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しかし、そのコンセンサスに基づいた政策運営(=撤収)において、バイデンは失敗したという評価は免れえないだろう。米政治の今後を考える時に、この問題がどれほど影響力を持つか、どれほど持続性があるかは不明。再介入論が勢いづく可能性はほぼゼロ。
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この戦争を、民主主義陣営 vs. 権威主義陣営の間の体制間競争の第一局面と見るのか、それともロシアとウクライナの間の固有な戦いと見るかによって、戦後構想の基本発想がだいぶ変わってくる。
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タリバンは周辺国他から、十分なインテリジェンスを供与されていたと。中国、パキスタン、イラン、とりわけGRU(ロシア)から。アフガニスタンにおけるアメリカのプレゼンスを崩壊させるプロットの存在を示唆(というか当然あっただろう)。 cnn.com/2021/08/17/pol…
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ただこれがバイデン政権の評価アップには一切つながっていない。むしろ依然として最低値に近い。
projects.fivethirtyeight.com/biden-approval…
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ただし、共和党の方も、本格的に「再介入」を訴えることは決してせず、バイデン批判の材料として徹底的に利用するということになるだろう。
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9.11という事象を意味づけようとする時、やはりフクヤマを起点にして論じざるをえない。
fnn.jp/articles/-/236…
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ちょっと意地悪ですけど核心をついてますね。特に右下の💬の中のシンクタンカーの発言が強烈な皮肉です。自分も何度となく同じようなことを言ってきました。一歩間違うと欲求不満が溜まった知的自己顕示欲を持った人たちの集まりですよね、シンクタンクのセミナーって。 twitter.com/nobu_akiyama/s…
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国連はそういう事実はないと反論。 twitter.com/UN_Spokesperso…
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代わりに「紛争」や「軍事攻勢」という表現を使えと。このツイートにはこの指示を出した内部メールが添付されている。 twitter.com/NaomiOhReally/…
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深刻な問題を提起する@ShinodaHideaki 氏の論考。仮に乗り切れたとしても、ほっと胸を撫でおろして忘れてしまっていい問題ではない。この問題を「オリンピック開催是非問題」に矮小化すべきではない。 agora-web.jp/archives/20523…
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@Yuichi_Hosoya @show_murano バイデンはまさに平時の指導者ですね。ただ、近い過去の大統領を振り返ってみても、この人ならばよかったという人はほとんどいません。おそらくパパ・ブッシュまで遡らないと…。あの人でなくてよかったという人がほとんどです。クリントン二期目は意外にいけたかもと思ったりもします。
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数時間後、事務総長も「war in Ukraine」とツイート。咄嗟の危機管理だろう。 twitter.com/antonioguterre…
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そうなると「ヤツらのシマ(勢力圏)には手を出すな」的な発想が一般化する。中国は西太平洋にさえアメリカが手を突っ込んで来なければ、共存できるという主張を再び始める。
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この論考が描くアイロニーはフィクションよりも奇なり。ビン・ラディンは、9.11テロ攻撃が全米でアラブ世界からの米軍の撤退を求める反戦運動を引き起こすと推測/期待。米国が対テロ戦争に突入することなど想像だにしていなかった。 foreignaffairs.com/articles/afgha…
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もともとゲラシモフ・ドクトリンは、ゲリラが敵を引きつけて自国内で戦うパルチザン戦の論理を対外侵略用に組み替えたものとも解釈できる。もし侵略に抵抗するパルチザンの側が泳げる「支持の海」があるならば、侵略する側は同ドクトリンをうまく援用できるはずはなく、普通の「侵略」になってしまう。
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NATOの東方拡大がロシアの脅威認識に十分に配慮したものではなく、現況の間接的な原因は「拡大」にあるとの見方を一貫して退けてきたアップルバウム。ウクライナ戦争後もその評価を変えていない。 washingtonpost.com/opinions/anne-…
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Japan is together with 🇺🇦Ukraine🇺🇦 as well. 現場にいなかったので分からないが、メッセージは「No War」でなく「Stop Putin」。正しいと思う。
fnn.jp/articles/galle…
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かつてマイケル・イグナティエフの『軽い帝国―ボスニア、コソボ、アフガニスタンにおける国家建設』(風行社)を翻訳する機会がありました。支配しようとする持続的な意志を欠く帝国であるアメリカの弱さを論じた本です。いまこの本の内容を思い返しています。 amazon.co.jp/dp/4938662663/…
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三番目が「ボルガ川沿いのテヘラン」とブランズが呼ぶもので、かつて露の民主化を担おうとした層は全て国外に流出、露は専制主義の度合いをさらに強め、超大国版のイランになるというパターンだ。いうまでもなく最悪シナリオだ。
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どうも露軍撤退はディスインフォメーションである可能性がある(と、中曽根平和研の大澤淳主任研究員の発信で知った)。それが一部だけなのか、撤退がそもそもないのか、まだ未確認。 twitter.com/tnak0214/statu…
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日本として対面QUADに人を送らないという選択肢はないし、行くとしたらやっぱり現職の総理がベスト。アフガニスタンでの巨大な失点からどうにか挽回したい自称外交通のバイデン、さらに四首脳の日程の再調整が当然のことながら困難だということを考えるとやむをえない。
news.yahoo.co.jp/articles/b6ac4…
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バイデンがジェノサイドという表現を用いたことを称賛するゼレンスキー大統領。これだけ重たい言葉(loaded word)なので、さすがにバイデン一流の失言ということはありえないだろう。 twitter.com/ZelenskyyUa/st…
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計算されたリスクを取るべきだとの意見が強まっている。2022年版のレンドリース法(武器貸与法)をと訴えるコラム。
atlanticcouncil.org/blogs/ukrainea…
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「右派スーザン・ライス」(ライスはかつて新しいモデルの大国間関係をoperationalizeすると発言)がでてきて、中国の勢力圏という発想を受容する、…というような構図はなんとしても防がなければならない。