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手袋をしている人物は「自分の手は美しい」と思っているから手袋をしている人と、「自分の手は汚れている」と思っているから手袋をしている人に分けられますよね。前者ならいざという時に歯で咥えて引っ張って脱いで欲しいですし、後者ならいざという時に相手が両手で慈しみながら脱がせて欲しいです
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手袋や靴や靴下などを「脱がせて」と甘い声で命令するのは良いですね。命令された相手は手慣れた様子で脱がせにかかって「つまらない」と嘆かれても、激情を秘めた目で睨みながら脱がせて「可愛いね」と笑われても、相手の震えを見て取って「慣れないことをするもんじゃないですよ」と窘めても素敵です
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脱がせる際に一悶着ある話、色っぽい中にみずみずしさがあって惹かれますね。2人組には是非、「色気のないもん着てるな」「うるさい黙れ」と挑むように言い合ったり、「この服どういう構造?」「もうちょっと格闘してれば分かるんじゃない?」と笑い合ったりしながら一枚一枚服を脱ぎさって欲しいです
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「月が綺麗だね」と相手に言われたので、知らずに言ってきたんだろうなと思い「その言い方は誤解されるよ。夏目漱石がね…」と語ろうとしたところ「知ってるよ、知った上で口説いてるの」と微笑まれて、「どう?君にも月が綺麗に見える?」と畳み込まれる話が好きなので、積極的に推していきたいです
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「月が綺麗だね」と相手に言われたので、知っていて言ってきたんだろうなと思い「私には曇って見えるけど」と冷たく返してみたら「え?凄い晴れてるのにどうして?」と驚かれて墓穴を掘ったと悟り「いい、忘れて」と赤くなる話も好きですね。通じる人と通じない人のズレた会話は、可愛らしくて素敵です
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直接的な愛の言葉は苦手だから「月が綺麗だな」と言ってみたら、相手が顔ほころばせて「そうだな、月が眩しいと君の顔がよく見えるから好きだ」と言ってきたので固まってしまい「ああ、固まった。月のおかげでよく見える」と顔近づけて追い討ちかけられる話も好きなので、積極的に推していきたいです
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同性の恋人が異性の芸能人の結婚報道にショックを受けているので「この人そもそも異性が好きだったな」と思い出して胸が詰まってしまう話や、「ふーん、そういう人がタイプなんだ」と拗ねて「うそうそ、君がいれば誰の結婚報道もどうってことないです」と慌てさせる話を応援しています
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好きだった人と離れてからもその人が世界一好きで忘れられない話も良いですが、世界一好きな人だったのに離れてからは感情がストンと抜け落ちてしまって寂しくなる話も好きです。「あの人のこと、本気で好きだったのに。もう一度好きになりたいのに」と考えるの、取り返しのつかなさが切なく響いて良い
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困ったように笑って「悪いことしてる気分になるよ」とこぼす場面に惹かれます。相手はにっと笑い返して「実際してるでしょ。悪いこと」と言っても、きゅっと眉根を寄せて「馬鹿なこと言わないで」と呟いても、ふっと口元緩めて「もっと悪いことしてほしいな」と言っても、どれも艶めいていて素敵ですね
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相手を顎で使う高慢な人間と、素直に相手に使われている従順な人間がいて、周囲は分かりやすい上下関係だと見ているが、実は高慢な人間こそ従順な人間に依存していて気を引くために我儘を言っていて、従順な人間は我儘きく代わりに主導権を握っているという、見た目と上下関係が逆さまの2人が好きです
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あの人は相手の身体に自分の痕跡を残そうとするならば、色っぽく記憶を蘇らせるためキスマークを残すのか、捕食本能のままに噛み跡を残すのか、痛みで熱を生み出すため爪痕を残すのか、それは人目につく箇所に残すのか、人目に触れない箇所に残すのかを分類分けして考えるのが楽しいので皆さんもどうぞ
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キスマークや爪痕は、残す過程も素敵ですが、残された後の話も浪漫がありますね。跡を残した人が謝ると残された人が笑って「いいよ。君に縛られてる気がするから」と答える話や、残された人が一人で消えかかった跡をなぞり「一生消えなければいいのに」と呟く話は、重苦しい愛が見え隠れして惹かれます
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「笑って欲しい」というお願いも純粋で良いですが、「怒って欲しい」というお願いも切実で好きですね。相手の温和さを愛しているけれど、自分に心かき乱されている姿も見たいと欲が生まれて、口にしてしまえば可愛いです。相手は変わらず穏やかに「できないよ」と返して、互いに罪悪感が生まれて欲しい
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10月1日はメガネの日ですが、メガネは美貌を隠す手助けもし、美貌を際立たせる道具でもありますよね。「つけない方が可愛い」と揶揄されながら外されても、「つけてると別人みたいに綺麗だ」と呟かれながらなぞられても似合います。自分から外しても、他人にも外されても色っぽいのがメガネの美です
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メガネキャラのキスシーンとしては、相手にメガネを外されるのを目を瞑って耐えるのも良いし、相手が唇に目を留めたのが分かって自分から外すのも良いし、「メガネ邪魔」と笑われて薄く震えながら外すのも良いし、硝子同士がぶつかった音を熱い頭で拾うのも良い。メガネは最高にキスシーンに映えますね
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「可愛い」や「凄い」と相手を日常的に褒めるけれど決して「愛してる」とは口にしない人と、「バカ」や「子供」と相手を日常的に貶すけれどふとした時に「愛してる」と告げる人の組み合わせが好きです。穏やかだけれど根っこが臆病な人と、素直になれないけれど実は男前の人という対比は愛しいですよね
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自分は相手に愛される資格も愛する資格も無いと思っているから「愛してる」と口に出来なかった人が、避けても逃げても追いかけられて愛されて降り注ぐ「愛してる」の言葉で決意をグズグズに溶かされて諦めて「僕もあなたを愛しています」と返すようになるまでの軌跡が嫌いな人なんてこの世にいません
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普段は唯我独尊な言動で他人を振り回している人は、本当は精神が脆いからこそ武装しているのであって、相手に心を許すと弱い自分を見せてきて「こんな姿を人に見せたことなかった。誰にも言わないで」と弱音をこぼして欲しいですよね。相手に頷かれたら泣きそうな顔で笑って「ありがとう」と言えば素敵
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いつもペラペラと饒舌な人が、追い詰められたら頭真っ白になって黙りこくってしまい口より雄弁な瞳で相手を見つめるしかない場面は艶めいていますよね。相手に「なにか言ったらどうですか?」と煽るようなことを言われても硬直したままで「黙ってると普通に可愛いですね」とさらに調子に乗られたら良い
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喋り続ける相手に「もう黙って」と告げる話が好きです。告げる際は、唇に人差し指を当てても、耳元に口を寄せても、口に手を当てても、額にデコピンしても良い。相手はそれを聞いて素直に黙っても、反抗しようともがいてさらに追い詰められても良い。雰囲気は柔らかいのに命令じみているから惹かれます
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片思いと思っていた相手に告白されて動転し思いつくまま「俺はお前に相応しくない。お前にはもっと優しい子が似合うよ、俺じゃダメだ。今なら聞かなかったことにできるから…」とまくしたてる人と、一通り聞いてから「もう黙って」と優しく笑う人の組み合わせが好きなので、積極的に推していきたいです
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10月4日は天使の日、天使といえば「翼のなごり」とも呼ばれる肩甲骨ですよね。恋人の裸の背を抱きしめながら穏やかに隆起した肩甲骨に口付けて「昔ここに翼が生えていたんだって」と告げる話は素敵です。「君が人間になってくれて良かった」なんて続けるものだから、相手は笑って身をよじったら良い
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「君がいないとダメ」と口にする関係も良いですけれど、「君がいなくても大丈夫だけど、君に隣にいて欲しい」と思いながら寄り添う関係が好きです。甘い空気は滅多に漂わせないのに、他人に「あの人がいなくなったらどうする?」と尋ねられたら固まるぐらい、互いに隣にいるのが当然な関係でいて欲しい
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ダメ人間としっかり者の仲のよい2人がいたとして、しっかり者は相手と一緒にいる理由を「あいつは私がいないとダメだから」と語るけれどそう思い込んでいるだけで、本当は相手がいないとダメなのはしっかり者の方という関係性に惹かれます。面倒を見ることに日々愛しさを覚えていたら倒錯していて素敵
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笑顔で放たれる「あなたは本当に私のことが好きですね」の一言も好きですが、呆然とした顔から放たれる「僕は本当に君のことが好きみたいだ」の一言も魅力的ですよね。相手は頬を染めて「恥ずかしいやつ」と呟いても、真顔で「そうですよ」と返しても、にこりと微笑んで「おせーよ」と吐き出しても良い