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多様性や主体性の大事さを伝えることが求められる先生という仕事に就くために、学生が髪を真っ黒に戻して教育実習に旅立たれて行きました。
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学生からしてみたら、「なんでここまで文章について細かく言われなきゃならないの」と思うかもしれないけど、働きだしたら会って話す機会なんて殆どなくて、大半が文書のやり取りになります。書いた内容が目も当てられなかったら、それがそのまま自分の評価になります。文章を書けないと詰むんです
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非常勤講師になるためには教歴が必要という、どう考えても矛盾としか思えない仕組み。
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「勉強したらゲームしてよい」みたいに、勉強が遊びの交換条件として育てられてきたら、大学のようなフリーハンドで遊べる環境になれば、勉強する気がなくなって当然だよね。
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大学における履修登録は、「自由は喜びであると同時に苦痛でもある」ということを教える儀式なのです。
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一見すると「えぇ?」みたいな受講態度の学生が、個別に話してみるとめちゃくちゃいろんなことを考えているケースがあるので、外形的なことだけで評価をするのは危険だといつも思う。
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訳知り顔の先輩の助言に従うこと。
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「待ちに待った対面授業だ、やったー」→「1限はオンラインでよくね?」的な未来がもうすぐやってくるのが私にはみえる。
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より正確に言うと「学び続ける級友に出会える」かな
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もしかしたら、高校生活から大学生活にシフトするにあたって最も気をつけるべきことは、学びの姿勢とかよりも「規則正しい生活をおくること」にあるのかもしれない。
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オープンキャンパスの雰囲気だけで大学を決めるのは、終わりの始まりです。そこに真実はありません。
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就活の何が大変だったか聞いた学生が、「会社を選ぶ際に親の意向に逆らうこと」と言っていて、さもありなんだなと思いました。
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偏差値的にあまり優れていない大学に行くと、「所詮、〇〇大学だし」みたいな雰囲気があるので、まずそれに飲まれないようにするのが大事。
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倫理的に許されるのであれば、レポートが提出できなかった人を集めて、この中で一番面白い言い訳ができた一人を救済する、というイベントをやりたい。
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今週、目に見えてキャンパスにいる学生が少なくなっている。また7月に戻っておいで。
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私がなぜ就活が嫌いかというと、こじつけて何かを好きな振りをしないといけないからなんだよね。
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これが結構、就活を難しくしている要因なのではないかと思う。
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「大丈夫?」って聞くと「大丈夫」と答えなきゃいけない圧力が働くので、「何が大変?」と聞くようにしている。
「レポート大丈夫?」って聞いても本音は出てこない。
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礼儀正しくて、従順な学生が評価されるという仕組みは、職場で理不尽なことがあってもそれを不当だと思うことができない人を育てる土壌になっている。
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入試監督をして思うのは、今の学問に対する思いのまま4年間を過ごしてほしい、ということ。
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極端なことを言えば、出席して全く聞いてない学生と、出席してなくてその時間その授業に関連する文献を読んでいる学生とどちらが学んでいるかという話なのである。
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「これやってなんの得になるの?」という世界の外側に行けるのが大学なのです。
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「おもしろい」授業というときのおもしろいは、interestingであるべきなのだが、どうもfunnyを求めている学生が多い気がする。だとしたらサンドウィッチマンには絶対かなわない。
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午前中に授業があると疲れて論文が書けず、午後に授業があるとそわそわして論文が書けず、夜は眠くて書けないので、結局論文は書けない。