日本政府に期することは。 「私の答えは、あなたへの質問です。日本国民は、日本政府に何を期待しているのでしょうか」 それを考えることこそが、日本が有事の際、現在のウクライナと同じように、国際社会から助けてもらうことにつながると、そういう回答でした。 ■記事→bit.ly/3ykBCAW
キスリツァ大使は、ウクライナ語、ロシア語、英語、フランス語、スペイン語を流暢に話します。外交官としてのキャリアは30年になります。 「私は、ロシアが軍事的に敗北することに関しては一切の疑いを持っていません。ただ、それは"終わり"を意味しません」 ■記事→bit.ly/3ykBCAW
安保理、国連についてどう思っているのか。 「国連は完璧ではありません。完璧なものは、日本の生け花ぐらいしかありません。国連全体が失敗したというのは、大衆迎合的で、言い過ぎでしょう。成功したとか、ただちに解体すべきだというのもまた、誤りです」 ■記事→bit.ly/3ykBCAW
キスリツァ大使は「笑わない」というイメージでした。1月末以降、笑顔を見たことがないからです。 ただ、冒頭に笑みを浮かべてこう言いました。「日本の支援を非常に重視していると、最初にお伝えしておかなければいけないでしょう」。その後、80分間話しました。 ■記事→bit.ly/3ykBCAW
ウクライナのキスリツァ国連大使に取材しました。侵攻について「驚きはなかった」「我々の過ちの集積」という見方をしています。 日本で外務省幹部と話す度、北方土問題についてこう思っていたそうです。「プーチンと取引が可能だと信じているのだろうか。不可能なのに」 asahi.com/articles/ASQ55…
12歳で出会った幼なじみ。17歳で一緒になり、男児と女児をもうけた。 23歳になった2人。故郷を襲ったロシアの侵攻。3月27日、配給を受け取った帰り道、女性は地雷を踏む。4本の指と、両足を失った。 4月、いまさらのプロポーズ。病室でのサプライズ。抱き合って、ダンス。 asahi.com/articles/ASQ55…
グテーレス氏は9代目事務総長ですが、2代目のダグ・ハマーショルドの有名な言葉を。 「国連は我々を天国に連れていくためではなく、我々を地獄から救い出すためにつくられた」 (1954年5月、カリフォルニアの大学での講演で) まさにいま、かみしめたい一節です。
国連と赤十字が再び協力し、マリウポリなどの市民が救出されました。ザポリージャに到着し、300人以上が人道支援を受けています。 ゼレンスキー大統領はグテーレス事務総長に連絡し、アゾフスターリからの市民救助を支援するよう依頼。国連にとって、正念場が続きます。 asahi.com/articles/ASQ55…
ニューヨークの国連本部で、アフガニスタン人撮影の写真展が開かれている。 取材したのはノルウェー代表部。安保理でアフガン問題を取り扱うペンホルダーでもある。ウクライナ危機により、アフガニスタンへの関心は薄れつつある。 みなさんが少しでも思いをはせてくれればと思い、撮ってきました。
国連副報道官も質問を受け、事務総長の立場を代弁。 「性と生殖に関する健康と権利こそが、女性の選択やエンパワメント、平等の基盤であると考えている。世界の人口の50%(女性)の完全な参加がなければ、世界は敗者になる。世界的な揺り戻しがあるが、女性の権利を追求し続けることが不可欠だ」
国連のルブラニ在ウクライナ常駐調整官が会見。 アゾフスターリから101人の市民の救出に成功したが、あと何人残っているのか。 「わからない。製鉄所はとても大きく、我々はパンクしたタイヤ、壊れたバスで移動していた。5歩以上歩けない人たちもいた」。救出作業は相当困難だった模様。
"「命は奇跡だ」。幼い頃から、何度もそう言われてきた。家庭でも、学校でも。未婚のまま、私を含めて4人の子をもうけた母親は、ことあるごとに「あなたたちを産んでよかった」と言う。ただ、「産んでよかった」は結果論にすぎない。中絶を選択することは「人権」だ" asahi.com/rensai/list.ht…
「他の州に行けばいいじゃないか」という人がいるかもしれません。ただ、移動費、宿泊費、中絶費を負担できない貧困層は、大きな打撃を受けます。違法な方法で中絶をするケースも考えられます。 オクラホマでは、レイプや近親相姦による妊娠も例外ではありません。その規制が各地に広がるわけです。
最近もオクラホマで、「中絶は重罪。。妊娠何週目かは関係なし。措置を行った医療従事者は最長10年の禁錮や10万㌦の罰金」という法律が成立。 これは「ポストロー判決」を見越した動きです。つまり、報道通りなら、保守的な州ではこれがスタンダードになりかねません。 asahi.com/articles/ASQ4F…
ところが、ミシシッピの州法は「妊娠15週」を基準にしました。従来であれば「はい、違憲ね」で終わっていたような、政治家の人気取りのための州法です。 ただ、トランプ政権下で連邦最高裁内のバランスが保守派に傾き、「73年判決の見直し」が現実的に。各州で基準を前倒しにする法律ができました。
昨年12月、口頭弁論が開かれ、連邦最高裁前に取材に行きました。写真は中絶反対派が掲げていた「ロー対ウェイドを覆せ」との横断幕。 連邦最高裁は1973年、胎児が子宮外で生きられるようになる「生存能力」を基準に、それより前の中絶を認めました。現在では「妊娠22-24週」といわれています。
通称「ピンクハウス」の敷地ギリギリまで近づいて、中絶反対派は思いとどまるように伝えます。 これに対し、容認派が患者をエスコートします。激しい言葉が飛び交い、また、胎児の過激な写真も見られます。 日本ではまず見られないであろう光景でした。宗教や政治が複雑に絡み合っています。
少しだけ現場の話を。 裁判の舞台は、南部ミシシッピ州ジャクソンの中絶クリニック。人口300万人の州内で唯一、中絶措置が受けられる場所です。 週3ほどの開院日には、中絶反対派の市民が院前に押し寄せて、患者に「考えを改めませんか」と伝えます。
中絶をめぐるポリティコ報道の衝撃が広がっています。 「最高裁では、知る者は語らず、語る者は知らない」。一昨年亡くなったRBGこと、ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事はこう語っていたと言います。 意見書の草稿が漏洩したという事実は、裁判所の権威にも関わります。 politico.com/news/2022/05/0…
「ロー(73年判決)は有名無実になるか、完全に覆される」というのは、昨年12月以降言われてきました。 共和党が州議会の多数を占める地域で、中絶措置を受けることが著しく困難になります。リプロダクティブライツを尊重しようとする世界的な風潮から、逆行する動きです。 asahi.com/articles/ASPD2…
連邦最高裁、中絶は合衆国憲法で認められた権利だと決めた1973年のロー対ウェイド判決を破棄へ。 ポリティコが文書を入手し、特大スクープ。「ローは最初から間違っていた」と書かれているとのこと。 米国のおよそ半分の州で、中絶が事実上禁じられる可能性が高まった。 politi.co/3kBd26K
2分36秒だけ、この動画を見てほしいと思います。1ヶ月をウクライナで過ごしたフォトグラファー@MrTT11の作品。 "50人以上がポートレートの撮影に応じてくれた。苦痛の中で必死に感情を押し殺そうとしているように思えた..「街は再建できるが、命を取り戻すことは出来ない」" asahi.com/articles/ASQ4Y…
世界保健機関=WHOのウクライナ事務所の投稿。 マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」から、ようやく逃げられた人たちを迎え入れるための準備中。 顔は見えない。安全上の理由だろうか。「国連は安保理だけではない」という事務総長の言葉を、この写真が物語る。どうか1人でも多く救ってほしい。 twitter.com/WHOUkraine/sta…
国連人道問題調整事務所=OHCAが、マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」からの市民に避難に関与している、と公式に発表。グテーレス事務総長とプーチン氏の合意事項が、ひとまずは成果となってあらわれた。 ただ、詳細については触れず。これも市民や支援する職員らの安全を守るため。
たった1人が40機を撃ち落としたと言われた「キエフの亡霊」伝説、ウクライナ当局が公式に否定。29歳のパイロットが亡くなったことは事実。 あくまで首都の空を守る旅団のイメージであると。キャッチーなフレーズはみな使いたがる。 「拡散前に情報源の確認を」と当局。 bbc.co.uk/news/world-eur…