける?」と尋ねてくるので「…動けない」と睨んでみたらひょいと抱き上げられお姫様だっこされてしまうから普段はそんなこと絶対にしないのにと恥ずかしくてたまらなくて「もっと物扱うみたいに運べバカ」と呟いて幸せに泣きそうになってしまう人が愛しい
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相手に対して最初はツンツンして取りつく島もなかった人が、時間が経つにつれて少しずつ穏やかになっていく過程に夢があります。けれど本人は自分が変わったことには気づいていず、まだ冷たいままのつもりで、周りの人間だけがその変化を見て「あいつも丸くなったなぁ」と忍び笑いを漏らしていたら良い
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「昔はなにも考えず君に触れたのに」と親友から恋人になった相手に言ってみたら「僕は君に触られる度にドキドキしてたよ」と言われて固まってしまい、手を繋がれて指を絡められて「ドキドキする?」と笑われて思わず赤くなった顔を逸らしながら「聞かなくったって分かるくせに」と返してしまったら良い
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不摂生な恋人を寝かしつける姿に夢を見ています。青白い顔の恋人をベッドに引きずり込んで自分も横に寝て相手を抱き込んで「なんで君まで寝るんだ。鬱陶しい」と抵抗してくるのを「逃げられると困る」とだけ言って封じ、グチグチ言っていた相手の声が穏やかな寝息に変わったら自分も意識を手放せば良い
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片思いと思っていた相手に告白されて動転し思いつくまま「俺はお前に相応しくない。お前にはもっと優しい子が似合うよ、俺じゃダメだ。今なら聞かなかったことにできるから…」とまくしたてる人と、一通り聞いてから「もう黙って」と優しく笑う人の組み合わせが好きなので、積極的に推していきたいです
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愛を知らず生きてきたから、「愛してる」の言葉を怖いと感じてしまう人が愛おしい。「どうして怖いの?」と尋ねられて、その言葉がいかに甘くて幸せにしてくれるもので、失った瞬間を考えるだけで震えてしまうからと答えが出て、今の自分がもうどれほど「愛してる」の魔力にかかっているかを知れば良い
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「愛してるよ」も「好きです」もなしに、なし崩し的に関係を持ってしまったから、好意を信じきれずすれ違ってしまう2人に惹かれます。肌を重ねてから穏やかに眠りについた相手の寝顔を見つめて、愛おしいと感じた直後に苦しくなって。「ただの遊びって、なんで割り切れないんだろ」と膝を抱えたら良い
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自分の内なる独占欲を、自覚していない人が可愛らしいですね。相手が他人と笑い合っているとふと胸がざわついてスッと背後に立って、何も言わずにただ圧を与えて第三者を怯えさせて。後々に、「自覚してないとこが厄介だよね」とお叱りを受けても、何を怒られているのかが分からないままだったなら良い
1068
人体で最も敏感な部位は手だと言いますから、相手の手に戯れる姿に色めいたものを感じてしまいます。相手に手を取られたと思えば指と指を絡められてあちらこちらにキスを落とされてついに舌を這わされて、もう目を閉じても触覚の暴力に欲望を引きずり出されて、「やめて」の声が媚を含んでしまえば良い
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どうしようもないことと頭では分かっているのに、相手の過去にまで嫉妬してしまう人がいじらしいです。手慣れたエスコートをされると「前の人にも、そうやって優しくしてあげてたのかな」と考えてしまって胸に霧がかかって。「君の過去も今も未来も全部、自分のものにできたらいいのに」と拗ねれば良い
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体格差のある恋人たちがいたとして、ガッチリとしている方の人間がほっそりとしている人間を、丁重に扱っている姿に夢を見てしまいます。手を繋ぐ時も力をこめなくて、ハグをするとなってもされるがままで。「自分がちょっと力を出しただけで、この人は壊れてしまうかもしれない」と恐れていたなら良い
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弱者が強者を押し倒して熱のこもった瞳で見下ろしながら「どうして逃げようとしないんですか」と尋ねたら、強者は征服されているとは思えない余裕の笑みをふっと浮かべて「どうしてか考えれば分かるだろう?」と答え、相手の熱を煽って欲しいです。追い詰められた場面でも態度を崩さない強者は色っぽい
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年の差のある恋人達がいて、結ばれてからも年上側が、ふとした時に罪悪感を覚えてしまう姿に惹かれます。未来の話をしてもらうたびに、嬉しさと同時に、「ずっと一緒にはいられないんだよな」と変えられない差を実感してしまって。「君と一緒にいられない僕でごめんね」の言葉を必死に飲み込んだら良い
1073
相手を抱きしめて眠る癖のある人が、可愛らしいですね。される側は圧迫される感じが好きではなくて、普段は散々「暑苦しい」「重い」と文句を言っているけれど、ふと目が覚めてしまった時に、自分をギュッと抱きしめている姿にときめいて、「明日は黙って抱かれてあげようかな」と思ってしまったら良い
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背後から抱きつかれ肩に顔を乗せて喋られる姿には夢を見ています。相手の体温と鼓動と香りを直に感じるので落ち着かずまったく会話が耳に入らなくて、気が付いて苛立った相手に胸に手を当てられ「バクバク言ってるね」と笑われたり、耳にフッと息を吹きかけられて身体が跳ねたり悪戯されてしまえば良い
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相手の服に鼻を埋めてしまう瞬間が秘密めいていやらしい。ふと服が目に入ったら手に取らずにはいられなくて、手にしたら顔を近づけずにはいられなくて。息を吸い込んで肺いっぱいに愛しい香りを送り込んだならば、抱きしめられた錯覚がして身体が熱を持って。「匂いだけでダメになる」と赤くなれば良い