1026
『天智と天武』は、ヤンデレ男が初恋の男を愛憎するあまり斬り殺して首にキスするが、弟でもある初恋男の遺児が父親に瓜二つなのでやはり心をかき乱されて憎いと思うのに殺せなくて、かわりに弟が愛する人間を皆殺しにして「どうだ寂しいか」と尋ねる漫画なのでお読みください。主題が男2人の愛憎です
1027
"触られたがり"の人には、可愛らしさが詰まっていますね。隙を見つければ相手の隣にぴっとりと座って、顔を覗き込んでふんわりと微笑んで。それでも何もされなかったら、自分から手を取って指を絡めて、「なんで触ってくれないの?」と誘いかけて。待ち望んでいた手が触れれば、全身を満たされたら良い
1028
美味しいものを食べた時や美しいものを見た時に、相手の顔を思い出してしまう愛が美しいです。幸せを感じたらふと、「あの人にも食べさせてあげたいな」「あの人にも見せてあげたいな」と感じてしまって、顔が浮かんで。「だってあの人がいたらもっと幸せだろうから」と自分の中の愛を実感したなら良い
1029
薔薇は贈り物にされる花のため、本数で花言葉が変わるところに惹かれます。7本は「ひそかな愛」ですから、片想いの相手に贈ってほしい。12本は「私の恋人になってください」ですから、告白の甘い言葉に添えてほしい。4本は「一生あなたを愛します」ですから、跪いて永遠を誓ってほしい。夢は広がります
1030
年下が、年上を甘やかす姿には、倒錯した色気が生まれますよね。いつだって自分の前では年上ぶって、ちゃんとした大人でいようとする相手を抱き寄せて、「年齢なんて気にしないでください」と囁いて、背中をそっと撫でて。「生意気」と呟きながらも腕の中から逃げはしない姿に、不器用さを見たなら良い
1031
相手が抱きついて「君から僕の匂いがする…」と言ってきて「これだけ君がくっついてればそうもなるよ」と返したら、ふにゃり幸せそうに微笑まれて「君がまるで僕のものになったみたいだ」と言われるので、そんなこと心配しなくても、もともと君のものだよの言葉はグッと飲み込んで「バカ」と呟けば良い
1032
”相手の前でしか泣けない”という特別さは美しいですね。人前では感情をあらわにしてはいけないと思い込んでいた人が、相手に頰を撫でられて「素直になってもいいんですよ」と囁かれて。その手を払いのけようとしたのに動けず、気がついたら泣いてしまって「……見ないで」と顔を覆うのが切なくて素敵
1033
お酒で酔う話も良いですが、お酒で酔ったふりをする話も好きです。本当は頭が冴えているのに隣の体にもたれて「酔ったな」と甘えた声で呟いて、相手が強張りながら「本当?」と尋ねてきたら「本当って言ったらなにかしてくれるんだよね?」と答えて相手の頭をアルコールのため以外でぐらつかせて欲しい
1034
だらしない人と世話焼きの人がいて、世話焼きは細々相手の面倒を見てあげるから周囲が心配して「少しはほっとかないと相手が成長しないよ」と忠告をしてあげるけれど聞く耳を持たず、実は相手が成長をして自分の助けが必要となくなってしまうことを怖れて甘やかしていたという関係は怖くて良いですよね
1035
「可愛い」の褒め言葉で、相手をグズグズに溶かしてしまう人が罪深いです。「可愛い」をたっぷりと降り注がせて、赤くなった耳朶を優しく触って、「もっと言ってあげるね」といじめて。甘い言葉の濁流に耐えきれなくなった相手が、「もうやめてよ」と弱々しく訴えかける姿をウットリと眺めたなら良い
1036
「エロいね」「えっちだね」という素直な言い回しも良いですが、言葉の裏に艶が滲む「色っぽいですね」「艶かしいですね」「妖艶ですね」「悩ましいですね」という言い回しにも惹かれます。普段から敬語の人には、このような言い回しを甘い声でして欲しいです。よりいっそう、物事の妖しさが際立ちます
1037
正反対だから分かり合えないと思っていた相手の側にいる内に、自分と重なる部分を次々に見つけ出してしまい、どんどん離れられなくなっていく関係も絶妙です。自分と似た考えや欠陥を持つ人に「あなたがまるっきり理解出来ない人のままだったら良かったのに」と呟いて、重なった運命を噛み締めて欲しい
1038
本日6月1日は氷の日でもありましたが、氷といえば特定の界隈では、暑い部屋で愛を交わしている時にカランと音を立てて溶けるものか、口移しで渡して2人の舌を冷たく凍らせ頭を熱く溶かす官能的なアイテムと相場が決まっていますよね。夏にかけて、そういう2人が世界に満ち溢れますように
1039
相手は冗談と受け取ると知っているから、日々軽口のように見せかけて「好きだよ」と本心を告げる、お調子者風情の臆病者は素敵。「君が好き」と今日も言えば「はいはい」と今日も流されて、本気なのになと思いつつ「でも本気で取られたら困るな」と自嘲する、距離は近くて精神的に遠い片思いが好きです
1040
「欲情してるの?」と散々煽った後に、濡れた瞳の相手を馬鹿にして笑う展開が好きです。この後は、火がついた相手に「誰のせいだと思ってんだ」と引きずり倒されて一瞬怯えた表情を見せても、「…してるよ」と官能的に指に口づけられて微笑みを深くしても良い #よくじょうと入力して欲情が出たら変態
1041
「猫は傾城の生まれ変わり」という言い回しがありますね。気怠い色香を振りまいて人を気まぐれに振り回す猫の性質を、国を傾けるような魔性の存在に例えた言葉です。普段は猫のように掴みどころがなくて恋人にもつれないのに、ふとした時抱きついてきて「ぎゅっとして」と甘える猫っぽい魔性が好きです
1042
疲れ切った相手が「もうダメになりそう」とこぼしたら、「ダメになればいいよ」と肯定してしまう人が危ういです。髪を優しく撫でて甘ったるい声で名前を呼んで、「君がダメになったらずっと面倒見てあげるから」と言葉にして。言われた側は、それが罠だと知りつつも、はねのけることが出来なければ良い
1043
誰にでも好かれる人に、恋をしてしまう人の葛藤が美しいです。誰にでも優しいのだから、自分は勘違いしてしまっただけなのだと分かって。誰からも好かれているのだから、選んではくれないとも分かって。「でも自分は、この人じゃなきゃいけないんだよな」の結論が出てしまって溜め息を吐いたなら良い
1044
今がとびきり幸せであるからこそ、この先の未来に不安を感じてしまう人が愛おしい。「ああ、好きだな」と満たされた瞬間にその感情だけで終われずに、「こんな時間が本当に続くんだろうか」と思考が膨らんで、暗い予想が過ぎって。「いやだ。ずっとこのままでいたい」と小さな胸を痛めてしまえば良い
1045
春という季節には微睡みを誘われますよね。朝が苦手な恋人を起こしに行けば「まだ眠い」と腕を引っ張られベッドに引きずり込まれて、逃げる間もなく抱き込まれて文句の声は「あと5分」の甘え声で封じられて、仕方ないなと身を任せたら自分も微睡んで、幸せな朝の代償に貴重な時間を失ったら良いです
1046
「君なんて好きになりたくなかった」と告げる話が切実で美しくて好きです。相手はそれを聞いて「ごめんね」と困ったように笑う人でも、「俺だってお前を縛りたくなかった」と泣く人でも、「あなたの人生滅茶苦茶にしてあげるね」と楽しそうな顔をする人でもどれも良い。後悔しかない恋もまた運命的です
1047
相手が他人と仲よさそうにしている姿を見ると反射的に苛々して態度にも大人気なく現れて後から自分は最低だと落ち込む人と、相手が自分のことで嫉妬して苛々している姿を見ると必死で可愛いなぁと愛しさがこみ上げてくるのでよく他人と仲よさそうにしてみせる人の、面倒なコミュニケーションは愛らしい
1048
互いに「こいつにだけは負けない」と情熱を燃やす2人も良いですが、互いに「こいつにだけは敵わない」と自分とは違う部分に惹かれて内心膝をついている2人も素敵です。つい弱気に「お前は凄いよ。勝てそうもない」と零してしまった時は、相手も「俺だってそうだよ」と零したくて唇を噛んで欲しいです
1049
「可愛い」の褒め言葉に慣れなかった人が、相手に愛を注がれるうちに当然のものとして受け取るようになるのが好きです。笑っただけで目を細められて「本当に可愛いね。笑顔まぶしすぎる」と言われるけれど、以前のように嫌がったり否定したりはせず、「うん、今日も可愛いんだよ」と自ら口にすれば良い
1050
両想いだとは知りながらも、「恋人」にはなろうとしない2人の人間が美しいです。相手といると心地がいいし、未来を思い描けば隣にいる存在だけれども、「恋」となってしまうとどうなるかが自分達でも分からなくて。別れる日が来ないために、別れる必要がない友人の関係でいることを、選んだなら良い