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大学生に必要なことは、知識というよりも考え続けることを面倒くさいと思わない知的体力なんだよね。
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ちなみに学生をとがめる意図は全くなく、そういう状況を強いる状況を憂いています。
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飲み屋は別として「営業時間20時まで」は、新しい生活様式ではなくて、昔の生活様式だよね。1980年代まではそれが普通だった。
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この国の大学院進学率を下げている要因の一つが、「学ぶこと=受験勉強のようなもの」という間違った認識を子ども時代から植え付けられているせいだろうな。
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飲み会と合宿に命をかけていた教員がシュンとしていて、文献購読こそ大事だと思っていた教員が生き生きとしている。この点だけ見ると大学が戻ってきた感はある。
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「〇〇学科にいるんだから、〇〇のことを学ばなければならない」と考えるのがそもそも間違いであって、〇〇はどうせ学ぶんだから、あとは興味のあることを各自が勝手に学べばよいのである。
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私が学生を怒るのをやめたのは、プラトンの次の言葉に出会ったからである。
「運動は強制されたとしても、身体に害を与えることはない。しかし、強制されて学ばされた知識は、心に何も残らない」
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これまでの経験則からいうと、「文章が書けない」と自覚している学生の文章は結構書けていて、「文章が書けている」と思っている学生の文章は支離滅裂という印象があります。
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学生:研究者に向いている人ってどんな人ですか?
教員:Xmasを人並みに過ごせなくてもなんとも思わない人です。
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ほとんどの説明会は読めばわかることをいちいち説明する会なので、文章を読むことに抵抗がない人にとっては、説明会自体が大変苦痛なのである。
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昨年度に単位を落とした学生が「今年度は単位の認定が緩くてずるい」と言っていたけど、「自分がした苦労をしない=ずるい」という発想は、多分誰も幸せにしないのよね。
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大学入学共通テストのような試験のときにいつも思うのだが、3人掛けの机の真ん中になったらもうそれだけで私は実力が出せないだろうな、ということ。
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4回生と話してたら、「コロナのせいで、気がついたら何もしないでもう学生生活が終わって悲しいです」だって。ほんとそうだよね。
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(言葉遣いや場面は考慮しないといけませんが)
学生のためと思ってきついことを言う先生は「厳しい先生」で、めんどくさいのが嫌なので適当にあしらう先生は「優しい先生」になるのが昨今の大学です。
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休みたいときに休み、出たいときに出る。それが大学だ。
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大学生活を充実させたいなら、何をするかよりも、まず「人の目を気にしない」強さを手に入れないといけない。
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いつも隣同士で授業を受けていたカップルと思しき2人が、ある日を境に別々に座り始めるのを見て、何があったの?と聞きたい衝動をぐっと抑える教員のアカウントがこちらになります。
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とにかく面白そうな授業を取る、が正解なのです。誰と受けるかとか関係ない。
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サッカーが詳しい同僚の教員に、「日本がドイツに勝つってどれくらいすごいの?」って聞いたら、「フル単取らないと卒業できない学生が、卒論も含めてオールSで卒業を勝ち取ったくらい」と言われて、おぉ、それはすごいと思いました。
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周りが全く学ばない環境で学びを持続するのは難しいのである。
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多くの大学教員は、飲食店で働かせたら全く役に立たないはずである。
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大学に入って学びを頑張ろうと決意している皆様。
スマホが机の上にあるだけで集中力が恐ろしく削がれるので、授業が始まったらスマホを鞄にしまうというマイルールを自分に課してみてください。