阿部利彦(@zubattored)さんの人気ツイート(新しい順)

101
ケース会議にて医者ではない方が「この子は愛着障害」というので「どうしてそう判断したのですか」をたずねると「だって日本では大人の1/3が愛着障害なんですよ」と。愛着障害って言葉、使いたくなるんでしょうね。でも、その子をどう支えるか、にはつながりにくい気がします。
102
ある小学校で高学年担任(通常の学級)から宿題の話を聞いた。その先生はクラスの児童一人一人に対してまず4月に面談し宿題(量や内容)を個別に決めていく、とのことだった。子どもたちの考えと家庭の方針などを考慮して適宜調整していく必要がある、と。先生はそこまで考えているのか、と驚いた。
103
巡回先でお話を聞く。相談機関で「あなたのお子さんが発達障害なら支援方法はあるけれども、おそらくお子さんは発達障害ではない。とりあえず様子を見ましょう。後は親であるあなたが気をつけるしかありませんね」というようなことを言われたそう。「むしろどうしたらいいか分からなくなりました」と。
104
困ったことがあると、それは自分自身が悪いので人に隠さないといけない、と思っていた生徒がいて「困ったことって人に相談していいんですね」と言われたことがある。
105
いつも困っているので自分の「困っている」状態というのがはっきりせず、「困ったことない?」と聞くと「ない」という子。「大丈夫?」と聞くと「大丈夫」と言う子。「困ったらいつでも言ってね」の「いつ」(タイミング)が分からなくて「困っています」と言えない子など、困り方で困っている子がいる。
106
「孫もGIGAスクールとかなんとかでだいぶICTに慣れてきていろいろ教えてくれるんですよ」と言っていた。
107
ゼミ生(70歳代)のプレゼンテーション技術がどんどんレベルアップ。「大学院でこういう発表をするのよ」とご家族に言ったら「おばあちゃん、手伝うよ」と中学生のお孫さんがパワーポイント作成に協力してくれたそうだ。
108
「発達障害のある学生」というとすぐ勉強が出来ないものと決めつける人が時々いる。確かに勉強で苦戦している学生も多いけれども。気になるのは「勉強のできる発達障害の学生さんもいます」というと、途端に「それは診断が間違っているんだよ」という人。
109
先日の巡回で「あのお子さんは姿勢保持は苦手だけれど、実は先生のお話をよく聞いているし、考えていますよね」と伝えたが先生方からあまり反応がなかった。他の巡回の先生が「こうやると一発で姿勢をただせますよ」と言ったら先生方一斉にメモしていた。
110
この学生さんは自分のADHDの特徴を理解し、ケアレスミスを防ごうといろいろ工夫しているそうだ。また先生が評価していたのは、この学生さんの質問力。分からないことをそのままにせず、確かめ、看護にいかそうとするその姿勢だという。これも教えごとではないかも知れない。
111
看護の先生から聞いた。ADHDの診断を受けている学生さん。忘れ物が多く、課題の提出はいつも遅れる。でも実習先では「患者さんにとてもやさしい」と評判だという。先生が「いろいろな知識や技術は教えられても、患者さんへの心配りは教えきれない。この学生さんにはセンスがあるんです」と話してくれた
112
レストランで子どもがメニューを選んだ時、つい私が「こっちも美味しそうだよ」と言ったら「そっちにして欲しいということ?それは誘導だよ」ときっぱり。普段子どもの選択を尊重しているつもりだが、そのように受けとる時もあるんだなと反省。子どもがちゃんと言葉にしてくれてよかった。
113
勤務地域の異なる先生方から続けて同じ話題をうかがう。通常学級で十分学ぶことのできる子どもを支援級に転籍させるケースが多いという。その先生方は特別支援学級の重要性はご存知である。先生方が心配しているのは、子どものためというより学校側の都合で転籍させるケースが多くなっていること。
114
「ペット役をやっていた」という方いらっしゃいますね。園でも確かによく見かけます。いちいちセリフを考えなくてもいいから楽みたいです。
115
園児のごっこ遊びは設定が目まぐるしく変わるのでイメージが追いつかない子もいる。急なストーリー展開もしょっちゅう。そういう中で子ども自身が上手にふるまえる役割を見つけられるといいんだな。
116
先日は他の子から「はいたつおつかれさま。のどがかわいたでしょう。どうぞ」と言われ、おままごとの家(木の大型積み木で囲まれたスペース)にまねかれて談笑できていた。
117
入園当初一人遊びが中心だったお子さんが、夏くらいからおままごと遊びに参加するようになった。しかし、お父さん役や子ども役として他児にアドリブでかえすのが上手に出来ない。そのうち自ら「宅配便の人」という役割を見つけ、適度な距離感でおままごとに参加できるようになった。
118
先生が「分かった?」と聞くと子どもは分からなくても「分かりました」と答えるのは、学校で「指示は一回できくこと」という考え方が根強いのとも関係があると思う。子どもが「分かりませんでした」といったら「ちゃんと聞いてないからだろう!」と怒られることは多い。だから分かったふりをする場合も
119
「こまったことがあったらいつでも言ってね」と声かけしても「いつでも、っていつ?」と悩む子もいる。
120
こちらはよかれと思って「大丈夫?」と聞くと、本当は大丈夫じゃなくても「大丈夫です」という子はいる。「分かった?」にはすぐ「分かった」と答える。本当はまだはっきりしていなくても。「困ったことない?」にも「特にありません」と。どこからを「こまった」状態というかでも子どもは悩む。
121
小学校1年生の教科書を読むと分かりますが、子どもが最初に文を作る学習では、まず主語と述語の関係(構造)を学び、次に練習としてイラストを見て主語と述語の関係に気をつけながら短い文を作るというものです。何もないところからいきなり文を作るわけではありません。文を作るための材料があります。
122
絵本のタイトル、正しくは「ちくちくとふわふわ」[CHICORA BOOKS(ちこらブックス)]でした。
123
4歳の子に聞くちくちく言葉だから「ばか!」とかかな、と予想していたけどちがっていた。もちろん、この園だけかも知れない。ちなみに「おそいよ、はどんな言い方がいいかな?」と先生が聞くと「待ってるよ」と子どもたち。なかには「~の歌(ききとれず)がおわるまでにね、はどう?」という案も出た
124
もう一つ、子どもがあげたちくちく言葉は「おそいよ」だった。この言葉に子どもは傷つくんだな、と。
125
その後先生がリフレーミングをするつもりなのが分かり「4歳に無理じゃないか?」と正直思った。「絵本貸してと言われた時、イヤだってお返事したら、ちくちく言葉だよね。ふわふわ言葉にするにはどう言えばいいかな?」と先生。すると子どもたちが「もうちょっと待ってて、はどう?」と言ったのだ。