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授業評価アンケートの結果を見ているが、「教室が暑かった」は授業評価なのだろうか。
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対面とオンラインのどちらが良いかはわからないけれど、こういう学生もいることはもっと知られても良いし、もっと言えば、こういう学生にとって働きやすい職場がもっと増えてほしいものである。
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「いまは役に立たないと思えることでも将来役に立つ」という言い方は、「役に立たないことは結局無価値である」という前提を共有してしまっているので、「単純に好きなことをしていいんだよ」というメッセージとしては失敗なのである。
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もっといえば、体験授業なるものも興味をひきそうな話をしている場合も多いので注意。
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「身内を亡くした」、「Wi-fiの調子が悪い」をはるかに凌駕する武器を学生は手に入れた。
「若者、受診せず療養も可」 asahi.com/articles/DA3S1…
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〆切を過ぎてしまってレポートを受け取ってもらえなかった時に、「先生は、原稿の〆切を守れなかったことはないんですか?」と聞くと破壊的なダメージを与えることができます。
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明日から大学入学共通テストを受けるそこの君。今すぐTwitterを閉じなさい。ここは今あなたがいるべき場所ではありません。
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学生の皆さま。もし10人で集まる機会があったら、3人が寝て、4人がスマホを見て、2人が聞いている、という状況で話してみてください。教員の疑似体験ができます。
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「自分に向いていること・やりたいことが必ずあるはずだ」という思い込みで就活することを、「ロマンチックジョブイデオロギー」と言います
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先日、学生と話してたら、3分間に「なんか」って20回くらい言ってた。
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「仕事ができる人はメールの返信が早い」ではなくて、「メールの返信を早く済ますから仕事に集中できる」なんだと思う。
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あの先生優しいよなー、の内実は「やる気がない学生を怒るのが面倒くさい」なのである。
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これから2年間で修士論文を書いてほしいだなも。
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私たちが素晴らしい文章に感動するのは、それが完成するまでの、作者の膨大な「孤独と戦ってきた時間」を感知するからです。
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今までずっと勉強的な意味で優等生で過ごしてきて、いざ卒論の段になって、
「自分の問いを立てなさい」と言われてフリーズしてしまう学生を何人も見てきました。
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観察していると、やはり学生の集中力はどんなに頑張っても40分くらいが限度で、このあたりで気を抜けるような仕掛けをつくらないと90分はとても無理。
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赤裸々にとは言わないまでも、保護者は今の大体の収入を子どもに伝えておいてもよいのかもしれない。
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他学部の授業を受けている学生が総じて優秀なのはボッチに対する耐性があるからで、この事例は学ぶためには孤独に強いことが必要ということを示している。
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あまりに教員に対して従順な学生が増えているような気がしていて、このマインドって、ブラック企業を辞められないことと地続きな気がしている。みんなもっとしたたかに生きよう。
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レポートの参考文献を見ていてつくづく思うのは、学部生にはネット上で読めない論文は存在しないに等しい、ということ。
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4月から大学3回生になる学生は、コロナで謳歌できなかった青春を取り戻したくとも、すぐ一年後には就活という青春とは真反対のイベントに巻き込まれるのである。なんたるせつなさだろうか。
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授業評価アンケートに「私にはちょうどよかったんですが、親は少し喋るのが早いと言っていました」と書かれていて、評価の多方面さに震えている。
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就活生と話をしていると、明確には言わないが、10%くらい「羨ましがれたい」という動機があって、これが会社選びを難しくしている感がある。
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最近では80人を超える大講義でも、欠席をする旨の連絡が結構あったりして、皆、欠席をすることに過度に敏感になっている気がするのである。大学なんて休んでなんぼの世界だったのだが。