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「マーキング」の言葉があるように、独占欲の深い人ほど自らの痕跡を残したがるものですから、キスマークには甘美さがあります。どれだけ言葉で伝えられても内心不安は消えなくて、肌を重ねている時に吸い寄せられるように柔肌に鬱血痕をつけて。これでこの人は、正真正銘自分のものだと浸ったなら良い
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未成年と成人の恋人が、「君が大人になるまで触れない」と約束する姿が美しいですね。未成年側は、自分を大切にしようとしてくれるんだなと感じて嬉しくはあるものの、1日1日が長く感じて。「早く大人になりたい」とこぼして、「ゆっくりでいいよ。どれだけでも待つから」と優しくあやされたならば良い
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普段はニコニコと、常に笑顔を浮かべている人が表情を失うと、たちまち色気を放ちますね。2人きりになった途端に、相手が笑顔を消してじーっと焦げるような視線を注いでくるので落ち着かなくなって。「こんなにまつげ…長かったっけ?」なんて気づいたらもう、頭は真っ白になってしまうのが可愛いです
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体格のいい人が華奢な人に抱きついて甘えている姿って、きゅんとします。長い腕を抱え込むように回して、細い肩に屈んで頭を乗っけて、ぎゅっと力を込めて。「もう痛いよ!もうちょっと優しくしてってば」と華奢な人に笑われて力を緩めると、あやすように背を撫でられて「子供みたい」と言われてほしい
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「かっこいい」としか思われていない人を、恋人が「可愛い」とニコニコ表しているのが好きですね。「可愛い!?」と周囲に驚かれても「え〜可愛いよ」と揺らがなくて。「一体どこが可愛いの?」と尋ねられると、2人きりの時に見せてくる素顔のアレコレを思い出しながら「秘密!」と誤魔化してれば良い
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相手の優しい振る舞いに惹かれた人が、次第に与えられる優しさを喜べなくなってしまう葛藤に、ときめきますね。「これからは優しくしないで」と突っぱねれば、「どうして」と問いかけてくる声の穏やかさにまた苛立って、「だって誰にでも優しくするんだから」と、特別になれない苦悩をのぞかせたら良い
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壁ドンをされた時に身が竦んで目を潤ませてしまう人も良いけれど、壁ドンをされた時に相手の震える腕をちらりと見た後に強張る相手の顔をうっとり引き寄せ「こんなことしなくっても君のものになってあげるよ」と囁いて、怯んだ相手の腕から素早く抜け出す策士が好きなので積極的に推していきたいです
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「あんな完璧な人が好きになるんだから、すっごい可愛くて超気が利いていつもニコニコしてる天使みたいな子なんだろうな〜」と他人が恋人の話をするのを聞いて、「悪かったね。そこまで可愛くないし気も利かないし天使なんて程遠いし。でもあいつだって、2人きりだと完璧じゃない」と考えていてほしい
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「顔が好き」という弱みを抱えてしまっている人が、可愛らしいですね。どれだけ見慣れても、見惚れてしまう顔立ちだから、怒ることがあっても悲しげな顔をされるだけで怒りが削がれてしまって。「その顔ズルいなぁ」と思いながらも結局は、キラキラした笑顔をまた見たくてすぐに許してしまったなら良い
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攻めが受けの身体にキスマークを残すのも色っぽいですが、受けが攻めの身体にキスマークをつけるのもそそられますね。「見えないところにしろよ」と言われたのに首筋の、シャツでギリギリのところに唇を寄せて強めにキスをして跡を残して。「悪いことができないように…ね?」と笑っているのが好きです
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歳の差がある恋人達の年上が、相手のことを自分の年齢が原因で信じられない姿がいじらしい。若さを感じる度に「この子にはまだ未来があるんだよな」と思ってしまって、その未来を奪ってしまっているのではないかと想像してしまって。「いつか、もっと相応しい人を選ぶかもしれない」とふと考えたら良い
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恋人を抱きしめて眠る姿には、いじらしさを見てしまいますね。相手にくっついていると安心するものだから、離れて眠ったはずなのに無意識で身を寄せて、ギュッと身体に手を回して、顔を肩口に擦り付けて。密着すれば伝わる、肌の匂いと柔らかな熱と穏やかな吐息に、夢の中でも癒されてしまったなら良い
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禁じられた2人が、唇以外への場所へと落とすキスが危うくも美しい。そっと顔を近づけてみれば「ダメ」と指先を当てられるから、苛立ち紛れにその指に口付けて。手の甲から腕、腕から二の腕と少しずつ箇所を増やして、慌てる身体をとどめて、「唇以外は許してくれるでしょう?」と止まらずにいれば良い
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人前でもいちゃつきたい甘えたがりと、人前ではいちゃつきたくない恥ずかしがり屋の恋人達が可愛らしい。恥ずかしがり屋は外出先で近づいてきた唇を手で抑えて「どうしてもダメ?」と見つめてくる相手を「ダメ!」と拒絶して「…帰ったらキスより凄いことしてあげるから」とぽつり付け足して欲しいです
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「昔はなにも考えず君に触れたのに」と親友から恋人になった相手に言ってみたら「僕は君に触られる度にドキドキしてたよ」と言われて固まってしまい、手を繋がれて指を絡められて「ドキドキする?」と笑われて思わず赤くなった顔を逸らしながら「聞かなくったって分かるくせに」と返してしまったら良い
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「相手の匂いが好き」という、隠された秘密を持つ人が色めいています。汗ばんだ肌が近づくたびにざわめいてしまう自身がいて、眠りに落ちる相手にこっそりと近寄って深く息を吸い込んで。鼻腔を満たされると「落ち着く」と思うと同時に、自分がいかに相手に毒されてしまっているかを、思い知ったら良い
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「顔に弱い」という弱点を抱えた人が愛おしいです。怒りたいと思っても怒ってもいいと分かっても、胸が高鳴ってやまないその顔を見てしまえば心が揺らいで。「ごめんね」と口にする表情が歪むものだから、もうこれ以上こんな表情は見ていられないと駆り立てられて、「いいよ」とすぐ許してしまえば良い
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自分に自信がないあまりに、自覚が薄い人が可愛らしいですね。特別に好かれるなんて想像もしていなかったから、愛を表現されても本気なのかどうか疑ってしまって。「君は自分の魅力を知らなすぎるよ」と困った声の相手をふっと見上げて、「本当に好きって思われてるんだな」と今さら実感したならば良い
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人間の記憶で最初に忘れてしまうのが「声」という話は、罪深いですよね。相手がどんなことをどんな瞬間に言ってくれたかは覚えているのに、反芻する内にどんな声だったかは思い出せないことに気が付いて。こうやって少しずつ忘れていくのかと予感して、「全部忘れたくないのにな」と自嘲したなら良い
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眠りに落ちる瞬間に、ゆるやかに恋人からの愛を感じているのはロマンチックです。闇の中で、恋人の肌の温度と柔らかな香りを感じて、自分の肩や頭を撫でる手つきの優しさに愛しさを覚えて。「愛してる」と囁かれるから「僕も」と返したいのに口が動かなくて、「朝一番に伝えよう」と意識を手放せば良い
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肌を重ねている時に、声を押し殺す相手の吐息にそそられてしまう人がイケナイですね。甘い声は上げないようにと必死に堪えて口元を覆う相手が、それだけ必死なことに揺さぶられて「可愛いな」と熱に浮かされて。かわりにもれていく吐息に耳を澄ませて、呼吸すら自分だけのものにしたいと感じたなら良い
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「愛してる」よりも「大切だよ」よりも、「君がいないとダメだ」と言われることに、喜びを感じる人が罪深いですね。恋心は、今は本物でもいずれ色褪せてしまうかもしれないと思っているから、愛の言葉より自分が隣にいないといけない理由がほしくて。「君がいないと生きてけない」こそを求めたら良い
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キスをしているうちに、身体から力が抜けてしまう人が愛おしいです。最初は軽く重ねるだけのものだったから理性を保っていられたのに、はまれてしまえば力が次第に抜けていって。侵入してきた舌に翻弄されたらなす術もなくて。くったりと身体をあずけてしまって、甘えているかのように思われたなら良い
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人間は、自分への好意を見せてくる相手にほど絆されていくそうです。好きと言葉で態度でしめしてくる相手のことを、最初は特別には思ってはいなくて、「向こうがこっちを好きなだけ」の形にしていたけれど、次第に「好き」と言われるたびに胸が跳ねるのが分かって、両想いの文字がチラついたなら良い
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相手に触っていると落ち着く人が、可愛らしいですね。その柔らかな肌と温かな体温にくるまれると、嫌なことが遠ざかっていくように思えて。眠りに落ちている身体にたおやかに触れて、慣れた香りを肺まで吸い込んで。「いないとダメって依存してるのかな」と、しやすくなった呼吸を小さく吐いたなら良い