阿部利彦(@zubattored)さんの人気ツイート(リツイート順)

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分かりにくい授業はそのままにしておいて、集中して聞く訓練とか、我慢して姿勢よく座っている訓練とか、子どもの側だけ変えようとする考え方はかなり根強い。
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ずっと困っている子って、他の人からは困っているように見えにくくなるのかも知れないな。
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意外に思われるかも知れないがまだまだ「発達障害の人には単純作業をしてもらう」というような考えは強い。しかも「単純作業=負担の少ない仕事」という見方も。
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「出来ないこと」は全く悪いことではない。子どもたちが「出来ないこと」を恥ずかしいことだと思わない学校にしたい。それでも「出来ない人いる?」と聞かれて「はいっ!!」と挙手できる子どもは少ない。だからこその声かけ。安心して援助を求めることのできる一歩から。
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発達障害のある若い人たちのお話を聞く機会がたびたびあるのだけれど、お話の中に理解者・支援者としてお母さんはよく出てくるが、お父さんが出てくることはほとんどないよね。
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発達性ディスレクシアの専門家といえば宇野彰先生。先生によると、ひらがなの習得が出来ないと、カタカナ、漢字の習得はかなり難しいとのこと。ただし、就学後に適切な教え方をすることが重要で、年長さんの時に焦ってひらがなの特訓などを無理にしないように、とも。早ければいいわけではないとのこと
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算数では先生が黒板に文章題を書く。多くの先生が「先生の書くスピードに合わせノートに写しましょう」という指示。しかも、写しながら子どもたちは文章題の内容や何を問われているのかをつかんでいる、と思っている先生も多い。学びにつまずきのある子はこれが厳しい。
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フルーツバスケットって、自分の決まった椅子や位置にこだわるお子さんにはしんどい遊びなんだなあ。
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繊細な人に「気にするな。もっと図太くなれ」ってアドバイスをよく聞くけど、鈍い人に「もっと繊細になれ!」って言ったら出来るようになるんかな。
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特別支援学級を担任するには通常の学級とは異なる専門性が必要となる。指導上の困難さもまた違いがある。そのことをしっかり分かっている校長先生や教委が「この先生は通常の学級ではなく特別支援学級でこそ力が発揮できる。大切な子どもたちをあずけられる」と判断して配置しているならば。
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先日、小学校の先生が「考えないけど分かる」子と「考えているけれど分からない」子について話していた。「考えているけれど分からない」場合、考えていることをまず価値づけたい、と。大事な視点だ。これからその視点を実践にどう取り入れていくのかが楽しみだ。
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これ、結局、どの意見かを検討し合っているのではなくて、誰の意見か、なんだよね。先生方気づいているといいなあ、と。
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いじめる側はどうやったら相手が傷つくかをよく知っている。ある意味、人の心がよく分かっている。人の心が分かるからといって繊細な心や響く心の持ち主とは限らない、ってところが厄介なんだよね。
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算数の文章問題を解いている時、子どもが「足すの?引くの?かけるの?割るの?」と聞いてくる時には、問題の意味が分かっていないということなんだよね。その時に大人がやってはいけないのは「ここに、合わせて、って書いてあるから」とすぐ言葉だけに注目させることだったんだ
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就労支援(一般就労)を長く担当している専門家の方から聞いて「なるほど」と思ったのは「発達障害の人の中には過集中タイプがいて、短い時間では同僚よりもむしろ仕事がこなせる。しかし、ある時間を過ぎると集中力が急激に落ちる。結局1日の仕事量としては同僚より少なくなってしまう」ということ。
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「そういう子どもは困難を生き抜く力はなさそう」か、なるほどな。今の世の中、心の鈍い部分がないといけないんだろうね。
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発達障害の人に対して「子どもに対するように話しかける人が時々職場にいる」という。「その人はやさしく接しているつもりだけど、そういうやさしさじゃなくてですね」という話になった。
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ケース会議にて医者ではない方が「この子は愛着障害」というので「どうしてそう判断したのですか」をたずねると「だって日本では大人の1/3が愛着障害なんですよ」と。愛着障害って言葉、使いたくなるんでしょうね。でも、その子をどう支えるか、にはつながりにくい気がします。
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「こまったことがあったらいつでも言ってね」と声かけしても「いつでも、っていつ?」と悩む子もいる。
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「孫もGIGAスクールとかなんとかでだいぶICTに慣れてきていろいろ教えてくれるんですよ」と言っていた。
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そうか、「不登校のお子さんがオンラインで学習できるようになると余計学校に来なくなるからよくない」という発想もあるのか。どこでも学べる時代っていいな、と思うんだが
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同じことを何度も何度も繰り返せば、長時間やれば、必ず上達するはず、という思い込みも。
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小学校低学年からずっと書くことに苦手さがあるお子さん。WISCでも処理速度がかなり落ち込んでいるのだけれど、学校が「全ての教科で黒板をうつしきる」という目標を設定しようとしていたので、説明をして目標修正してもらった
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私立小学校で「下敷きを使うのを忘れたら授業中でも廊下に立たされる」「教科書を事前にロッカーから持ってくるのを忘れた場合教科書を見てはいけない」等のルールがある、とそこの支援員さんから聞き、驚いた。支援員さんも「先生の指示に従えないと授業を受けさせてもらえない。これでいいのか」と。
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希望研修に参加された先生が「通常の学級における支援の必要性を周りの先生に伝えても、社会に出たら支援などないから学校でもしない。それが子どもたちの将来ためだ、と理解してもらえない」と書いていた。支援が必要だと思っているその先生がまず地域にいらっしゃるだけで本当にありがたいと思う。