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もともと自分は穏健な共和党がしっくりきたが、もはや共和党の復元力には期待できそうにない。しかし、アイデンティティ・ポリティクスの方に舵をきる民主党も、洗練の極みの野蛮の方に向かいつつある。どちらも野蛮は野蛮。 nytimes.com/2022/02/04/us/…
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SNS上における「おやびん」の不在、さらに彼がワクチンのセールスマンになってしまったことや、ここのところQからのサインが途絶えてしまったことなどが相まって、トランプ・パラレル・ワールド(親トランプ・インターネット空間)はちょっと内戦気味だという記事。 washingtonpost.com/technology/202…
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世界と繋がっていることでかろうじて持ち堪えているゼレンスキー大統領に対するこの態度は、共感する能力にどこか問題があるとしか思えない。私がなにか誤解していると思いたい。
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どうも露軍撤退はディスインフォメーションである可能性がある(と、中曽根平和研の大澤淳主任研究員の発信で知った)。それが一部だけなのか、撤退がそもそもないのか、まだ未確認。 twitter.com/tnak0214/statu…
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欧州において冷戦は熱戦に拡大することなく終結が宣言されたが、その宣言から30年経って熱戦が起きていることの意味をどう考えるべきか。菊池努先生は、いかなる帝国も平和理には崩壊しないという格言を想起すべきだと語った。
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米国のアフガニスタンからの撤退について論じました。混乱もそうですが、その混乱にもかかわらず、バイデン大統領の「確信犯」ぶりが目立ったので、そこを起点に論じてみました。全文公開中です。ちなみに9年ぶりのフォーサイトへの寄稿です。 twitter.com/Fsight/status/…
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🇺🇦戦争の戦後処理が、次の「本当の大きいやつ(戦争)」の序曲だったなんてことにならないようにしなければならない。
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むしろ、プーチンは24年までに状況を既成事実化し、再選したトランプにそれを事実上認めてもらうことまで考えているのではないか(と邪推する)。
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ちなみにスペイン内戦を市民戦争と呼んだのは、Civil Warの誤訳以上に、米英仏が介入に躊躇する中、一般の市民が武器をとり、独伊が支えるフランコ政権と戦う姿への共感がありました。つまり、スペイン市民戦争は、「スペイン市民による抵抗闘争」というようなニュアンスだったわけです。
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この論考が描くアイロニーはフィクションよりも奇なり。ビン・ラディンは、9.11テロ攻撃が全米でアラブ世界からの米軍の撤退を求める反戦運動を引き起こすと推測/期待。米国が対テロ戦争に突入することなど想像だにしていなかった。 foreignaffairs.com/articles/afgha…
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しかし、彼女が率いた「リベラルなタカ派(liberal hawk)」の流れは途絶えつつあり、今回のウクライナ戦争でもそうだが、それ以前から人道的介入の声は小さくなっていた。リベラル・ホークはある意味、米国の単極時代の副産物。この辺りを拙著『介入するアメリカ』で論じました。
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印象論だが、先週の日曜午前中の政治討論番組あたりから、米国におけるトップニュースがウクライナではなくなってきた。
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ちなみにオルブライトはNATOの東方拡大推進派でもあった。FPエッセーによれば、99年にチェコ、ポーランド、ハンガリーが加盟した際には涙したという。プーチンがヒラリーを忌み嫌っていたのはよく知られているが、その知的背後にはオルブライトがいたともいえる。
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国連はそういう事実はないと反論。 twitter.com/UN_Spokesperso…
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ただし、ロシアの場合、プーチン後は違うロシアを期待できる。他方、中国の場合は習近平後に期待できるという話では必ずしもない。良くも悪くも(まあ悪くもだが)体制がしっかりとしている。
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中国ウォッチャーが中国を離れ、露ウォッチャーが露に行きにくい時代に。コロナ後も戻らない人の流れ。理解しなければならない相手と接する機会減。19年に日本の研究者が中国において拘束されて以来、中国に行かなくなったという研究者は多い。交流が断たれる時代に。 nikkei.com/article/DGXZQO…
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硫黄島での三週間の攻防戦における米海兵隊の死者数に達しようとしているロシア側の死者。 nytimes.com/2022/03/16/us/…
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9.11が誘発した米国の中東への過剰介入(そしてその結果としての曖昧な成果)が、米国内における厭戦気分(中東から退こうという感覚)を20年かけて発酵させ、期せずして、ビン・ラディンが本来、9.11で目指した目標(アラブ世界からの米軍の撤退)に近似する状況が20年後のいま目の前で展開している。
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露が🇺🇦でとった行動を正当化するような論理には一切加担すべきではない。しかし、露を徹底的に追い詰めると、新たな妖怪を生み出してしまう可能性がある。秩序を守ろうとする側にとって、この問題が最大の問題だ。
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自分にとっても、安倍外交の「謎」だった。海外で説明を求められても、いつも「すみません、分かりません」と答えていた。 digital.asahi.com/articles/ASQ3Q…
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米軍のアフガニスタンからの撤収(そしてその結果の混乱)で、当然、アメリカの「(世界的な)クレディビリティ(信頼性)」の話になっていくが、当然のことながら、アフガニスタンで起きたことが、そのまま北東アジアの状況に当てはまるわけではないことは言うまでもない。安易なアナロジーは禁物。
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国際社会が介入に躊躇するなか、まさに市民が武器をとって戦っているという構図ですから。ちなみに昨晩のNスペにおける丸の内OL(27) @OKB1917 さんの武器支援の話はしびれました。横で深く頷いていました。
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バイデン大統領のアフガニスタン戦争終結演説を聞いて改めて思った。この人のコンパッションは国境を超えない。先日のカブールにおけるテロに関し、十三人の米兵への言及はあっても、犠牲になった170人を超えるアフガニスタンの人々への言及はなし。 twitter.com/tnak0214/statu…
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さらにいうと、紛争避難民が西ヨーロッパに大量流入する。はじめは受け入れるが、長期化すると多くの摩擦が生まれ、右翼政党の台頭を促す。右翼的価値相対主義(所詮力だ!)の勢いが西ヨーロッパにおいても増す。24年にはアメリカでトランプ政権が誕生する。
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しかし、そのコンセンサスに基づいた政策運営(=撤収)において、バイデンは失敗したという評価は免れえないだろう。米政治の今後を考える時に、この問題がどれほど影響力を持つか、どれほど持続性があるかは不明。再介入論が勢いづく可能性はほぼゼロ。