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なぜ大学教員が文章にこだわるかというと、「自分が今考えていることを過不足なく文章できないと、本当に考えているとは言えない」と思っているからなのです。
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そもそも学問というのは、正しさではなく、確からしさを追い求める行為なので、大学の授業が「すっきりしない」のはある意味で当然のことなんです。
だから授業を受けて、「授業を受ける前よりわからなくなった」のは、あなたが学んだ証拠です。
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授業中、教員が急に早口になったら、その部分の内容をあまり理解できていないまま喋っている証拠です
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毎年、「なんだかんだ言っても単位とれるっしょ」的な感じで何の対策もせずレポートや試験に臨んで、玉砕している新入生が大量発生するので、前期終了間際の今、ここに警告しておきます。何もしないと普通に単位落とします。
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休みがちな学生よりも、毎回遅刻してくる学生に違和感を覚えるのはなぜだろう。
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単位を落とされたときに、「自分に何が足りなかったのだろう」ではなく、「あの教員むかつく」となる時代。
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オリンピックをみるといつも切なくなるのは、お金がかからないスポーツになればなるほど肌の色が多様になっていく、ということなんだよな。
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あんなに「『御社が第一志望です』と言っておいて内定蹴るのかよ」という企業の気持ちもわかるし、「そう言わないと内定くれないじゃん」という学生の気持ちもわかる。今のシステムは誰も悪くないが誰も幸せになっていない。
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教員下暗し
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案件にもよるのだろうが、ブレない姿勢が評価される社会よりも、間違ってたら謝って軌道修正する姿勢を評価する社会のほうが良いと思うんだよな。特に今みたいな経験したことがない事態に対処しなきゃいけないときは。
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履修登録のコツ
1限は起きれないので避ける
2限はお腹が空くので避ける
3限は寝てしまうので避ける
4限は疲労がピークなので避ける
5限はアルバイトがあるので避ける
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これから大学に行く皆様。
なぜか大学に行けば充実した毎日が送れると思いがちですが、まったくの幻想です。
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大学での学びって、ゴールがないマラソンみたいなものだから、結局学ぶこと自体を楽しいと思えないとモチベーションが維持できないのよね。
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大学で多様性の大事さを教え込まれ、いざ教育実習になると黒髪でないと認められない。
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「課題に追われている」のではなく、あなたが逃げているからそのように見えるのです。
課題はただそこにあるだけです。
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たとえばレポートの締切が一年先であっても一ヶ月先であっても、出てくるアウトプットの質にさほど変わりはない、というのが長年教員をやっていて思う実感です。
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高校までの思考回路が抜けなくて「単位を取れている=大学で学んでいる」と勘違いしている学生が多い気がする。
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スマホがない時代、どうやって我々は退屈な授業をやり過ごしていたのだろう。記憶がない。
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「大学院=勉強が好きな人が行くところ」は大きな誤解で、むしろ「勉強が嫌いで好きに学びたい人が行くところ」が大学院なのである。
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大学に入って半年もすると、おしゃれな先輩や同級生に感化されて、容貌や雰囲気が垢抜けてくるのだが、今年の二年生はそういうことがなかったせいか、初めてオンラインで会ったときとほとんど変わってなかった。
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本人は違う学部に行きたいのに、保護者が「つぶしがきくから」という理由で、経済学部とか法学部とかを勧める事例がよくあるけど、そういう価値観を身に着けた人になってしまうことの方が、このご時世つぶしがきかない。
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本を読むために必要なのは、知識でもお金でも時間でもなく、読んだ本について語り合える友人である。
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授業評価アンケートで、「他の教員と言ってることが違う」との記載がありましたが、それが大学の良いところです。正解至上主義から早く自由になりましょう。
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多くの学部生にとって、ネットで読めない論文は存在しないに等しい。という事実をアカデミアの人々はもっと真剣に受け止めるべきだと思う。
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多くの学生が必要以上にアルバイトに勤しむのは、自由すぎること耐えられないからである。