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「授業で教わったことはほとんど覚えていないけど、雑談で言ってたあの事は覚えてますよー」って言われることがほとんどなので、授業は雑談全開で良いと思う。
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多様性や主体性の大事さを伝えることが求められる先生という仕事に就くために、学生が髪を真っ黒に戻して教育実習に旅立たれて行きました。
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就活の何が大変だったか聞いた学生が、「会社を選ぶ際に親の意向に逆らうこと」と言っていて、さもありなんだなと思いました。
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大学生を見ていると「なんかやらなきゃ」という強迫観念に囚われている人が多い感じがするのだが、興味がないことはしても意味がない、ということは声を大にして言いたい。
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結局、好きなこと以外は長続きしないのである
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学生がよく「本は高い」と言うけれど、You Tubeやインスタのような無料で楽しめるものが増えてきしまった結果、相対的に高く感じてしまうようになった、という側面もあるのではないか。
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就活の意味わかんなさって、やりたいことを追求しろと言われながら、現実には失敗を許されないところだよね。
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教員の仕事は、今やっている研究がどれくらい社会に意味があるかを説明することではなく、意味がないけど好きだからという理由でやってると生きていける世界があることを示すことだと思う。
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スマホがない時代、どうやって我々は退屈な授業をやり過ごしていたのだろう。記憶がない。
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考えたら、今の学生ってほんと大変だよね。スマホみたいな、ただでいくらでも楽しめるものが身近に存在していて、何かしようとしたら、常にその誘惑と戦わないといけない。
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研究者に向いている人の要素は数多あるが、その一つにXmasもお正月も通常運転で論文を読んだり書いたりできる、というのがある。
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本を読むために必要なのは、知識でもお金でも時間でもなく、読んだ本について語り合える友人である。
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4回生の皆様、泣いても笑ってもあと数ヶ月で働き始めます。まとまった自由な時間があるうちに、やりたいことをやっておいてください。
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どんなに人より努力してきたとしても体調崩したら即詰む、という大学共通入学テスト。
考えたらとんでもない仕組みだよね。
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学生と話をしていてつくづく思うのは、これがしたいからこの仕事に就く、みたいなことを思えるのはほんの1割にも満たいんだなということ。多くの学生は、ひとまず仕事に就かないといけないから無理やりやりたいことを捏造している。
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なので、学生のうちからこれが好きで、これがやりたい、ということに出会えたらすごく幸運なことですよね。
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「学生時代やっておいた方が良いこと」は、よく聞かれることの一つなのだが、「自分の想像の範囲の中でできそうなこと&将来に役に立つこと」を前提に質問している場合が多いので、これらから外れることを言っても結局やらないのである。
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多くの学生が必要以上にアルバイトに勤しむのは、自由すぎること耐えられないからである。
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同じ科目でも、教員が違えば評価がガラッと変わってしまうのが大学なのである。その意味でGPAを何かの基準にするのはあまり得策ではない。
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一見すると「えぇ?」みたいな受講態度の学生が、個別に話してみるとめちゃくちゃいろんなことを考えているケースがあるので、外形的なことだけで評価をするのは危険だといつも思う。
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明日から大学入学共通テストを受けるそこの君。今すぐTwitterを閉じなさい。ここは今あなたがいるべき場所ではありません。
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大学入学共通テストのような試験のときにいつも思うのだが、3人掛けの机の真ん中になったらもうそれだけで私は実力が出せないだろうな、ということ。
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私が学生を怒るのをやめたのは、プラトンの次の言葉に出会ったからである。
「運動は強制されたとしても、身体に害を与えることはない。しかし、強制されて学ばされた知識は、心に何も残らない」
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学ぶ意欲が何から生まれるかと考えると、未来の自分に対する信頼なわけで、それが欠落してしまうと、何で今の快楽を犠牲しないといけないの?となってしまう。