阿部利彦(@zubattored)さんの人気ツイート(リツイート順)

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長年作りたかった本が出来ました。相談員時代、作文のサポートをしたい子どもたちがたくさんいたのですが、その時はまだサポート方法がはっきりしませんでした。藤野博先生、UD湘南の先生方、東洋館出版社と出会えたからこその本書です。作文でしんどい思いをしている子どもたちの助けになりますように
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見学に行った公立小学校は、特別支援学級の名称を変更し、学習室1~8とした。障害の診断がなくても利用できる。また、取り出し指導よりも在籍のクラス(通常の学級)で学習サポートをした方がいいお子さんの場合は通級の先生が学級に入り込んで支援する。プルアウト指導とプッシュイン指導が選択できる
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「なぜあの子に支援が必要なのか」の説明を聞く時間を「なんでまたあの子のために時間を使っているの?なんでまたつきあわされるの?」と思う子も残念ながらいます。
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その子は、赤い魚の気持ちなら分かるかもと。スイミーのようには早く泳げないから、食べられてしまう側だと。
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ある生徒さんが「毎回の黒板を写真にとらせていただけませんか」と先生方に要望した。学校側は保護者とも検討。多くの先生は事前に板書計画を立てるのでその画像か、授業後先生が撮影した写真をプリントアウトして持ち帰ることが出来るようにした、と。先日お邪魔した中学校の取り組み。これも嬉しい。
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板書について「書くことは考えをまとめることにつながるから書字困難の子も頑張って欲しい」という意見があったけれども、書字につまずきがあるお子さんは黒板をうつすことにエネルギーを消費して、書きながら板書の内容を理解する、書きながら自分の考えをまとめる、を同時に行うのは難しいのです
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「ずるい」に込められた思いも一人一人ちがいます。そこを理解し、対応していくことが、発達障害のお子さんへの配慮を充実させることにつながります。もちろん「ずるい、ひいき」という言葉を封じ込めるだけの指導は避けるべきです。そして「ずるい」という子の出現をおそれないことも大切だと思います
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子どもたちがあげたふわふわ言葉で印象的だったのは「うまれてくれてありがとう」と「結婚して下さい」だった。
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「プリントを後ろにまわして下さい」と指示したら、自分の分を取らずにプリントを全部後ろの子に渡す子がいる、と先生が驚いていた。「その子がふざけているのではないとは分かる」と先生。実はその子、知的にとても高い。そして「先生の指示通りに行動した」と捉えることもできるんだよね
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先日の巡回で「あのお子さんは姿勢保持は苦手だけれど、実は先生のお話をよく聞いているし、考えていますよね」と伝えたが先生方からあまり反応がなかった。他の巡回の先生が「こうやると一発で姿勢をただせますよ」と言ったら先生方一斉にメモしていた。
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私たちは学校教育で「答え方」ばかり訓練されてきたから「問い方」に慣れていない、という話。なるほど。
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道徳で「辛いことがあっても夢に向かって努力すること」がテーマ。「努力する」の子どもはピンク、「努力したいが難しい」はブルーのカードを選ぶようにする。多数派はピンクを選ぶ。先生はブルーを選んだ子に「なぜ努力できないの?」と聞く。児童が皆「おかしい」といい、その子をピンクに変えさせる
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以前もつぶやいたLDの子(小学校高学年)の話。「先生(通常学級)が私のプリントだけ全部ひらがなにしてくれたんだ。でもすごく読みにくくて」と私に話してくれたので「かえって読みにくいね。先生に伝えようか?」と聞くと「せっかく先生が優しくしてくれたのに?いいのかな?」と悩んでいる様子だった。
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IQが130以上あり通常学級で扱う授業内容(学年相当の)が分かっているため途中で飽きて教室から抜け出すようになった小1のお子さん。ある日ふらっと学習室(特別支援の教室)をのぞき「ここで勉強してもいい?」と言ったそう。今では学習室で上級生用の課題に取り組み、終わったら他の子に勉強を教えている
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学校行事がすべて不要とは思わないのだけれど、外部の人間にとっては、時々、子どもたちを感動させたいのか、子どもたちを使って誰かを感動させたいのか、分からない場面がある。子どもたちは、意図的に「誰かを感動させるため」に学校に通わされているわけではないと思う時もある。
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前にもつぶやいたが、特別支援学級を大切にできない学校は、子どもたちを大切にしていない学校だと思っている。
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地域的にも非常に難しい中学校。数年前までずっと荒れていたが、かなり落ち着いた。「どうして生徒たちが落ち着いたのだと思いますか?」と先生に聞いたら「まず生徒たちを叱らなくしたからだと我々は考えています」ときっぱり。この学校の具体的実践は今年度じっくりと確かめていきたい。
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先日、あるASDの方が「食に全く興味がない」さらには「空腹感というのが分からない」と教えてくれた。
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授業や特別支援の工夫をされている先生が同僚から「あなたが一生懸命やると、私たちもやらなければならなくなるのでやめて」と注意される、というのは時々聞く。学校で、先生はできない先生に合わせる。でも、子どもはできる子どもに合わせなければならないんだなあ。
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子どもがちゃんと「困った」と言うことができているのに「そんなこと大したことではないよ」「気にするな」「そんなことで困らないの」「我慢が足りない」と大人が返す場合がある。で、子どもがあきらめて困っている気持ちをひっこめてしまうことってあるよな
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帽子をかぶったままだとクラスに入ることができる子に「帽子をとらないと入室させない」という指導したという話。結局その子は学校にも来られなくなったんだけど、周りの子に迷惑をかけるような大きさの帽子でもないし、なんでダメなのか。やっぱりダメなのか。
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先日は他の子から「はいたつおつかれさま。のどがかわいたでしょう。どうぞ」と言われ、おままごとの家(木の大型積み木で囲まれたスペース)にまねかれて談笑できていた。
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定期的にお邪魔している中学校でChromebookを導入したら、場面緘黙の生徒さんが授業に参加して自分の考えを積極的に書き込むようになった、という嬉しい報告が。
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発達障害の就労支援について専門家にお話をうかがう。「障害者を雇う、というと、簡単でつまらない仕事を無理矢理に作り出す企業も多い。当事者にとってはやりがいのない仕事ばかり。そうではなくて、きちんといい仕事をしてもらうことで、全体の業務負担軽減にもつながるわけです」とおっしゃっていた
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通常の学級を担任できないからと特別支援学級の担当にまわされる先生。うまくいくケースも確かにゼロではないけれど、そうでないケースが多数。何十年もずっとこのパターンが各地で続くのはなぜか。どうしたらそのような配置をしなくなるのか。