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卒論を書く意味は、「物事をちゃんと論理的に言おうとすると時間がかかる」ということを知るということにあるような気がする。
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学生:研究者に向いている人ってどんな人ですか?
教員:Xmasを人並みに過ごせなくてもなんとも思わない人です。
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学生から送られてくるメールの時間帯を見るたびに、内容はどうでもいいから規則正しい生活をしろと思ってしまう。
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礼儀正しくて、従順な学生が評価されるという仕組みは、職場で理不尽なことがあってもそれを不当だと思うことができない人を育てる土壌になっている。
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大学生が資格に走るのは「不安だから」というのもあるけれど、わかりやすい目標がないと何をしてよいのかわからない、というものある。自由からの逃走。
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「大学生には給付金を支給する、でも大学院生は除外」という政府の姿勢にこの国の未来が見える。
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浪人には寛容なのに、就活がうまくいかなくて一年間空白ができることには不寛容なのなぜだろう。
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「他大学の大学院に進学したい」という相談を受けているが、よく考えたらこの状況って「部下から転職の相談を受けている上司」みたいな構図なので、改めて学ぶことは自由に支えられた営みであると思い知る。
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「先生=絶対的な存在」な位置づけのときの担任が「とんでも」だと、結構ダメージでかいですよね。
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こちらもめちゃくちゃ影響がある。
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「親ガチャ」という概念が成立するのであれば、「小学校の担任ガチャ」も提唱したい。
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対面授業、面倒くさいと言いながら来たらそれなりに楽しくやってる様子もあって、その意味で風呂に似てる。入る前は面倒くさい。
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何かを選んだ理由の説明が「なんとなく」でOKな世界で暮らしたい。
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大学進学率が3%だったら、自分が大学に行っていたかというと多分行ってない。つまり、大学に行く理由のほとんどは「周りが行くから」。だから周りが行かない地域や学校なら、行かなくて当たり前なのである。
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私は対面で「授業をすること」はそれなりに意味があると思うが、それよりも、ある学生は最前列で授業を受け、ある学生は後ろでスマホでゲームをし、またある学生は最後の授業しか来ない、そんな自分とは「違う」人たちが集う場に身を置くことが大事。
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オンライン授業であることで、可視化されずに済んでいた孤立に直面している学生が増えているのだろうか。
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知り合いの教員から、対面授業に戻したら心の不調を訴える学生が増えているとの報を受け、最適解とはなにか考えている。
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「安定を求めながら、平凡であることを嫌う」。これが今の学生の生きづらさの理由の一つではないかと思います。
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誰も知り合いがいないパーティーに行く気がしないように、入学当時からオンライン授業しかなくて、友達ができていなければ、対面授業になっても行く気がしなのもむりないわけですよね。
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最近では耳に装着するイヤホンを長い髪で隠して、何かを聞いている場合もあったりする。でも泣かない。
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聞く気が起きない授業をするのは大方話し手の問題ではあるが、では入社式のつまらない社長の話の最中にスマホを取り出すのかというとそうではないはずなので、以下省略。
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対面授業が再開して、スマホを見ている・寝ている学生を見なくてよい、がいかに教員の精神衛生を向上させていたかを知る。
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ブレイクアウトルームに突然教員が入ってくる行為は「ブレハラ」になりますのでやめましょう。
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「楽だからそりゃそうだろう」という気持ちもわからなくないけど、でも、それなら「食べ物も全部出前でOK」となるかというと、それは嫌だと思う人が大半ではないかと思うのだよ
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「もうオンライン授業に慣れてしまったので、授業行くの面倒くさいっす」発言にみられる2年生の諦念に、涙が止まらない。