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稚内にはもう3年も帰ってない。東京に来て改めて思ったのは「そうか、東京では多くの人々が18歳の子別れが少ないのだな」ということ。地方出身者にとって進学とは親子が離れ離れになることだった。「合格おめでとう!」の後、日に日に迫る別れ。生前の父の打ちひしがれようは見るも無惨だったらしい。
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>RT 僕は田中義剛さんが登場した頃から北海道でブレイクし、次第に人柄が知られるようになり表舞台での露出が減っていくまでの姿を見ていた世代です。見方によってはガチガチに規制されていた農業(酪農)にチャレンジしたビジネスパーソンとも言えたのですが、その帰結は世界史が示す通りでした。
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第二次世界大戦で日本は焦土と化したとか言われますが、日本全体の面積の何割くらいが焼け野原になったかご存知でしょうか。3割です。3割は確かに大きいです。人体の3割が欠損したら大抵死にます。しかし7割は無傷だったことは小さな話ではありません。田舎の人は食うに困らなかったのです。
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今回のロシアによる侵略戦争で改めて痛感したのは戦況分析や具体的な武器や装備の知識が、国際政治を考える上でとても有益であるということ。日本の場合、敗戦から冷戦期にかけてそれを忘れさせる仕組みがとられていたために、とても抽象的な理論(これは大切)しか重視されず車輪の片方が欠けていた。
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大学の先生というのは、友達だと思って気楽につきあっていると、一皮めくってみたら、実はとんでもない名家だったり、親族が教授、官僚、弁護士、医師ばかりだっり帝国陸海軍の士官がいたり、遡ればどこかの藩の重臣だったり油断できないのだが→
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一般論として陰口は必ず本人に伝わります。ですからむしろ私たちは陰口を本人に伝えてくれる人の意図を疑うことから始めた方が良い。陰口を言う人以上に邪悪な意図を持っている可能性が低くないです。特徴としては、「盛る」か、「断片に留めて」不安に陥れるかします。好意であることは少ないです。
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スマホの写真には映りませんが、実は空間は全て蚊で満たされています。フロギストンのように。自宅に着くまでに蚊の大群の中を通過するのです。豊かな自然を映した写真には蚊は映らないのです。そして問題はこの街灯です。暗くなると灯されますが、あらゆる種類の虫がこの街灯の光に集まります。
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「鉄道でつながっている」というのは文化的紐帯が存在している感覚があって、これは自動車やバスではあ代替できないのですよね。ただ稚内に住んでいる母と話していても、諦めが凄い。「もう駄目だ」と。
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11月から皆さんは、アメリカ大統領選挙で「えええ?」という話をたくさん目撃すると思います。中にはそれがデモクラシーの国アメリカの終わりというか成れの果てだという論者も出るでしょう。しかし残念ながら、まさにこれがアメリカン・デモクラシーなのです。そういう視点で映像を見てください。
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今朝とても悲しい報せを受け、授業に少しの支障をきたしてしまった。項目を飛ばしたり、途中で話が止まったり。それで「脱線ですが」とした上で、「私は大学の先生という職業にあります。職業というのはそれに伴う技量を磨き義務を果たし、それによって対価を得て生命をつなぐという側面がありますが→
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以前書いたことですが、僕の父親はたいへんな読書家でした。でもある時期から(今の僕くらいの年齢の頃)、その読書は「自分の知っていることの確認」になって行きました。心地よいものだったと思いますが、こうなると読書は知的発展の営みにはなりません。読んだ分だけ視野が狭くなることもあります。
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真面目な話、氷河期世代はどうなるのだろう。大学業界というやや特殊な断片に身を置いていて気づいたのは、ある時期から、70年代生まれの人々の履歴書は門前払いになり80年代から検討の対象に入るようになっていた。70年代を棄民すると色々な収支は綺麗に合うようになる。近く悪役にされるのだろう。
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「戦争強いのと実務能力は一致してないとは意外ですね」と尋ねたら、色々話していたが要約すると、部隊内での細かなことが分かるタイプは仕事増やすんだと。実務能力は大事なんだけど、実務屋さんを指揮官にすると大変なんだと。研究と学内業務の関係みたいで興味深かった。
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論文というのは「その時の全力を出した上での諦め」によって完成します。私も博士論文も印刷機から死んで生まれた」シロモノでしたがそれで博士の学位を得た時にはどこか物悲しいものがありました。でもそれが10年くらいして評価されて今、忙しくしています。大事なのは完成度ではなく書き上げること。
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僕はアメリカ建国史が専門なので、例えば日本の近現代史とか東洋史に関わる知識は平均的です。ただ年齢の分だけ学生よりは上手に史料は探せますが、(ああ、これは分からんな)と思ったら専門としている先生にお尋ねするように指示します。すると、見事にGoogleさんは機能します。
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大学にも就活にも落ちたことない人の人生観とか世界観ってどうなっているんだろう。親しい人で全部現役合格という人は何人もいるし決して彼らに馬鹿にされたこともないが、(亜種だな)と実は内心思っている。僕は一度も落ちずに前身したことが一度もない。大学も、大学院も、就職も。
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日本が学位の高さよりも出身大学(さらには出身高校)に主たる関心を示すのは、「地頭(じあたま)」主義の現れが一端にあると思う。常に変転する世の中への対処法であるようにも見える。でもこの「地頭(じあたま)」なるものは、本当に有効なんだろうか。先の大戦を見る限り、ノーなんじゃないか。
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「どうだろう?伝わったかな?で、厳密にいうと今の説明では色々と問題があるので、・・・・」と静かな会場で敷衍した説明してたら、蒼白な顔で腕組みして返事もしてくれませんでした。今から思えば無作法だったかと思います。人には立場があります。大人気なかった。今ならそんな返答はしませんね。
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「知は力」。アメリカ南部の黒人奴隷に気まぐれに文字を教えた妻に激怒したプランターの夫は、実感としてそれを認識していた。奴隷作りたければ、不採算大学をどんどん潰せば良い。しかし弱者の集団が世界の蛮族に勝てるわけがない。大学には卒業して経験積んでからも何度でも戻るべき。知は力だから。
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叔母が某新新宗教の信者だったのですが、「1999年人類滅亡の危機」はいくつもの新新宗教で使われてましたね。叔母が入信していたのは霊言系だったのでノストラダムスご本人が教祖を通して話してました。皆さんご存知の通り、1999年は何事も起こらなかったのですが私が印象的だったのはこの後でしたね。
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この時期に放映される戦争特集に飽きてしまった。理由は、日本の戦争に未だに国民性に着地点を見出すつくりから脱却できていないから。日本だって経済力と工業生産力があれば、精神論など唱えていなかったし無茶な作戦指導もしていなかった。問題なのはそこじゃないのになあと毎年思う。
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皆様に何の価値もないご報告です。東京に来た時、私の預金残高は84円でした(87円だったかもしれない)。今は、100万円を堅調に超えています。今年中に200万円に届くかもしれない。天文学的な数字です。上京して劇的に生活費が下がりました。
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理系は知らないが僕が所属している人文社会系の学会は、完全ボランティアが普通です。つまり査読したり、研究大会の設営、論文書き、これ全部、土日の業務なのです。以前、某学会誌の編集委員だった時、7時間におよぶ会議が終わり皆で夕食していた時つい「これ、全部本当にただ働きなんですね」と。
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50年生きてきた人間の若い人へのアドバイスです。もしその助言があなたを黙らせたり萎縮させたりするものだとしたらそれは呪いです。呪いには特徴があります。呪いを受け入れる人間にしか効かないということです。受け入れてはいけません。
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しかしもっと恐ろしいものがありました。ガス料金と電気料金の請求書でした。そもそも林の中に住宅を建てたのは東京の工務店でした。東京の工務店なので、住宅は北海道仕様ではありませんでした。底冷えが酷く足が氷のように冷たくなりました。冬の電気代一月で3万円でした。ガス代は4万円でした。