日本小児科学会のInjury Alert (傷害速報)で新たに 「弁当用ピック誤飲による下咽頭異物」 が掲載されています. 1歳の児が誤飲して下咽頭食道異物となり, 最終的に全身麻酔下で摘出されたという事例です. 弁当用ピックはよく用いられていると思うので注意しましょう. jpeds.or.jp/modules/injury…
<日本脳炎ワクチンについて> 2021年度は日本脳炎ワクチンの供給量が減少して不足することが見込まれています. そのため, 4月以降, 供給が安定するまで 「標準的には3歳で接種するI期(1・2回目)を優先する」 予定になっています. また2022年度に増産して対応するようです. mhlw.go.jp/content/000720…
水痘にかかった小児での, 脳梗塞をはじめとして中枢神経系の合併症を併発した例を分析したカナダでの研究では, 脳梗塞をはじめとして様々な合併症が報告されています. またこれらの例のほとんどはワクチン接種歴不明か未接種だったことも示されています. pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25063723/
日本においても, 昨年でもワクチン未接種の幼児における水痘罹患後の脳梗塞が症例報告として報告されています. 詳細は省きますが, 現在の日本でも重篤な合併症併発例は十分に起こり得るということを示唆していると思われます.
何度も言及するようですが重症率だけ比較しても不十分です. たとえばAの重症化率がBの1/2でも、Aの方が病気は10倍発生しやすかったらら, 実際により脅威となるのは重症化率の低いAの方です.
こういった強力な小型磁石は誤飲するリスクやその際の問題が大きいです. いろいろ意見のあるところでしょうが, 現状よりもルールがあってもよいかもしれないとは思います. ただ, それと同時に危険性についてさらに知ってもらう必要もあるでしょう. news.yahoo.co.jp/articles/5cf85…
mRNAに関して… ここではあまり需要はないと思いますが, こういう図の方がわかりやすいんですかね. 別の場所での説明を意識してのことなんですが.
【リマインダー】 お子さんの予防接種, 忘れてないですか? 特に ・B型肝炎ワクチンの3回目 ・水痘ワクチンの2回目/4種混合ワクチンの4回目 ・日本脳炎ワクチンの1回目 はやや忘れられやすい印象がありますので気を付けましょう. jpeds.or.jp/modules/genera…
【全国におけるRSウイルス感染症の発生状況】(第21週) (5月24日〜30日) 最新の流行状況に関するデータがほぼ揃ったので共有します. 全国的にも報告数の増加傾向が強くなっており(グラフ参照), 多くの都道府県は前週と比べて報告数が多くなっています.
「また、「消毒剤を(トンネル内、小部屋、個室などで)人体に対して空間噴霧することはいかなる状況であっても推奨されない」としています。」 やめましょう. mhlw.go.jp/stf/seisakunit… twitter.com/AKB48_staff/st…
覚えておきたいこととして以下の内容があえて太字で記載されています: 「どんな親や保護者であっても, とても愛情があり注意深い人でさえ, 後部座席に子どもを忘れる可能性がある」
米国小児科学会の「子どもの車内での熱中症について」の記事ですが, 以下のような内容が紹介されています: ・子どもは大人より3-5倍早く体が熱くなりやすい ・体温が40℃を超えると臓器障害が起こりはじめる ・体温が約41.7℃を超えると死亡する可能性がある healthychildren.org/English/safety…
ご指摘の通りで, 現在かぜなどに対して一般的に小児科医は用いない第1世代抗ヒスタミン薬は市販薬ではよくもちいられています. 知る限りでは, 子ども用市販薬のうち ・かぜ薬 ・鼻炎薬 ・咳止め ではほぼすべてに第1世代抗ヒスタミン薬が入っています. twitter.com/S96405539/stat…
国立感染症研究所から 「新型コロナウイルス感染症に関する国立感染症研究所ホームページの不適切な引用について」 が公表されています. やめましょう. (画像はリンク先の内容の全文のスクリーンショットです) niid.go.jp/niid/ja/others…
「卵アレルギーがあるならうちではインフルエンザワクチンは接種しないと言われました」 現在は卵アレルギーがあっても, 多くの場合, インフルエンザワクチンは接種できるようになっています. 専門家と相談しながら, 接種できるような機会が得られる方法を検討されることをオススメします.
特に新型コロナウイルスが流行しはじめてから, 偽って医師などの医療従事者を名乗った匿名のアカウントが散見されやすくなった印象があります. ただ医師からみれば, 匿名であっても本当にそうなのかはほとんどの場合は判別可能ですし, そもそも問題がありますので, ぜひおやめください.
複数の先生方に教えていただきましたが, パラインフルエンザウイルス3型感染症が散見されているようですね. パラインフルエンザウイルス3型感染症はRSウイルス感染症と比べると全体的には症状は軽い傾向はありますが, 両者は似たような症状を引き起こし臨床的には区別できないとされています. twitter.com/nuno40801/stat…
科学的に根拠のない意見を, 科学的に根拠のあるものと同じレベルで紹介してはいけないですし, 医療ににおいて「〇〇と言う人もいるけど, ▲▲と言う人もいる. 紹介はするけどどれを信じるかはあなた次第」みたいなのは本当にもうやめてほしいですね twitter.com/nuno40801/stat…
パンは窒息のリスクの高い食べ物で, 目安の年齢を過ぎているといっても乳幼児期ではリスクはある点は気をつけるべきでしょう. またこういった製品は子どもの手元に届く範囲に置いたままにしてしまいやすい気がするので, 置く場所の管理は徹底すべきでしょう. news.yahoo.co.jp/articles/7a5f7…
佐賀県における, 「今年度のブタでの日本脳炎抗体保有状況」が公表されていますが, すでに今年度でも日本脳炎ウイルスが蔓延していることを示唆する結果が出ているようです. そろそろ日本脳炎に関してもより注意の時期に来ているかもしれません. kansen.pref.saga.jp/disease/1033?y…
「総じて、症状のある園児を休ませることさえしていれば、それ以上の行動制限を園児に求める必要はないと思います。自由にさせてあげましょう。その分、職員が手洗いなど感染管理を心掛け、換気などの環境整備を地道に行います。」 具体的で参考になるオススメの記事です. news.yahoo.co.jp/byline/takayam…
「1歳未満のインフルエンザワクチンは効果がないと言われました」 かつてはそのように考えられた時期もありますが, 現在では接種方法の変更やエビデンスの集積により, 1歳未満であっても効果は期待できるようになっていますので, オススメしたいです.
子どもでも感染者がとても多い状況となってきますが, 子どもの感染に関する確かな情報は決して多くありません. そんな中, 子どもの「自宅療養」でのポイントについて, 最新の状況を基づいて改訂されたようです. わかりやすく, とても参考になると思います. twitter.com/ncchd_pr/statu…
とても重要なことなので引用RTでお答えします. 体が自分で体温を上げようとした「発熱」と, 熱中症などの体の外からの影響で勝手に体温が上がってしまった「高体温」は似たようで違う, と考えてもらえればよいと思います. 発熱の場合, それ自体は臓器障害を引き起こさないとされています. twitter.com/MMedinfo/statu…
「検査の陽性率が下がった、という結果です。うがいによって、一時的に新型コロナが検出されにくくなっただけなのかもしれないのです。」 内容・表現どれもとってもすばらしい記事です. news.yahoo.co.jp/byline/horimuk…