若干忘れられがちかもしれませんが, 12歳未満の子どもたちの新型コロナワクチンの接種率は未だに0%ですので, そこのところは忘れずによろしくお願いいたします.
残念ながら適切ではない情報ですが, このような情報が非常に拡散されるところに情報の扱いの難しさを感じますね. とても基本的なことですが, 運動した方が心臓の負担は増えます(より頑張る必要があるため). またそれと発達にどのような関係があるのか?というのが, この場合まず考えるポイントですね. twitter.com/mamepina/statu…
コップが医療機関, 水が患者さんとしたときに, コップを落として割れて水がこぼれるのが医療崩壊ではなく, コップに水を注いで入りきらなくなって静かにこぼれていくのが医療崩壊でしょね. そして自分がこぼれた水になる可能性もあるということです.
大事なことですが, 本当に効果があるものなら医療機関で広く用いられているはずです. 効果があるものが医療機関より先に一般の方の間で噂として広まる, ということはまずないですので, そこは抑えておきましょう.
看護師さんが製作した外勤先の外来の時計 (ちゃんと動く)
<今日のスペースのまとめ> ・小児科医からみて子どもの市販のかぜ薬の中でオススメできるものはない ・様々な成分が含まれているが, 現在の小児科の一般的な見解に照らし合わせると好ましくないポイントが複数あるため ・受診するまで一時しのぎとしても使って有益となることはほとんどないだろう.
【水で膨らむビーズに注意!】 水で膨らむボール状の樹脂製品がいくつか売られています. 商品によりますが大きいものでは膨らむと5cm程度になり, 誤って飲み込むと体内で大きくなって問題が発生するリスクがあります 小さいお子さんのいる場合はオススメできません. j-poison-ic.jp/report/151002/
以前にも紹介しましたが, 市販の子ども用の解熱薬には坐薬や飲み薬で様々なタイプがあります. 医療機関で子どもに一般的に処方される解熱薬と同じようにいずれも主成分にはアセトアミノフェンが用いられており, 解熱に関しては市販薬も十分選択肢となりえます.
新たに発売されるようですが, 成分として第1世代抗ヒスタミン薬が用いられており, その他の成分と考慮しても, 小児科医としてはオススメできる商品ではないですね. news.yahoo.co.jp/articles/861c2…
急性胃腸炎とりんごジュースの話題が出ていますが, 子ども(6か月から5歳)において軽度の脱水を伴う急性胃腸炎に対しての経口補液方法として, 2倍希釈の100%りんごジュースを用いた方法が知られています. 水と1:1で希釈したジュースを一定量飲ませて, その後に子どもの好む飲み物を与えるものです.
この記事は本当にすばらしいですね. 医学的内容もそうですが, 子どもなら何ができるかというのも提案されている点がいいですね. 今もそうでしすし, 今後もどこで同じような災害が起こるかわからないので, 是非一読をオススメします. news.yahoo.co.jp/articles/e1139…
時間が経つにつれて「ハイリスクな行動をとっても結果的に大丈夫だった」という人は増えてきます. 一度その成功体験をするとその後のハイリスク行動の敷居は低くなりやすいので, 呼びかけても制限がない限りはハイリスク行動をとる人は減りにくくなる, というのが個人的見解です.
うちの子どもの幼稚園での感染拡大から逆流してきて, わが家もほぼ陽性となり一家全滅となりました. 状況的にもうんのよさ勝負だったので仕方がないですね. 幸い私も子どもも無症状なので, 時間ができた分でTwitterで有用な情報発信に力を入れられるとポジティブに考えたいと思います.
ステロイド外用薬が必要な患者さんはたくさんいます. こういった内容はそれらの必要な治療を受ける機会を失わせる恐れがあり, それにより好ましくない結果を招くリスクがあることを考えるべきです. 今の時代にこういった放送が行われることは, 控えめに言って, 想像力を欠いていると思います. twitter.com/gyoten_ntv/sta…
子どもたちのことを考えているのであれば, 寄贈しないのが一番です. news.yahoo.co.jp/articles/02f3b…
スイマーバの公式がそういった認識だとは驚きました. 実際に事故が発生しており, 使用法が適切でなければそういったリスクを伴うという事実は知ることには一定の意義があるかと思いますが.
小児科医なら大体の方が懸念されているとは思いますが, 乳幼児健診がストップしてしまっているのは結構気になるところです. 早くに気付いた方がいいものもやっぱりありますから, これが長期的に及ぶようになると弊害が起こることが懸念されますから. 個別で積極的に相談できていればいいのですが…
水ぼうそう(水痘)は昔かかって自然治癒した人も多くいると思います. たしかに水痘は「ほとんどは」問題なく自然治癒します. ただ脳炎や脳梗塞といった中枢神経系の合併症を稀に引き起こし, それが誰に起こるかわからない以上, かからない方がよりよいです.
小児科医としてやってると, ワクチン普及後の効果を特に実感しやすいですね. 小児科医として仕事をし始めた2012年頃は水痘(みずぼうそう)やロタウイルス胃腸炎はよくみかける病気でしたが, その後のワクチンの普及で両者はほとんど見かけない病気になった印象があります.
停止していた側のメーカーのおたふくかぜワクチンの供給が10月25日から再開されることが公式に発表されました. 再開後, 徐々に供給が安定してくると思われるので, 徐々に接種しやすくなってくると思われます. news.yahoo.co.jp/articles/174f1…
1歳未満と1歳以後の窒息の対応法については日本小児科学会の「こどもの救急」の「窒息」のページでも紹介されています. (他のページも参考になるところが多いので, そういうものがあるということを覚えておくだけでも役立つかもしれませんね) kodomo-qq.jp/jiko/index.php… #SNS医療のカタチONLINE
昨日(2022/7/25)紹介した「市販の子どもの解熱薬」の一覧を一部改訂して, より質の高いものにしました. 主な改訂ポイント: ・小中学生用ノーシンピュアからノーシンアセトアミノフェン錠への差し替え ・対象年齢の上限を追記
当たり前ですが, 人体は体に入ってきたものを自然か人工かでは区別しません. 区別するのは自己か非自己かです.
大晦日の晩はごちそうを食べる, というのは昔から当然だと思ってましたが, 数年前にそれは北海道(と東北の一部)と聞かされ驚きました. ただそれでも信じていなかったのですが, 先週のサザエさんで大晦日の夕食に蕎麦だけ食べているのを観て, 本当にそうなのか?とようやく思うようになりました.
JAMA Pediatrics誌の一般の方向けのページでの「乳児にとっても安全な睡眠環境」について: ・かたく平らな寝床を使用する ・睡眠スペースに柔らかい寝具(枕, ブランケット, ゆるいシーツ, おもちゃなど)は置かない 安全のため絵のような環境が望ましいことがわかっています.