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相手の言葉を封じるためにキスをする展開は、生々しいのに美しくて素敵です。「本当に私が好きなの?」や「どうして?」や「君なんて嫌いだよ」と、自分に不利なことを紡ぐ恋人の唇を封じて、続く言葉を閉じ込めて。相手はその行動をずるいと思いながらも、潤んだ瞳を向けることしか出来なかったら良い
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お酒飲んで酔っ払って相手に絡む展開も甘くて良いですが、お酒飲んで酔っ払ったふりをして相手に絡んで、何時もよりずっと優しく相手が接してくれることを喜びたいのに少し泣きたくもなって、このままずっと酔っ払ったふりをしていられれば良いのにと願ってしまうほろ苦い展開も好きです
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優しく接したいと思っているのに、相手の立ち居振る舞いに加虐心をそそられてついつい馬鹿なことを言ってしまう人や、穏やかな関係を築きたいと思っているのに、相手に虐められると仄暗い喜びを感じてしまう人など、愛と欲求が一致しない人は屈折していて魅力的。悩みながらも相手を求めて欲しいです
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七夕の今宵、想い合う相手が傍にいる人は、相手が指差す星空ではなく横顔を見つめて「この幸せが続きますように」と短冊に書くべき願い事をそっと噛み締めて欲しいですし、想い合う相手と離れている人は、「天の川より近くにいるのにどうして会えないんだろう」と儚い身の上を物語に重ねて欲しいです
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七夕といえば、亡くなった想い人に一目会いたいとこの日願った人間が、2人の間にある川を越えて会いに来た相手と、夢の中で再会する話も好きです。目を覚ませばもうこの人はいないんだと知りながらも触れて、震える唇で言葉を紡いで、1年に1度きりの夢に溺れてしまえば素敵です
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様式美が好きなので、愛し合う2人組の片割れは、相手の瞳を”星空を閉じ込めたような”と形容して欲しいですし、相手の瞳や髪の色を宝石に例えて欲しいですし、相手の人柄を花言葉の意味を絡めて花の名で説明して欲しいですし、相手との関係性を星座の物語や神話に見立てて欲しいと願ってしまいます
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相手の顔に惚れ抜いている関係性は、甘美かつ強固です。自分が相手の顔に惚れている自覚がある人は「この顔には逆らえない」と何をされても相手を見つめたら許してしまえば良いですし、相手が自分の顔に惚れている自覚がある人は「本当にこの顔が好きだね」と優越感に身を浸しつつ綺麗に笑えば良いです
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仲が深まれば深まるほど距離感は狂っていくと言いますけれど、出会った頃は適切な距離を保っていた2人が、仲を深めていく過程で知らず識らずの内に距離を縮め、一線を越えてからは明らかに他人との距離ではなくなり、本人達は関係を隠しているつもりだが周りが気が付いてしまうという展開に萌えます
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二階堂ふみに「私と一緒に来ないなら仕方ないね」と寂しげに村を焼かれ、杏に慈悲を乞うが「命令なので」と淡々と村を焼かれ、満島ひかりに「綺麗」と笑われつつ村を焼かれ、中谷美紀支配下の有村架純に「ごめんなさい」と泣かれて村を焼かれたいです #誰が率いる謎の軍団に故郷の村を焼かれたいか
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四六時中口論している2人は、キスをする時だけは黙り込んでしまうのも良いですし、キスの間すら黙っていられないという調子で「それだけ?」「まだ減らず口たたく余裕があるんだ」と互いを煽り、相手を屈服させたいという欲望を肥大させていくのも良いですね。口論好きの2人組にはロマンがあります
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服装は自らを形作るものですから、自分の服装を相手に合わせて変えるという行為に、愛を感じて萌えてしまいます。相手と洋服を交換して「あなたの方が似合うね」と笑うのも良いし、相手の服を着て「君の匂いがする」と呟くのも良いし、相手の服を上から下まで見繕い「見違えたな」と褒めるのも良いです
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服を着せるという行為にも、秘密めいた美しさが宿りますね。跪いて相手の視線を感じながら靴の紐を結ぶ、密着した相手の首に手を回してネクタイを結ぶ、滑らかな首筋を見つめながら背中のファスナーを上げる。信頼関係のある2人は、呼吸の音を重ねて肌の温度を感じつつ、相手に服を着せて欲しいです
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曇りない肌に火の影を揺らめかせながら「美しいね」「物が燃える姿はなぜこんなに美しいんだろうね」と笑顔で言葉を交わす神木隆之介と本郷奏多を見てしまい、家を失ったことも一瞬忘れて「あなたたちこそ美しいのに」と、彼らに見惚れてしまいたいです #誰が率いる謎の軍団に故郷の村を焼かれたいか
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お互いに両思いだと分かっていながら、立場や矜持の問題で恋人にはいたらない関係性、熱くて素敵です。他人に「どれだけあの人があなたを好きだか知っていますか?」と咎める口調で尋ねられた時は「知ってるよ」と口元緩めて、「向こうだって俺がどれだけ愛しているか知っている」と答えて欲しいです
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両思いなんだろうなと知りつつも、まだ恋人になるきっかけがつかめない2人の姿は、もどかしくも初々しくて心惹かれてしまいますよね。目の前にある手に自分の指を絡めていいのか、絡めたらなにか変わるだろうと予感しながらも動けずに、今日も隣に並ぶだけでとどめていたら可愛いです
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常に完璧でなければならないと信じこまされてきた人が、他人の一言で決壊する姿に惹かれてしまいます。きっかけの一言は、目下の人間からの「人に甘えても良いんですよ」でも、同じ目線の人間からの「お前は可哀想なやつだな」でも良い。決壊した時に「僕は完璧でいられたはずなのに」とこぼして欲しい
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優等生に見せて裏では素行不良、軽薄に見せて実は真面目。そういった秘密を持った人は素敵ですよね。まず個人のギャップに魅せられますし、秘密を他人が知れば必然的に関係性のドラマが生まれます。単体でも美味しくCPにしても美味しいのが、表と裏の顔が違う人です
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「君は僕と一緒に死ぬべきだ」と思い込むヤンデレも好きですが、「俺はさっさと死ぬから、お前は自分を置いていった俺を毎日詰りながら長生きすべきなんだよ」と考えているヤンデレも好きです。相手にとっての永遠の存在になるには、自らの死が必要だと考えるという病んだ思考回路に夢を見てしまいます
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「恋の寿命は3年」と聞いたために、恋に落ちた日から3年目の時を指折り数えて待ち望み、3年経ったら名前を呼ばれるだけで苦しくなったりしない、相手が他人と仲良くしているだけで暗い欲望を抱いたりしないと自分に言い聞かせつつ、それは少し悲しいことだとも思う。そんなこじらせ片思いが好きです
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「恋の寿命は3年」なのに、同じ相手に何度も何度も恋に落とされてしまうから、離れることも目を離すことも出来なくて、今日も眩しく輝く相手に向かって「ずるいなぁ」と呟いてしまう両思い、ロマンティックで惹かれます。消えない胸のざわめきに、運命感じて欲しいです
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相手とは遊びのつもりで関係持ったのに、次第にのめり込んで情熱的な愛を感じるようになって、割り切った風を装うのがつらくなったりするけれど、いまだ遊び相手の枠から抜け出せないでいる不器用な2人に惹かれます。大人だからこそ矜恃や建前に縛られて、愛してるが上手く口に出来なくなったら良い
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「あの人とはどんな関係なの?」と人に尋ねられた時に、自分にとって相手は、友達というには近すぎて恋人というには乾きすぎていて家族というには知りすぎている他人だという事実を突きつけられて思わず曖昧に笑ってしまうような、面倒な関係性の2人を追っていきたい
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2人きりの時は、特別な呼び方をしている秘密の恋人逹の片割れが、人前でわざとその呼び方を使う展開が好きです。相手は肩を跳ねさせて黙るのか、少し赤くなりながらも相手を睨みつけるのか、しれっと自分も特別な呼び方をしてやり返すのか。どれも可愛らしく、秘密の関係が輝きますよね