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(アフガン後、新たな介入に躊躇する国内世論への迎合という面もはもちろん否定できません。)大ロシア復活という情念に突き動かされて侵攻をすでに決意していたプーチンを牽制すべくウクライナに米兵を派遣するということは、
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歴史を終わらせようとする(そしてアフガニスタンを記憶の彼方に追いやろうとする)アメリカ人(そして我々自身の)の前に立ちはだかっている。
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去れる時に去れた人たちを救出するために米兵を危険に晒すことはしないとジェイク・サリヴァン。ウクライナに滞在中の米国人に対し、48時間以内に退避しろ、20日まで侵攻はないとは格言できないと。米は厳しい見通しをガンガン出してくる。politi.co/3HOQ2LC
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硫黄島での三週間の攻防戦における米海兵隊の死者数に達しようとしているロシア側の死者。 nytimes.com/2022/03/16/us/…
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「カマラ・ハリス問題」に関する渡辺将人・北大准教授の論考。 spf.org/jpus-j/spf-ame…
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しかし、彼女が率いた「リベラルなタカ派(liberal hawk)」の流れは途絶えつつあり、今回のウクライナ戦争でもそうだが、それ以前から人道的介入の声は小さくなっていた。リベラル・ホークはある意味、米国の単極時代の副産物。この辺りを拙著『介入するアメリカ』で論じました。
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CIRによれば撤退の様子の画像は捏造されたものであるということらしい。 twitter.com/Cen4infoRes/st…
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本来的には誰もが抜け出たいので、「陥落!」のニュースには反応するが、今後恐ろしいほど無関心になっていくことも考えられなくはない。アメリカは、世界は、日本は、アフガニスタンに関心を持ち続けることができるのか。あまり楽観的にはなれない。
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ちなみにオルブライトはNATOの東方拡大推進派でもあった。FPエッセーによれば、99年にチェコ、ポーランド、ハンガリーが加盟した際には涙したという。プーチンがヒラリーを忌み嫌っていたのはよく知られているが、その知的背後にはオルブライトがいたともいえる。
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ロシアが得意げに「ゲラシモフ・ドクトリン」を喧伝したことで効果が相対化されるどころか逆用されているという構図か。
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米軍のアフガニスタンからの撤収(そしてその結果の混乱)で、当然、アメリカの「(世界的な)クレディビリティ(信頼性)」の話になっていくが、当然のことながら、アフガニスタンで起きたことが、そのまま北東アジアの状況に当てはまるわけではないことは言うまでもない。安易なアナロジーは禁物。
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この「はじまり」と「おわり」の間にはあまりにも色々なことが起き、それを総括するには、ニーバーの「アメリカ史のアイロニー」の中から言葉を探すことくらいしか、すべきことが思いつかない。
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さらにいえば、この戦争はポスト・コロナ戦争とも位置づけられる。コロナ禍でZoom環境にラディカルに適応したことで、それが情報戦の重要な一局面を形成している。
cbsnews.com/news/zelensky-…
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ただし、これは残念ながら、ウクライナにとってできることをすべてやっているというわけではなく、アメリカの国益に照らし合わせて、できうる最善のことをやっているという意。
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国連の存在理由が事務総長のツイートの通りだとすると、戦争が目の前で起きていたら国連はそれは「戦争」と呼ぶべきだ。 twitter.com/antonioguterre…
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さらにいうと、紛争避難民が西ヨーロッパに大量流入する。はじめは受け入れるが、長期化すると多くの摩擦が生まれ、右翼政党の台頭を促す。右翼的価値相対主義(所詮力だ!)の勢いが西ヨーロッパにおいても増す。24年にはアメリカでトランプ政権が誕生する。
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ウクライナ「侵略」の経過。 twitter.com/ModJapan_jp/st…
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「エリート/リベラル=気候変動への関心=社会主義」ならば、むしろテスラを標的にすべきなんじゃないのと思いつつ、グリーン議員的にはやっぱりRice Burner(コメを燃やして走るクルマ=日本車)が標的なのは当然とういことか。 twitter.com/Knjshiraishi/s…
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一部こうした動きに迎合する動きがアメリカ国内にも出てくる。米の対中フォーカスがボヤける。下記リンクはそうした動きを予感させる、…というような連鎖が考えられる。 twitter.com/tnak0214/statu…
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先日の安保理公式協議もそうだが、舞台としての国連があつい。今度は国連総会が舞台|ロシア非難へ特別会合 安保理、40年ぶりの要請―国連総会:時事ドットコム jiji.com/jc/article?k=2…
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ウクライナ戦争は、市民がデバイスを持ち、SNSを介して発信することで、戦場の模様を市民が克明に記録、独裁者も取り上げることのできない情報がクラウド上にあがる。仮にゼレンスキー大統領が狙われた場合、最後の瞬間まで発信し続けるだろう。強烈なインパクトの映像になる。切断させてはいけない。
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ただ善と悪の価値観を投射するこの呼び方は、共和国側が事実上、コミンテルンに指示を受けるコミュニストに乗っ取られていく過程を踏まえると、適切な呼称ではないということになっていったのだと理解しています。(正確でなかったら教えてください。)
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バイデンがアメリカの国際的な評判を回復するという最重要のミッションを派手にファンブルしたことに憤りを禁じえない。
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もともと自分は穏健な共和党がしっくりきたが、もはや共和党の復元力には期待できそうにない。しかし、アイデンティティ・ポリティクスの方に舵をきる民主党も、洗練の極みの野蛮の方に向かいつつある。どちらも野蛮は野蛮。 nytimes.com/2022/02/04/us/…