201
多くの大学教員は、飲食店で働かせたら全く役に立たないはずである。
202
授業中はどうしようもないくらい不真面目な学生が、たまたま居合わせたアルバイト先の飲食店で圧倒的なパフォーマンスを見せており、大学での評価なんて学生のほんの一面でしかないことを思い知る。
203
文章が書けないのに卒論を課すのは、バットが振れないのに野球の試合をさせるようなものなので、根本的に無理があると思う。
204
祝日に授業をして授業回数を15回確保したら学力があがった、というエビデンスをだせ。話はそれからだ。
205
どこに内定をもらうかで、その人の約20年の評価がまるごと決められてしまう社会は大変しんどい。
207
ブラック企業で咲こうとしても、過労死するだけよね
208
「置かれた場所で咲きなさい」より、「咲く価値のない場所から逃げなさい」の方が大事だよね。
209
就職相談会というのは、ある程度就活をしている学生には意味があるが、全く動けていない学生には敷居が高すぎて行く気にすらなれないわけで、その意味で本当に必要なのは、「就職したくないけどなんかやんないとやばいと思ってる会」である。
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ただひたすら、ボロを出さないように構えている面接ほど虚しいものはない。
211
面接をしていてしっくりくる学生とそうでない学生の違いは何なのかと考えてたら、前者は対話、後者は尋問と捉えているかの違いなんだとわかった。
212
叱責されるのが嫌だから、はよくわかるのだが、早めに相談すると怒られるどころか褒められたりするのである。
213
卒論とかさ。
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なぜ学生は、やるべきことができていないとき音信不通になるのだろうか。窮地のときこそ早めに連絡したほうが傷が浅くて済むのに。
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たとえばレポートの締切が一年先であっても一ヶ月先であっても、出てくるアウトプットの質にさほど変わりはない、というのが長年教員をやっていて思う実感です。
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週5で1限から5限まである生活、それが社会人である。
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私の論文など100人も読まないのに、私のつぶやきは万単位で見ていただけるという現実に、アカデミアの枠内のみで何かを発信することの意味を考えざるを得ない。
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関わりを避けようとするこのご時世、グループワークが好きな学生って素晴らしくて、15分くらい経つとすぐ「うちのバイトの店長がさ〜」みたいな話題でグループを盛り上げてくれる。
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休みたいときに休み、出たいときに出る。それが大学だ。
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対面授業の価値って、授業の質とかより、その前後で教員や学生同士と雑談できることにあるのよね。
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インターンシップを「させていただく」じゃなくて、インターンシップを「してやる」くらいの気持ちでいいと思うんだよね。人手不足なんだし。
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「ブラックな会社だと思ったらすぐに辞めれば良いのに」という意見はごもっともなのだが、学生を見ていると、あそこまで神経すり減らしながら就活して選んだ会社に、簡単に見切りをつけられないだろうなぁとも思う。
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将来の自分から遡及して好きなことを見つけようすると、損得勘定の範囲内でしか選べない。
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好きなことをやって、将来を考えなきゃいけない場面になった時に、それをうまく組み合わせればよいだけである。
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「好きなことがない」と嘆く学生は非常に多いのだが、たぶん「将来役に立つか」という問いとセットだから見つからないのである。