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初めて愛した人だから好意の伝え方が分からなくて、つい後先考えず不器用な態度を取る人と、初めて愛した人だから恋の駆け引きが分からなくて、つい人目もはばからず愛を伝え続ける人の組み合わせに萌えます。恋愛が未熟同士なのに傍目に見ると態度が異なって、両思いに見えない2人がいじらしいです
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9月9日は男色の日。由来は諸説あるそうですが、陰陽説では男性は陽のため陽が重なる重陽の節句の日に定められた説、重陽の節句は菊の節句とも呼ばれるが、清冽な菊は『菊花の約』や『菊慈童』で分かるとおり男性同性愛の象徴だったためこの日に定められた説が有力なよう。本日は男2人の記念日です!
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土砂降りに見舞われた2人には「雨が強いね」という言葉を甘く使って欲しい。帰り道に言って言外に「家に来て」の意味を持たせても、相手の家に現れて言って言外に「ここにいさせて」の意味を込めても、2人で家で過ごしながら言って言外に「外出の理由がなくなったね」の意味を込めてもどれも妖しい
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家族より相手のことを知っているし本人より相手を理解していると自負していて、相手の恋人に嫉妬はしないけれど相手が恋人を優先すると怒って、相手の悪口言うのに他人が相手を悪く言うと許せなくて、「どんな関係?」と聞かれると「腐れ縁」と答えるくせに一生縁を切る予定はない2人に夢を見ています
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柔和な人が、たった一人には辛辣な態度を取るという姿が好きです。相手は辛辣な態度にも喜んで「俺にだけ厳しいね」と無神経な笑顔を浮かべても、気に入らないから眉根を寄せて「可愛くねーよな」と憎まれ口叩いても良い。普段は柔和な人はそんな反応を「うるさい」と切り捨てて、周りに驚かれて欲しい
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越えたい打ち負かしたい屈服させたいと強く思うのに一方で、ずっと手が届かない強者でいて欲しいという甘い願いを捨てきれないライバル関係が好きです。ライバルと呼ぶ相手への視線には、血をざわつかせる敵対心とたまらないほどの羨望とどうしようもない独占欲に、一筋の敗北感が混じっていて欲しい
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恋をしたら心は穏やかに澄んで相手がいる世界は明るく輝いて見えるはずだから、思い浮かべるだけで頭が痺れて肌がざわついて落ち着かなくなるあいつへの感情は恋じゃない断じて違うと、自分に言い聞かせる人が好きです。平穏を与えられる静かな恋心も良いですが、興奮しかない激しい恋心も良いものです
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ヤンデレにも色々なタイプがありますが、恋に落ちた人の趣味好きな服装好きな食べ物好きな本やスポーツの知識を秘密裏に集めて全て自らに吸収し、相手が求める理想の恋人になって「君こそまさに求めていた人だ」と惚れさせるヤンデレが、愛が重いのに情が深くて好きなので、積極的に推していきたいです
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好きな人の好きなものを自分も好きになりたくて、相手の嗜好を探り出して試してみる片思いの人は可愛らしいですし、嫌いで理解できない相手なのに好きなものだけかぶっていて、なんでこいつがと最初は思いながらも次第に理解を深めて恋を始める人も素敵ですね。趣味と恋心は絡まり合っていて欲しいです
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「君なんて好きになりたくなかった」と告げる話が切実で美しくて好きです。相手はそれを聞いて「ごめんね」と困ったように笑う人でも、「俺だってお前を縛りたくなかった」と泣く人でも、「あなたの人生滅茶苦茶にしてあげるね」と楽しそうな顔をする人でもどれも良い。後悔しかない恋もまた運命的です
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誰とでも寝る人生を歩んできた人が、初恋の相手とは寝ようとしない姿に惹かれます。肉体関係を持った人とまともな関係を築き上げられた試しがないので、身体を重ねたらいつものようになると恐れて、隣にいるだけでどうしようもなく触れたいのに、相手に迫られたら子供のように怖がってむずがるのが良い
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好きだからこそ大切にしたくて他のやつとは違うと示したくて、誰とでも寝る人に「君とは絶対寝ない」と告げて関係を拒む人が好きです。誰とでも寝てきた人はその発言に驚いて、散々誘惑してみるが決心が揺らがないのを見て次第に心動かされていき「あんたといると安心する」とこぼすまでになって欲しい
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「どうやるんだっけ?」と声を上げるとため息とともに伸びてくる腕が好きなのでいつまでもネクタイの結び方を覚えない人も好きですし、ネクタイの解き方が分からなくてもたつく相手に「こうだよ…覚えた?次からは素早く解いてね」と囁いて微笑む人も好きです。ネクタイは色気のある小道具ですよね
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「同性婚の式では指輪の代わりにタイを結び合って永遠の愛を誓う場合がある」という話と「ネクタイの起源は戦地に赴く恋人の無事を願って贈った布という説がある」という話が好きです。前者の話はタイを結んであげながら囁いて欲しいですし、後者は遠距離になる恋人にネクタイを贈りながら告げて欲しい
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縁を結ぶ、赤い糸で結ばれているなど言いますから、結んであげるという行為自体が優美に見えてしまいます。髪を結んであげながら「綺麗だね」と告げるのも、ネクタイを結んであげながら「お前背伸びた?」と呟くのも、靴紐を結んであげながら「いつまで経っても子供だな」とこぼすのも、どれも素敵です
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福田里香さんはフード理論として「食卓を共にしたことがなかった2人が向かい合って食事をしたらセックスの暗喩」説を提唱されましたが、初めて食卓を囲む場面って夢がありますよね。同じものを食べてそれぞれの血肉になることに喜びを覚えながら、目の前の相手の濡れた唇や動く喉を凝視する人は可愛い
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食事の好みが違った2人が、何度も食卓を囲む内に影響を受け、舌が相手好みへ近づいていくというのも、相手によって身体が作り変えられてしまったことに他ならなず、色っぽくて好きです。「これ食べられなかったよね」と尋ねたら「あいつが好きだから慣れた」と返された人は、2人の関係を察して欲しい
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料理は作る過程にも浪漫がありますね。料理上手が「どんな顔して食べるんだろう」と微笑みながら作るのも、料理下手がレシピと格闘しながら作るのも、料理上手が料理下手に「意外と不器用なんだね」と教えながら作るのも、料理下手2人で「短冊切り?」「なにそれ」と話しながら作るのもどれも好きです
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不器用なあまり愛を伝えられないツンデレと、いつも素直に愛を伝えるが頭が固い素直クールの相性は良くて素敵ですよね。ツンデレが「君のことなんか好きじゃ…」と言いかければ「悲しいな」と返し、「別に嫌いって言ったわけじゃ…」と言いかければ「じゃあ両思い?」と返すような関係でいて欲しいです
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ツンデレが「君のことは好きじゃない」と言った時、真顔で「片思いなんて悲しい」と返す人と、悲しそうに「素直になってくれないんだね」と返す人と、笑顔で「奇遇だな。僕も同じだよ」と返す人と、狼狽えて「俺はこんなに君のこと好きなのに!」と返す人のどれが相手役として好きかには趣味が出ますね
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相手に好き好き大好きと日々人前で告白する人と、告白を「やめろ」と日々切り捨てる人がいて、周囲は切ない片思いだとからかったりしているが、実は告白している側は恋愛感情は抱いていないのに対し告白されている側は恋愛感情を抱いていて、切ない片思いの矢印の真相が違うという関係性に惹かれます
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恋する相手が自分に眩しい憧憬の目を向けてくるから、その眼差しを裏切れないと思って恋心をひた隠しにして相手の理想形として振舞う人が屈折していて好きです。「あなたみたいになりたい」と言われて「俺はお前が思っているような人間じゃないよ」と返したいけどそうは言わず、困ったように笑えば良い
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自分を好きになれないから「愛してる」と告げてくる相手が信じられなくてわざと露悪的に振舞って「これでも愛してると言える?」と試す人は、歪だからこそ愛しいです。本当は愛されることより愛を失うことが怖くて「こんな私なんて君はすぐ嫌いになる」と思いながら、愛され続けたいと願っていたら良い
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自分は無価値だと思ってきたのに「愛している」と告げられる、自分に自信があったのに「君なんて大したことない」と告げられる、自分は醜いと思ってきたのに「美しいね」と告げられる。自分の価値観を根底から揺るがした相手を、最初は否定し次第に絆され最後に受け入れる話が美しくて好きです
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好きな相手への「バカ」と言う一言は、どんな言い方でも甘ったるく聞こえますよね。とろけるような笑顔でもたれかかりながらこぼしても良いし、真っ赤になりながら胸倉つかんで叫んでも良いし、にやりと笑って相手の髪をかき混ぜながら言っても良いし、涙を流しながら胸に縋って呟いても良いし素敵です