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大学新入生の皆さまへ④
大講義は後ろの席から埋まりますが、ここは一つ、中央くらいに思い切って座ってみましょう。その方がやっぱり集中はできると思います。
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職業選択は積極的選択ではなく消極的選択のほうがうまくいく。やりたいことではなく、やれることをやったほうがよい。
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すべてにあてはまるかどうかは良く分からないが、大学によっては入学早々に語学の実力テストのようなものがあり、ここでたまたま実力以上のパフォーマンスを示してしまうと、その後の語学の授業が非常に厳しいらしい。
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多くの学生が「やりたいことがないといけない病」に罹患していますが、周りの大人をよく見てみてください。流行り病みたいなものだとわかるはずです。
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文章が書けないのに卒論を課すのは、バットが振れないのに野球の試合をさせるようなものなので、根本的に無理があると思う。
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学生の指導に手を抜くと、なぜか優しいという評価を受けることを「教育のパラドックス」といいます
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当たり前なのですが、大事なのは大学に行くことではなく、大学でどう過ごすかです。
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授業で説明したことを聞いてくる学生に憤る教員が、教授会で説明されたことを事務に尋ねている。まさに人の振り見て我が振り直せである。
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毎年この時期になると、相談と称して「この科目さえ取れれば卒業ができるんです」とか「内定が決まっているんです」みたいなことを言われるのだが、それは相談ではなくて脅迫です。
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いわゆる社会人の方と話すと、もう大学は対面授業なんですよね?的な認識の人が多くて、あぁ、やっぱり自分たちがその時期をすぎると関心がなくなってしまうのね、という感じ。経済だけじゃなくて学生の苦境にも光を。
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「先生=絶対的な存在」な位置づけのときの担任が「とんでも」だと、結構ダメージでかいですよね。
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4月からの新入生よりも、2年生の方がいろいろとケアをしなくてはいけなくて、その意味で今年は新入生が2倍入ると考えて対応しないといけない。
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「わけわからないサイトや、適当な論文を参照するのではなく、ちゃんとした論文を読みなさい」と指導するのであれば、それがもっと楽に手に入る仕組みを考えないといけない。
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膨大な知識の蓄積を目の当たりにして、自分がこれから学ばなければならないことの多さに愕然とする、という経験を大学の早い段階でしておくとよいです。なぜなら知識に対する敬意を持たないと、学ぼうと思わないからです。
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学べば学ぶほど人は純粋さを失うので、学びを深めたいと思うのならば、孤独に対する耐性をつけないといけない。
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学生がよく言う、この学部に来たからには、みたいな枕詞で語られる将来設計って、かえって選択肢を狭めているような気がするんだけどな。
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確かに昔に比べて今の学生は良く学ぶんだけど、学ぶことを好きになっているからというよりも、「単位落としたらどうしよう」「留年したらどうしよう」「就職できなかったらどうしよう」っていう「不安」があるからそうなっているんだよね。そして「不安」が人のパフォーマンスを上げることはあまりない
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受験の際、やたら歩き回っている試験監督の人がいたら、仕事熱心ではなく眠い可能性が高いですので、迷惑でなければ優しくスルーしてあげてください。
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ある授業のレポートで書いた内容を、ほとんど内容を変えず他の授業で使い回す事案(自己剽窃)が増えているようで、コピペチェックはついに教員間をまたぐ取り組みとなりそうです。
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昔の教材を使い続けている語学の先生が、初回の授業でラジカセを持っていくと教室がざわつくらしい。
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「体育会系○○部所属」と最後に1行書いてあるレポートをどう扱えばよいか、140字以内で答えなさい。
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授業が終わり多くの学生が退出する中、PCの前にいないためにずっと退出しない学生を「旅人」と呼ぶことにした。
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就活の意味わかんなさって、やりたいことを追求しろと言われながら、現実には失敗を許されないところだよね。
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しかし、今年の新入生はレポートの書き方みたいなことを対面で教えられないまま、大量のレポートを課されるわけである。感想文レベルのものが出てきても100%彼らの責任ではない。