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15回の授業が12回になったから学費を返せ、ということを主張すると、うちの大学は17回にするので学費を上げます、と言われたら同意せざるを得なくなる。
学費とは何か。
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毎年、「授業も毎回出席して課題もちゃんと出したのに、なんで単位が不可なんですか?」と聞いてくる学生がおりますが、そのたびに思うのは、それは「前提条件にすぎませんよ」ということ。
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ある大学が秋学期もオンライン授業にすると宣言すると、それが参照軸となって、すべての大学がそれに倣うという現象が起きるのだが、大学に限らず、日本人の決定プロセスがすべてこれである。出る杭になって打たれないことが優先される。
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「立地が良い大学」は通いやすいだけではなく、一コマ空くと帰りたくなる大学でもあることはあまり知られていない。
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「買わせておいて教科書を使わない」という苦情には、「教科書=授業中にしか使わないもの」という間違った前提があるように思います。
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観察していると、やはり学生の集中力はどんなに頑張っても40分くらいが限度で、このあたりで気を抜けるような仕掛けをつくらないと90分はとても無理。
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就活生と話をしていると、明確には言わないが、10%くらい「羨ましがれたい」という動機があって、これが会社選びを難しくしている感がある。
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大学新入生の皆さまへ②
図書館でもいいので、空いている授業のときにここに行く、という居場所をつくっておくと良いかもしれません。1限と4限みたいな組み方だと、1限のあとに帰りたい誘惑に駆られます。
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だから会場を特定したり、誰が試験監督だったかを詮索しても無意味です
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図書館に行けばいい、は確かにそうなのだが、時間をかけてそこまで行って、蔵書の中から探して、お金をかけてコピーする、みたいな作業をしないと手に入らない仕組みはもう時代に合わない。
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「Zoomで録画→Google driveにアップロード→共有の設定→URLの取得→学生に配信→トラブル対処」みたいなことを、皆さんの親世代の多くが難なくできるかといえば恐らく難しいだろう。その意味で中高年以上の教員は、かなりのハードルを飛び越えた末にいま目の前にいるのだと思って接してあげてほしい
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一文だけを見ると特に問題ないのだけれど、段落ごとの意味が全くつながってないレポートというのがよくあって、おそらくスマホで書いているからなんだろう。長い文章を論理的に書くためには、ある程度全体が見られる大きなスクリーンが必要です。
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とにかく相当まずいのである。今回の学術会議の件。
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そういえばその昔、出席も取らない、評価もレポート一発、内容は超つまらない授業になぜ出るの?と聞いたら「集中できて内職が捗るから」と答えた学生がいて、これを「スタバ的授業」と命名したことがあります。
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教員の仕事は、今やっている研究がどれくらい社会に意味があるかを説明することではなく、意味がないけど好きだからという理由でやってると生きていける世界があることを示すことだと思う。
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経験からの観測の限り、大学において学生を怒らない先生は、優しいのではなく諦めていると考えたほうが真理な気がする。
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やらなきゃいけない、やったほうが良いと思ってるけど、その時が来ないとやらないのが人間なのです。
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「安定を求めながら、平凡であることを嫌う」。これが今の学生の生きづらさの理由の一つではないかと思います。
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認識が甘いかもしれないが、管理や罰を与えることで遅刻や私語をさせないようにしないといけないほど、私たちは子どもを相手にしているのか、といつも思う。大学生って大人じゃないの?
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電車にて、大学生と思わしき2人が「あのゼミ、本とか読ませられるらしいよー」「えー、まじー」という会話をしていて、大学とは何か深く考えている。
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より正確に言うと「学び続ける級友に出会える」かな
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昔、学部から大学院に進学した学生から「先生って色々知ってるんですね」と言われたときには、さすがに机をひっくり返してやろうかと思ったことがあります。
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学部の授業では鬼のようにつまらないという評価を受けている教員が、大学院になると評価が180度変わったりもするのである。