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「エロいね」「えっちだね」という素直な言い回しも良いですが、言葉の裏に艶が滲む「色っぽいですね」「艶かしいですね」「妖艶ですね」「悩ましいですね」という言い回しにも惹かれます。普段から敬語の人には、このような言い回しを甘い声でして欲しいです。よりいっそう、物事の妖しさが際立ちます
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精神力が強くて、1人でずっと生きてきたし、これからも生きていくつもりだった人間が、相手に出会ってしまったがために脆くなり、もう1人では生きていけなくなってしまう展開、ドラマチックで惹かれてしまいます。変わってしまった自分自身を呪いながらも、出会ってしまったことは恨めなければ良い
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恋人達がいたとして、片方が「君に出会えて強くなれた。決して離れたくない」と考えているのに対し、もう片方が「お前に出会って弱くなった。離れたくても離れられない」と考えているのが好きです。眩しく真っ直ぐな愛と暗く歪んだ愛の違いがありながら、同じように互いを求めている構図がたまりません
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幼馴染といえば、距離感の近い幼馴染の2人が、相手を意識していなかった時には「もう結婚しろよ」と周囲にからかわれると「そのうちね」と言った風に笑って返していたのに、ある日を境に互いを意識するようになり、「もう結婚しろよ」とからかわれた時に沈黙して視線を交わし合ってしまう姿に萌えます
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普段は軽口叩き合っている2人が、つい甘い雰囲気になった時に頭が真っ白になってしまい、「…なんか言えよ」「……なにも浮かばねーよ」と途切れ途切れの会話をする姿、初々しくて可愛らしいですよね。相手を見つめて「あれ、こんな細かったか」なんて思えば思うほど、喉が渇いて声が出なくなれば良い
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人から愛を注がれない不遇な生い立ちを送り、初めて自分を愛してくれた人を愛するようになった人は、相手に「なんで僕のことを好きになってくれたの?」と尋ねられたら、「自分を愛してくれる人なら、誰でもよかったんだ。そうしたら君しかいなかった」と答えて、薄く笑って欲しいです
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命令するタイプのサディストも良いですが、優美に微笑みながら「どうして欲しいの?」と尋ねて、相手の羞恥心と本音を引きずり出すタイプのサディストも良いですよね。真っ赤な顔で相手が「抱き締めたいです」と答えれば「子供っぽいね」と笑った後「10秒ならいいよ」と腕を伸ばしたりして欲しいです
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待ち合わせ場所でナンパされている恋人を背後から抱きしめて「ごめん、これ私のだから」と笑って恋人の肩抱いて立ち去るのは女2人にやって欲しいですし、待ち合わせ場所で逆ナンされている恋人を無言で手引っ張って連れ出し「もしかして怒ってる?」と恋人に尋ねられるのは男2人にやって欲しいです
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友達だったのにうっかり一夜を共にしてしまって友達に戻れなくなり、しかし恋人と表せるような甘い感情はないので恋人と説明することも出来ず、どっちかつかずの関係が案外心地よくズルズル続いてしまって、大切なことは口に出来ないまま今日も相手の体温を感じている。そんな不道徳な2人に惹かれます
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梅雨ですね。置き傘あるのに「傘貸して」と言う人と、置き傘を知りながら「貸すとこっちも濡れるから一緒に帰るんならいいよ」と返す人。わざと濡れ鼠で相手の家に飛び込んで「雨宿りさせて」と言う人と、雨が長引くと知りながら「いいよ」と答えて相手の身体を拭く人。ひねくれ2人が眩しい季節です
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親友が好きな人出来たと言ったからよくよく話を聞いて告白応援して、告白成功したというからデートプラン考えて送り出して、デートの日に「お前のおかげで成功した!」と送られてきたから「やったな」と返して。返した後ぼんやり虚空を見つめて「何やってんだろ」と呟いているような、片思いが好きです
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「色素の薄い人の中には、興奮で虹彩の色が変化するタイプもいる」と聞きました。怒りの視線を向ける恋人に「怒った君の瞳は美しいからさらに怒らせたくなる」と笑って唇を奪う世界や、恋人に押し倒され「色の変わった瞳を見ると僕に興奮してるんだと分かって嬉しい」と囁かれる世界は実在するんですね
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壁ドンや腕掴みなど自分から相手を拘束をする行動を起こしておきながら、泣きそうな顔で「ごめんなさい」と言ってしまう人と、謝られたがために逃げられなくなって、「謝るぐらいだったらこんなことするなよ」と思いながらも結局相手に流されてしまう人の組み合わせ、破滅の香りしかしなくて好きです
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自信に満ち溢れた言動で相手を支配する人も良いですけれど、自信の無さを露呈させた言動で相手を支配する人も良いですよね。「俺から離れるな」という命令より、「どうか僕から逃げないで」という懇願の方が強い拘束力を持つ関係性は、倒錯していて魅力的。弱さで相手を屈服させて欲しいです
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年の差があるカップルは、年上が年下を「子供のくせに生意気だ」と苦々しく見ていて欲しいですし、年下は年上に「大人のくせに何も分かってない」と悔し気に考えていて欲しいですし、そのくせふとした時に「子供なのに賢い」「大人って凄いんだな」と相手を認めて、尊敬の目を向けてしまったら萌えます
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年上が年下を愛情たっぷりに「ガキ」と呼んでからかうのも良いですが、年下が年上を「大人のくせにね」や「これで大人のつもりですか」と年齢差で追い詰めるのも素敵です。抗議しかける年上を「嫌なら大人らしいところ見せたら?」の一言で封じ込める年下は、若いからこそ生意気で無謀で輝いています
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互いに「こいつにだけは負けない」と情熱を燃やす2人も良いですが、互いに「こいつにだけは敵わない」と自分とは違う部分に惹かれて内心膝をついている2人も素敵です。つい弱気に「お前は凄いよ。勝てそうもない」と零してしまった時は、相手も「俺だってそうだよ」と零したくて唇を噛んで欲しいです
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「マイシュガー」「なんだマイチェリーパイ」と気軽に呼び合う2人は素敵ですし、「マイパンプキン」と呼んでみたら赤い顔で「…やめろ」と返され互いに恥ずかしくなる2人も可愛いですし、「君はチョコレートのように甘くて美味しい」と好きな食べ物に例えて相手を褒めるのはロマンティックですね
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感情表現が乏しい人が、感情表現が豊かな人に出会って、最初は「笑ったり怒ったり面倒なやつ」と否定的に見ているも、次第に笑顔の可愛らしさ怒った顔のいじらしさ泣き顔の美しさに気がついていき「もっと色んな表情を見たい。心をかき乱して欲しい」と思った時に恋心を自覚する。そんな展開が好きです
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「恋ではない、愛と呼んでいいかも分からない。でも君に、俺より大切な存在ができたら嫉妬するし、俺より大切な存在ができるわけないと思っている」と互いに考えている2人こそ、純度の高い関係性だと思っています。相手に対する独占欲と他人に対する余裕がのぞく執着ほど、強固な感情はありません
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相手が沈んでいる時、なにがあったかを尋ねて向き合おうとする男前も好きですが、なにも尋ねずただ何時も以上に優しく接して、相手が耐えきれず「質問してこないんだね」と呟けば「言いたい時に言えばいいよ」と何でもないように返す男前も好きです。返された相手は、言葉より先に涙をこぼせば良いです
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美しい人は高慢であるべきだと考えているので、美貌が水に濡れたり泥で汚れたり人に辱められたりして翳り「せっかくの綺麗な顔が台無しだな」と嘲笑われた際も慌てずに「台無し?さらに魅力的になったの間違いだろう?」と返して、何時もと変わらぬ華やかな笑顔を浮かべて欲しいと願ってしまいます
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早蒸し暑い7月、恋人にひっつかれて「暑いからどけ」と威勢良く不平の声をあげていた人が、意思を持った指に触れられて熱を帯びた唇に素肌を這われるにいたって顔を腕で覆い隠し「だから暑いって言ってんのに…バカ」と熱っぽく掠れた声で抗議して、恋人に嬉しそうに笑われる季節ですね
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素直になれない2人を閉じ込めるなら「キスをしないと出られない部屋」も良いですが、「お互いが、相手の好きな場所3カ所にキスしないと出られない部屋」も良いですね。キスに加えて相手のどこが好きかの告白もあるので難易度が高く、2人きりの密室でこじれる愛が見ものです