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同じ90分なのだから、私の授業も寝てる学生にイエローカードを出したり、スマホをいじっている学生にレッドカードを出したりすれば、集中してもらえるはず。
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一昔前、学生はテスト前になると「ノート見せてくれ」と友達に頼んでいましたが、現在は「録音聞かせて」になっているそうです。
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こいつバカだなと思われたって、とにかく聞きたいことを聞けるのが学生の特権なのです。
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学生であることの特権は、学生であることを盾に、ズカズカと相手の懐に入れることにあるのですよ。
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学生の話を聞いていると、「こんなこと聞いていいのかな?」という無用な配慮によって、必要な情報を得られていないケースが散見される。
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結局、仕事をすることが嫌だと思う理由って「私でなくてもいいじゃん」に尽きると思う。
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サッカーが詳しい同僚の教員に、「日本がドイツに勝つってどれくらいすごいの?」って聞いたら、「フル単取らないと卒業できない学生が、卒論も含めてオールSで卒業を勝ち取ったくらい」と言われて、おぉ、それはすごいと思いました。
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「サッカー選手に向いているかどうかは、サッカーしてみないと分からない」にはみんな同意するのに、研究者に向いているかどうかは、研究しないうちに向いてないってみんな判断しちゃう。
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昔の教材を使い続けている語学の先生が、初回の授業でラジカセを持っていくと教室がざわつくらしい。
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「卒論、間に合いそう?」って聞いたら、「教員に間に合わなそうですって言えると思います?」って言われて、おぉ、その通りだ、と思いました。
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本を読まないで学びが進められる方法があれば教えて頂きたい。
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「あのゼミ本読ませるらしいよー、やばくない」という会話を電車内で耳にして震えているアカウントがこちらになります。
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学生がよく言う、この学部に来たからには、みたいな枕詞で語られる将来設計って、かえって選択肢を狭めているような気がするんだけどな。
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適宜自分にメールで送るか、クラウドで管理するのじゃよ。
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卒論のデータが消えました。どうしたらいいですか?
今年もこんなメールを受信する季節になりました。
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学部の2年生くらいまで、将来何になりたいの?って聞くの禁止にしたらどうかなと思う。
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「良い文章とはどんな感じか」分かっているからこそ書けないという自覚が生まれるわけで、それがない学生は自分の文章に変な自信を持ってしまうのかもしれない。
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これまでの経験則からいうと、「文章が書けない」と自覚している学生の文章は結構書けていて、「文章が書けている」と思っている学生の文章は支離滅裂という印象があります。
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他学部の授業を受けている学生が総じて優秀なのはボッチに対する耐性があるからで、この事例は学ぶためには孤独に強いことが必要ということを示している。
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吾輩は博士である。職はまだない。
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その意味で、文章を書くという行為は、自分の馬鹿さ加減と向き合うということなのかもしれない。
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よく本を読んでいる学生ほど、自分の書く文章の稚拙さに耐えられなくなって卒論が進まない、という現象がおきがちです。
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学生に「最近読んだ本ありますか?」って聞くと5割くらいの確率で「タイトル覚えてないんですけど」って返ってきて、これもサブスクの影響なのかもしれない。
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私たちはもしかしたら、学ぶことに過剰に価値を置き過ぎなのかもしれない。