二塁(@atohz_chiri)さんの人気ツイート(新しい順)

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何も知らされないうち故郷の伊豆から立ち去るはめになり、望まない寺での生活、馴染めない義母へのストレス、鎌倉での違和感をずっと抱え続けてた下の子実衣にとって、全成という存在が、その人が起こせるはずの風が、その人に似合うと言われた赤が、どれほど重みがあったのかと思うと… #鎌倉殿の13人
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結構前に描いたものですが、『阿弖流為』プレゼン画像再掲。 台詞は割と現代風、というか新感線色が強いので、歌舞伎を見慣れてなくてもスッと物語に入り込めます。自分もそうだった。そしてますます沼にハマった。 とりあえず、長い棒を持たせたら最強イケメンになる勘九郎さんをみんな見てくれ…
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泰時のお土産キノコ。 父のアドバイスを真に受けたおかしみ、父を見習っての生真面目さが少々度を越してるのが、山盛りいっぱいの画に現れてておかしいし、また、返せる米は一粒もないと領民が訴える伊豆からの土産だと考えると、領民から泰時への感謝の現れかもしれないんだなあと。 #鎌倉殿の13人
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しかし小四郎、兄上は民のことを思ってたと言ったり、割と思い出補正かけやすい傾向はあったけど、八重さんが心開き笑ってくれた理由に、自分の誠心誠意尽くした言葉より、木曽土産のキノコが上位に記憶づけてるのなら、ほんと芯のトンチキ部分は変わってないな… ちょっと安心はする。 #鎌倉殿の13人
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いやもしかしたら、小四郎が中身を見るか否かで善児の命運を試すと同時に、もし見たとして善児を生かし使うか否かで小四郎が「坂東武者の世をつくる」ため今後どう非情に振る舞えるかまで試していたのか。 どちらにしても、善児という天命を梶原から受け取ってしまったんだな小四郎… #鎌倉殿の13人
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ああ… 御家人の中で誰よりも天命を信じてた梶原景時が、御家人の中でも特にドライな小四郎に「兄宗時の仇が誰か分かる巾着」を預ける運試しを仕掛けたのか… 上総介の館での言葉を再確認しつつ、最期どころか自分が死んだ後までも小四郎が選ばれているか試す梶原が、どこまでも梶原だ… #鎌倉殿の13人
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著しいのも程々に / 鎌倉殿 頼家と6人衆が迷い犬の飼い主を探す愉快なスピンオフが見たい。 というか、若者たちが道の掃除や犬の保護をやってるうちに5年くらい平和に過ぎる世界線はどこかにないですか。
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富野監督が、毎週日曜に鎌倉殿を見て、日芸後輩な三谷さんに対して本気で悔しがって気が滅入ってる……というお話が面白かったのでメモ。 /富野由悠季監督が『G-レコ』で描きたかったのは“宇宙開発全否定”の物語。まったくプレイしないというゲームのことも聞いてみた famitsu.com/news/202207/30…
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頼家が、子を生んだせつでなくつつじを正妻に望んだのは、血筋以上に、乳母父である比企への煩わしさもあったとしたら、つつじからも心が離れ次はゆうに惹かれたのは、先週つつじが政子の薫陶を受けてるのを見たのもあるのかな。比企や政子=”親”の影響下にない、俺だけの女がほしいと。 #鎌倉殿の13人
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それにしても、たとえ毎回事態を悪くするピタゴラ装置の天運に恵まれてても、上総介の死に涙し、義高を救おうと奔走し、自ら危険なほうへ向かう九郎や静御前に本気で怒ってた小四郎が、武士として華々しく散る梶原の望みを酌んで追手を差し向けるの、成長だなどと言えない切なさがある #鎌倉殿の13人
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平六が梶原排除を企むのは政治的意味以上に、爺様の件もあるだろうし、朝光を使い実衣を狙ったのは、亀の前事件など彼女が嘴突っ込んできた姿も知るからだろうし、ほんと過去の所業が今を追いかけてくるなあ… それで全ての始まりだった千鶴丸の下手人善児を小四郎が譲り受ける重さよ。 #鎌倉殿の13人
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源氏の証=女好きを伸ばそうとし、忠臣を殺そうとする。近しい家臣に言葉をかけても、実はその年齢も把握してない。上総介誅殺のように誰かを見せしめにしようとして、実は御家人同士の争いに乗せられ油を注いでる。偉大な父を超えたくても、表面しかなぞれてない頼家の空回りがつらい。 #鎌倉殿の13人
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こうして、言ったこともやったことも全て返ってくる厳しい #鎌倉殿の13人 世界観を再確認した回で、「天に選ばれた為政者」という概念に梶原が仕えてきた、その働きの象徴でもある善児を小四郎に譲り渡すことの、祝福と呪いの重さよ…
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一応吾妻鏡では平六と「断金の朋友」とされている(だから今回の件で義村が動くのも納得できる)朝光さんが、こんなパッと出てきてどう話を進めるんだろうと思ってたら、まさか金を切断するどころか銭金で繋がってる仲に描かれるとは思わなかった。いやほんと予測不能だな面白い… #鎌倉殿の13人
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「忠臣は二君に仕えず」を言った王燭は命を絶ったはずだと梶原が結城朝光に厳しく迫ったことも、鎌倉殿による天下草創のため上総介を斬ったことも、全てその本人に返ってくる厳しい展開を見せた上で、その梶原が、かつて小四郎に言い放った源氏は飾りの言葉を再確認するのか、そうか… #鎌倉殿の13人
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例の発言、女はどうせ史料など読まないだろうと決めつけるミソジニー、特定の人物を推すことと現実で”お近づき”になりたいこととを混同する異性間恋愛中心主義、フィクションとして愛でることを自分の分野より下に見るマウントとが何重にもなってるから、こんなにもキッッツイんだな…
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フィクションに学問の領域を侵食され実質的迷惑を被ること、もしくは危機感は実際あるのだろうとは思うものの、そのことと、自分たちの領域で楽しんでる他人の愛し方を馬鹿にする(もしくはそう見られても仕方のない発言をする)こととは、また別問題だよなあと。
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800年も前に存在した人の名と人生がなぜ現代まで残ってるか、公式記録の文書や”史実”とされるものだけでなく、いわゆるイケメンと描くその時代々々の物語や錦絵による受容の仕方も、歴史を次代に伝えてきた人々の営みの一部で、今の様々な好きの在り方も、同じ大きな流れの一部だと思うんですけどね…
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遠い鎌倉から伝わってきた情報だけで、暗殺ではない、落馬の可能性、原因は目まい…と名探偵していく後鳥羽院の直感と理詰めと解析が、いかにも多分野で天才性を発揮した帝王らしい登場ですが、このリモートで全て掌握した気分に浸っている危うい万能感が、承久の乱への土台にも見える。 #鎌倉殿の13人
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そして小四郎も、かつて頼朝が「坂東とわしとどちらを選ぶ?」と聞いたとき、即答できない程度の気遣いと迷いはあったけど、今同じように傍にいてくれと頼む頼家には、あくまで13人の一人=御家人として一線を引き助言しちゃうのが、冷徹な政治家への成長であり、悲劇でもあるんだな… #鎌倉殿の13人
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信じてなくても1対1なら「お前だけが頼り」と心を掴む言葉が吐けた頼朝と、皆の前でお前らなど信じてないと堂々言ってしまう頼家の差。いつでも殺される可能性を周囲に感じつつ流人時代を生き延びた頼朝と、矢が下手でも寄ってきて助言くれるおじさんに囲まれ育った若君の差でもある… #鎌倉殿の13人
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作品名『鎌倉殿”の”13人』で、鎌倉殿と称されるトップの意思、影響下で働くから「の」13人なのかな…と引っ張ってきて、ついにタイトル回収のはずの回が副題「鎌倉殿”と”十三人」で、「と」で並立されるの、鎌倉殿を継いだ二代目と13人の力関係、隙間風を端的に示してて、ほんと巧い。 #鎌倉殿の13人
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マンガ描こうかと思ったのですが、この1頁だけ下描きしたら割と満足してしまいました。 烏帽子にサングラスも平六なら許される。 twitter.com/atohz_chiri/st…
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#志摩一未誕生祭2022 平凡で代わり映えしなくてくだらない7月8日を、これからも相棒と一緒に積み重ねていってほしい。
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決してあってはならない暴力行為への衝撃や戸惑い、至極真っ当な「許せない」という感情が、全く関係ない属性・団体への反感敵意に誘導させられたり、本来無関係であるべき議論がその情緒で曲げられたりは、歴史を見れば嫌というほど前例があるので、ほんと冷静でなければな…と自分をここで戒めておく