2126
表情に疲れを出さない人に、気付いてあげる人に深い愛を感じます。いつもと同じように笑っていつもと同じように話している相手をじっと見つめて、「なにかあったの?」と怪訝な顔で尋ねて。一瞬固まった後に、「なんで隠させてくれないの」とため息を吐かれながらも内心で、聡さに感謝されていたら良い
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こっそりと目を開けてキスを見守る姿が艶めかしいですね。相手の初々しい姿を見たいから自分からは「目を閉じて」と口にして自分も閉じたフリをするのに、そっと目を開けては様子を見て。息苦しそうに赤い顔をして必死に心地よさを耐えている姿を見て「こんな顔をさせてるんだな」と愉悦を覚えたら良い
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"看病する"姿からは、確かな愛を感じ取れますね。平気な状態ではないのに、「平気だよ」を繰り返す愛しい人に「今ぐらい正直な姿でいてよ」と頼んだのに力なく笑われて。「君の方が平気じゃなそうだね。大丈夫?」と尋ねられるから、「こんな時まで人のこと……」と嬉しさと苦しさの両方が湧いたら良い
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嫉妬をしても、口に出しては言えない人が、いじらしいですね。相手が誰かと親しげにしているとどうしても気にしてはしまうけれど口に出したら嫌われる気がして言えなくて。ただ、忙しなく動かす足や消えた表情から嫉妬の感情は明白で、相手にはこっそり「不器用なとこが可愛い」と思われていたなら良い
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足に口づけるのは禁断の香りがします。太ももに所有の証を刻みつけるように口づけるのか、ふくらはぎの肉の動きを確かめるようにゆったり口づけるのか、逃げかける足首を捕らえて悪戯っぽく口づけるのか、足の甲に服従を誓うように恭しく口づけるのか。あなたの思い描く2人にはどれが一番似合いますか
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キスのねだり方は恋人たちの数だけあるでしょうが、言葉にしないねだり方に惹かれてしまいますね。トントンと肩を叩いて、相手がこちらを向いた瞬間に目を瞑って少しだけ唇を突き出してみせて。可愛いなぁ…と思った相手に意地悪で「なに?」と尋ねられて、「分かってるくせに」と甘え声を出したら良い
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恋愛事に手慣れた人が恋愛経験が初めての人の無謀さに突き崩されてとろかされていく姿には、永遠のロマンがありますね。人目につくかもしれない場所で「キスしたいんですけど。こういう時はキスしてもいいんですか」と腕を掴まれるとその眩しさに気圧されて「…いいよ」と流されてしまえば愛おしいです
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人との距離が近くて、なんとも思ってない相手の膝に手を置いたり髪を撫でたり肩にもたれたり平気でする人が、恋をしている相手に対してだけは距離を置いてしまうのが可愛いです。「お前、俺にだけよそよそしくない?嫌われてるの?」と笑われたら固まって、心中で「気づけよバーカ」と思っていたら良い
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キスマークや爪痕を、残してはくれない相手を物足りなく思う人がいじらしいです。ねだったならば、「綺麗な肌を傷つけるわけにはいかないから」と口にされて、その優しさは分かるのにつるりと滑らかなままの自らの肌を見ると苛立って。全身に刻みつけられたいと燃えたぎる欲望を、抱いてしまったら良い
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容姿が美しく他人から容姿を喜んで賞賛されていた人が、本当に恋をした人には「君は美しいね」と言われるのを避ける純情な一面に惹かれます。今まで散々褒められてきたからこそ「君の見た目に惹かれた」と言われたら傷つく気がして「自分のどこに惹かれたの?」とは尋ねられないでいるのが可愛いですね
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髪に戯れかかる姿には、無邪気さの中にも艶っぽさが滲みますね。「構ってほしい」の一言が言えないばかりに、その髪に触れて指に巻きつけて少しばかり引っ張ってみて。「痛いなぁ」と微笑んだ相手に、「もっと違う誘い方を覚えなよ」とからかわれたら返す言葉がなくて、さらに力をこめてしまったら良い
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周囲には関係を隠しているカップルが、人目につくかもしれない場所で、キスをする瞬間に夢を見てしまいます。ダメだと分かっているのに、押さえつけようとするほどに「キスしたい」の欲がふくらんで、そっと引き寄せて唇を見つめて。「バレたらどうするの?」と尋ねる口元に、覆い被さっていけば良い
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「大切にしたい」と相手に対して抱いてしまう人が愛おしいです。見ていると、自暴自棄に生きてきて自己評価が極端に低いことが分かるから、もどかしさが湧いてどうにかしたいと思ってしまって。「君を大切にさせて」と口にして、「君を大切にしたいんだ」と重ねて、自身の愛の重さを知らしめたなら良い
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「僕は君と一緒なら幸せでなくてもいい」という告白は、自分と一緒なら相手は幸せになれないと思って身を引きかける人の手を取って目を見据えて告げてほしい告白ですね。告白された側は手を振り解けずに泣き出して「私はあなたと一緒にいるだけで幸せになってしまう」と答えて愛を受け入れて欲しいです
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相手が記憶喪失になった時につく嘘が美しく寂しいですよね。恋人だった相手が自分との記憶がすっぽり抜け落ちてしまっているのが分かって、「あなたは誰?」と問いかけてくる瞳に"恋人"の一言を躊躇って、「君の親友だよ」と口にして。それまでの幸せな思い出丸ごとを、相手の将来のために捨てたら良い
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付かず離れずの距離にいる2人の内の1人が、心中のモヤモヤを、酔った勢いで相手にぶつけてしまう瞬間に惹かれます。「どう思ってくれてるの?」と、普段だったら口にしない問いを投げつけて、「どうって……」と戸惑った顔に「なんとも思ってないよ、なんて言わせないからね」と追い討ちをかけたら良い
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「香りは記憶と密接に結びついている」との説は有名ですよね。相手のことは綺麗さっぱり忘れたと思っていたのに、街の中でその香りを嗅いだ瞬間に振り返ってしまって、頭の中に忘れたはずの記憶がなだれ込んできて。ただ閉じ込めていただけで本当はずっと縛られていたのだと分かって、自嘲したなら良い
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膝枕される姿には禁忌の色がありますよね。甘えるのが苦手な人が、相手に膝を指されて「おいで」と言われたら逃げようがなくて、フラフラと身を寄せてそのまま倒れ込んで。「カッコつけなくていいんだよ」と言われながら降ってくる手のひらの柔らかさに、この甘さに依存してしまうことを予期したら良い
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互いに「こいつにだけは負けない」と情熱を燃やす2人も良いですが、互いに「こいつにだけは敵わない」と自分とは違う部分に惹かれて内心膝をついている2人も素敵です。つい弱気に「お前は凄いよ。勝てそうもない」と零してしまった時は、相手も「俺だってそうだよ」と零したくて唇を噛んで欲しいです
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「海に行きたいな」と相手が叶わない願いをぽつりこぼした時、黙って相手の髪をかき混ぜる人は可愛くて良いですし、「ああ絶対行こう」と即座に返す人は優しくて良いですし、「バカじゃねーの」と呟く人は幼くて良いです。海に行けるはずもない2人組の片割れにこそ、「海に行きたい」と口にして欲しい
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服を脱がせる際には色っぽい間があってほしいですね。いい雰囲気で脱がせようと相手の服に手をかけると「まだ、ダメ。大人しく見てて」と言われて、靴を脱ぐところからゆっくりともったいぶって見せられるから頭がでろでろ溶けていって、相手がようやく一糸まとわぬ姿になったらがっついてしまえば良い
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普段は喋ったり動いたり常に落ち着きがない人が、キスをする時だけ静かになってしまう姿に惹かれますね。忙しなく稼働している口元がキュッと引き締まって、瞑られた目元がうっすらと震えているから、いつもとの違いが際立って。「こんなの反則だろ」と、可愛さのあまりに重ねる唇も震えてしまえば良い
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どうせ好かれることがないならば、徹底的に憎まれたいと願ってしまう人の、重苦しい愛に魅せられます。世界で一番愛されてはみたかったけれどもなれはしないのだから、世界で一番憎まれて、相手が常に自分の存在を頭に焼き付けているようにしてやりたくて。「嫌い」と言われる度ほくそ笑んだなら良い
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髪に口付けるという行為に危うい色香を見てしまいます。相手の長い髪に指を絡めて「綺麗な髪だ」と口付けるのも、相手の頭の天辺に身をかがめて口付けて「君に幸せなことがありますように」と祈るのもどちらも耽美。口付けられた側は恥ずかしげに笑って「髪にじゃなくて唇にキスしてよ」と呟いてほしい
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結婚について何も知らず、ただ「好き同士がすること」としか分かっていない幼い初恋同士の2人が、「将来結婚しようね」と誓い合う姿が好きです。「僕だけのものになって」と言えば「うん、なる」と返されたことが幸せでたまらなくて、「約束だよ」と指切りをして、精一杯背伸びして頰にキスしてほしい