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通級指導教室の先生からのご相談。先日、あるお子さんから「先生(通級指導教室の担任)、ここってダメな子が通うの?先生の説明とちがうよ!」と言われたそうだ。よく聞くとその子はご家庭で「通級はダメな子どもが通うところ」と言われていることが分かった。時々こういうケースはある。
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ある特別支援学級で「ご褒美シールを導入したがうまくいかない」と先生。課題ができたら、シール1枚。ただし、うまく出来なかったり、時間内に出来ないと子どもからシール2枚没収。私には全く思いつかないやり方。
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道徳に限らず、多数派が大きい声で少数派の意見を変えさせて、全員が同じ意見に統一されて終わる、って授業が時々あるんだけれど、それを対話だと思っているのなら残念だなあ
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授業での話し合い場面を見ていると勉強になる。基本は声のデカイ子の意見が通る。自分の意見が通らないと怒り出す子もいて、だんだん周りがおれるようになる場合も。グループ内にクラスの人気者がいて、その子のファンが多いと、当然人気者の意見が勝つ。高学年になるといつも正解する子の意見も強い。
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ある小学校の先生方による教育実践。授業中の子どもの気になる行動は、①先生の説明がかなり長い時、②ずっと子どもに背を向けた状態での板書時間が長い時、③子どもたちに今は何をする時間かを明確に伝えていない時、④活動の切り替えを明確に伝えていない時、などに起きやすい、とまとめてくれた。
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おかげで「ビッグカツって本当に油で揚げているんだね」「広島の会社なんだ」と、なにげない会話ができた。
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一般の人ではなく、対人支援職を目指す人たちの研修で障害の疑似体験をした際に「なんだ大したことないな」「私は平気だ」といった感想の人がいたらどうだろう。私自身はそういう人に支援してもらいたくない。もちろん「疑似体験ありき」ではないが、その受け取り方は、プログラムだけの問題ではない。
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「今年だから、ということではなく、夏休み期間中、家で何も特別なことはなく過ごしている子はいるので、2学期スタート時に夏休みの思い出をクラスで語らせたり、書かせたりしないようにしている。子どもたちがゆったり安心できる学級開きを心がけてたい」とある先生がおっしゃっていた。
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「発達障害のお子さん=問題行動」みたいに捉えている人がいるんだけれど、小・中学校には全般的に知的な問題はないけれど静かに困っているお子さんがかなりいるんだけどな
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園児のごっこ遊びは設定が目まぐるしく変わるのでイメージが追いつかない子もいる。急なストーリー展開もしょっちゅう。そういう中で子ども自身が上手にふるまえる役割を見つけられるといいんだな。
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こういう場面で「このくらいのことで」「相手も悪気があったわけではない」「気にしすぎなんじゃないか」「我慢できるように」という意見をたびたび聞く。「感覚過敏のある子どもの立場に立ってみる、というのも難しいことなのだな」と思うことは多い。
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この学生さんは自分のADHDの特徴を理解し、ケアレスミスを防ごうといろいろ工夫しているそうだ。また先生が評価していたのは、この学生さんの質問力。分からないことをそのままにせず、確かめ、看護にいかそうとするその姿勢だという。これも教えごとではないかも知れない。
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学生ともなると「自分も学費を払っている。自分も教わりに来ているのであって、なぜ教える側にならなければならないのか?」「グループワークなどで、なぜ自分が出来ない学生のフォローをしなければならないのか」といってくる事例もあるそうで。
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授業中先生がわざとミスをして児童・生徒に指摘させる方法、いわゆるダウトのしかけを知った当初は「とても面白いやり方だな」と思った。実際に授業を見ると、分かっている生徒は盛り上がる。しかし勉強の得意でない生徒たちにとってはダウトは「ゆさぶり」でなく混乱のきっかけになることが多い。
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なぜ連携が必要かというと、担任の力不足ということではなくて。高学年以降にもなると、子どもたちは「ずるい」とまでは口にしても、それ以上のことを、本音を担任に語れるか、というと、それは関係上なかなかに難しい話なんだろうな、と感じてきたからです。まあ、いろんなケースはあると思います。
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この問題は、もちろん担任の先生の負担も大きいので、外部との連携も含めチームで対応していく必要があると思っています。
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自分が子どものころに「間違ってもいいんだよ」とか「わからないことは人にきいてもいいんだよ」とか「友達の解き方を真似して解いてもいいんだよ」なんて誰も教えてくれなかったなあ
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最近いろんな人にきつく言ってるので気をつけようと思ったんだが、どうしても我慢ならんかった。でも、一緒に行った同僚がそのあと追い討ちをかけてガツンと言ったので、私の方が多少マイルドになった
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他の先生から「だらしない、意欲の低い子どものやる気スイッチを押す方法はありませんか?」と言われたので「人にやる気スイッチなるものがあるのだとしたら、まず自分のスイッチを押したいです」と本気で答えた。
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他の子を叩く子について、ある相談員さんが「大人の関心をひきたい行動だからなるべく怒らず無視して」とアドバイスしたそう。でもその子の行動はむしろ増えた。実は「他の子に先に叩かれていて叩き返していた」ためだと行動観察と情報収集で分かった。そうするとかなり話がちがってくる。
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「場所と時間をどこかに書いてもらうと助かりますが」と言ったら「そういう必要ですか?」と先生。「必要です!」ときっぱりお伝えした
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「出来ないなと思った人」ではなく「確かめたい人」、ヒントカードではなくプラス(追加)資料。伝え方のリフレーミング。そして、もちろん見ても見なくてもいい。子どもの自己選択。
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すごく困っているんだけど、困り方が分からない(どう表したらいいか)子っていますよね。それで「困っていない」という扱いをされてしまう。
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勝ち負けや順番でイライラしがちなお子さん。みんなとやりたい気持ちは持っている子。そこでクラスでのゲームでは応援席を設定して「イライラしたら応援席でちょっと休み、仲間を応援し、またいつでもゲームに戻れる」という形(みんなのルール)にしたら、すごく落ち着いて参加できるようになった