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泣き顔に口付ける姿は、ロマンチックで惹かれてしまいます。ほろほろと音もなく大粒の涙を落とされるから、顎を触りながら、頬に目蓋に、順々に唇を押し当てていって。「泣かないで」の言葉に、さらに震えてますます水量が増えるから困ってしまって、「こんなことしか出来ないんだから」と溢したら良い
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壁に相手を追い詰めながらも、縋るように「逃げないで」と口にする人がいじらしい。「君になんの権利があるの?」と尋ねられてしまえば「…ない」と答えてから「ない…けれど、逃げられちゃったら立ち直れない。お願いだから僕を受け入れて」と懇願して、腕力ではなく言葉で相手を拘束してしまえば良い
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明るく上品な姿を崩さないのに、相手の前でだけ、ぶっきらぼうで粗雑な素の姿を見せる人が可愛らしい。他人に「あんな人と付き合えるなんて羨ましいな、尽くされてるんでしょう」と言われて咄嗟に「尽くしてるのはこっちだし、尽くされて当然って顔されてるよ」と浮かぶも、惚れた弱味で誤魔化せば良い
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異性との恋愛経験が豊富で、自分では恋愛上級者のつもりだった人が、初めて同性と恋に落ちて、今までの手管が通用しなくなって混乱する姿は可愛らしいですよね。優美に振る舞おうとすればするほど策に溺れ、自分よりよっぽど恋愛経験が少ないだろう相手に「案外不器用なんだね」と笑われるのは萌えます
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眠りに落ちる瞬間まで、たわいない会話を交わす恋人達が愛おしいです。今日の天気、明日の朝ごはん、今のとりとめもない感情などを思いつくがままに言葉にしていって。ゆっくりと押し寄せてくる眠気に少しずつ口も鈍っていき、「明日も明後日もこういう夜ですように」と願ってから意識を手放したら良い
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眠っている相手にキスをするのってロマンチックですよね。起きている相手には簡単に触れることができないから、すうすう息をするその無防備な唇におそるおそる唇を重ねて、さっと離れて。そのキスで目を覚ました相手に内心で「意気地無し。起きてる時にしろよバカ」と思われてしまうのが可愛らしいです
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相手に壁際に追い詰められて、視線が唇に移動した後に顎を掬われるので、条件反射で目を瞑ってしまったのに。いつまでたっても唇にはなんの感触も落ちてこず、目を開けたらニヤニヤと笑みをこぼされて「期待、しちゃったんだ?」と言われるので途端に恥ずかしくなり、相手をはたこうとすれば可愛いです
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恥ずかしいあまりに泣いてしまうという一瞬が愛おしいですね。焦がれ続けていた相手が今、自分だけを目に映して自分だけに触れて自分だけに愛を囁いているのだと思った瞬間にどうしようもなく羞恥が回って、涙が溢れてきてしまって。「見ないで」と顔を隠したのに、「見せてよ」と引き寄せられれば良い
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肌を重ねた後も、相手から離れたくないと感じてしまう人が、可愛らしいですね。満たされたはずなのに、先ほどまで触れていた肌が離れると考えるとまた寂しさに襲われて、「いかないで」と小さく口にして。汗ばんだ肌をやわく捕まえたまま、熱が引く瞬間なんてこなければいいのにと考えてしまえば良い
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肌を重ね終わってすぐ、熱の冷めない身体で相手に甘えてしまう人が可愛らしい。「抱きしめて」と自分から腕を引っ張って、望み通りに包み込まれて。「どうしたの?」と尋ねられたら、「いま、君のおかげで身体がじんわりあったかいから。まだこの熱逃がしたくない」と、自分からも抱きしめ返したら良い
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自分では無自覚なのに、他人から見ると相手を好きなことが分かりやすい人が、可愛らしいですね。普段は愛想がない人なのに、相手といる時は、目を柔らかく細めて唇を優しく和らげて相槌を打つ声も甘い響きがあって。「好きって顔に書いてあるようなものだな」と周りにひっそりと、呆れられていたら良い
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苦しい時に素直に涙を流せる人と、苦しくても泣くことが出来ない人の組み合わせって魅力的ですよね。泣けない人はつらい時、自分のかわりのように涙を流す泣ける人を見て「なんで君が泣くんだ」と言いながら、この人は心が美しいんだろうなと、焦がれるような眼差しを乾いた瞳に浮かべて欲しいです
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泣く相手を慰める方法を知らない、不器用な人に愛しさを覚えます。ポロポロと涙を溢されたら頭の中が真っ白になって、ただ涙を手でぬぐって「大丈夫?」と尋ねてしまって。「大丈夫なわけないよね。こんなこと聞いてごめんね」と自分こそ泣き出しそうに顔を歪めながら、必死で涙を止めようとすれば良い
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「指を舐めさせる」は、本来必要のない行為だからこそ色っぽく際立ちますね。「指、舐めて」と命令して、不思議そうに口を開いた相手の口内に無遠慮に差し入れて。弱いと分かっている、上顎や頬の裏の粘膜を確かめるように触って。次第に赤くなる相手を、「こんなので気持ちいいの?」といたぶれば良い
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恋人になっても片思いの時の癖が抜けず、些細なことでドキドキしてしまって、舞い上がっていることを隠すために必死な人が可愛らしいですね。手を繋がれただけで体温が上がる気がして「この人に気づかれませんように」と祈っていて、相手はその様子を見ながら「可愛いなぁ」と笑みを浮かべていたら良い
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長年憧れて眺めることしか出来なかった人に、初めて触れる瞬間が愛おしい。躊躇いながら指を伸ばせば、何度も夢に見た肌が待っているから、触れた瞬間に電気が通ったような気がして固まって。「ちょっと触っただけでいいの?」と誘う言葉を相手に言わせてしまって、ますます理性を失ってしまえば良い
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「蔑んで」と相手に頼む姿には、じっとり濡れた色香が漂いますよね。自分という存在に価値を見出せないから愛されるより見下される方がずっと楽で、罵られたらうっとり鼻先で笑うのに、「愛している」と告げられたらどうしていいか分からなくなって、「蔑んでよ」と懇願する人の不器用さが愛おしいです
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付き合っていることを周囲に隠している恋人達は、それだけで秘めごとが生まれているから色めいていますね。2人で同じピアスをしたり同じペディキュアをしたりして人前に出て「気付かれるかもしれない」という不安を快楽に変え、澄ました顔して時々密かに意味ありげな視線を交わし合っていて欲しいです
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先へ進めず躊躇っていた2人が、酔いに任せて階段をのぼる姿に夢を見ています。鼻を寄せて「君はこんないい匂いがしたんだ」と呼吸を繰り返して、視線を合わせて「いいでしょ?」と小さく尋ねて。「…なんでこんな時に」とこぼす唇に触れて、「こんな時しか勇気が出せなくて」と臆病さを明かしたら良い
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食べ物を食べさせるという行為、生と性が結びついているように見えて、惹かれます。口元に果実を押し付け唇濡らすのも、パンを指ごと相手の口内に差し入れるのも、スプーンで液体を流し込むのも、どこか妖艶。食べさせた側が「美味しい?」と甘く微笑んだり、「口元が汚れちゃったね」と嘲笑うのも素敵
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人に愛された経験がなかったから、初めて自分に「愛してる」と告げてくれた相手がずっと自分のことを愛してくれるとはどうしても信じられなくて、よく「愛してる?」と尋ねては「愛してるよ」と笑って返されると、詰めていた息をほうっと吐き出し「よかったぁ」と幸せそうな顔をする人がいじらしいです
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肌を重ね終えても、相手に抱きついたまま離れられなくなってしまう人が愛おしい。「いつまでベタベタする気?」と呆れられても、「子供みたいだなぁ」と溜息つかれても、腕の力を緩めはしなくて。「どうしたの」と尋ねられて始めて、「……いま離したら、幸せも君も消えちゃう気がする」と答えれば良い
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過去に傷を抱え「私を選べばあなたまで不幸になる」と愛する人を痛々しく拒絶する人と、拒絶に対し「君がいなければ僕は不幸だ。君の側にいることを許して。僕を不幸にさせないで」と甘く懇願して相手の心を絆す人の組み合わせが好きなので、積極的に推して行きたいです
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初めて愛した人だから好意の伝え方が分からなくて、つい後先考えず不器用な態度を取る人と、初めて愛した人だから恋の駆け引きが分からなくて、つい人目もはばからず愛を伝え続ける人の組み合わせに萌えます。恋愛が未熟同士なのに傍目に見ると態度が異なって、両思いに見えない2人がいじらしいです
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相手の声に惚れ込む姿には甘美な趣きがあって良いですよね。傍に寄られてその声で囁かれるといつも抵抗できなかったり、名前を呼ばれただけでときめきながら声を反芻したり、目を瞑って話し声に耳をすませると心が落ち着いたり、人が大勢いてもすぐに相手を耳で見つけ出せたりする愛の形には惹かれます